【米国株動向】JPモルガン、7~9月期決算はコンセンサス上回る増収増益に

ZUU online / 2019年10月18日 14時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年10月15日投稿記事より

JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)が15日に発表した第3四半期(7~9月)決算は、金利の低下傾向や貿易戦争の不透明感にもかかわらず、アナリストのコンセンサス予想を上回る増収増益となりました。

市場は全般的に好調な決算を好感し、株価は3%上昇しました。

■ 第3四半期決算の概要

  • 第3四半期の総収入は前年同期比8%増の301億ドル(約3兆2500億円)で、アナリスト予想の285億ドルを大きく上回りました。1株当たり利益は2.68ドル(前年同期は2.34ドル)で、やはりアナリスト予想の2.45ドルを上回りました。

  • ローンポートフォリオは前年同期比3%増、預金残高は5%増となり、第2四半期から加速しています。

  • 総資産は2兆7700万ドルで、前年同期比で約6%も増加しました。

  • 消費者向け業務では、モバイルバンキングのアクティブユーザー数が12%増加しました。窓口サービスよりはるかにコストが低いモバイルバンキングの拡大は、JPモルガンにとって追い風となっています。

  • 消費者向け業務ではさらに、クレジットカード販売および顧客の運用資産残高が10%増加しました。

  • トレーディングに関しては、債券取引収入が25%増の36億ドルと好調で、株式取引収入の低迷を補いました。

  • なお、ROE(自己資本比率)は前四半期の16%から15%に低下しましたが、それでも米主要銀行の中では最高水準です。

決算発表プレスリリースの中でCEOのジェイミー・ダイモンは、経済のポジティブな面として、堅調な消費者動向、賃金増、低失業率を挙げ、ネガティブな面として、貿易摩擦および低水準の設備投資を指摘しました。

■ 結論

低金利環境など銀行にとってビジネスの成長や高い収益性の維持が困難な環境下、JPモルガンは市場の期待に応えました。

特に消費者向けモバイルバンキングやクレジットカード販売、トレーディングでの債券取引収入が堅調でした。

第3四半期決算発表が始まったばかりで、各セクターの決算内容が注目されますが、銀行セクターに関してはJPモルガンが好調なスタートを切りました。(提供:The Motley Fool Japan)

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