脳全体を“バランスよく活性化させる”ことは可能か

ZUU online / 2019年10月21日 6時45分

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(画像=Peshkova/Shutterstock.com)

(本記事は、呉 真由美の著書『頭の回転が超速くなる! 「速読脳トレ」で成功する勉強法』辰巳出版2019年4月16日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

■右脳神話

20年近く前に「右脳を鍛えましょう」という「右脳神話」がありました。能力開発セミナーなどで、絵が描かれたカードを瞬時にめくって、その絵が何かを答えさせたり、暗記させたりしながら右脳を鍛える訓練法が注目を浴びました。

それらを否定するつもりはありませんが、私は、
「なんで右脳だけ鍛えるの?」
と、ずっと思っていました。

現在も世界中で脳の研究は進められていますが、いまだ人間の脳の全容は解明されていません。人間は全脳力の割程度や数%しか使っていないと、様々な研究で発表されていますがそもそも全能力、100%、つまり10割や100%とはどんな状態ですか? 能力の100%がわからないのに割合や何%が導き出されることに疑問を覚えています。

そんな話をしながら、
「え? あなたは自分の脳力を3割しか出さないようにしているのですか?」
と、いつも質問します。そうするとほとんどの人は、
「いえ、私は毎日100%出しています!」
と、おっしゃいます。その人にとってはそれが100%であり、つまり全力なのです。速読するには右脳か、左脳かなどと考えても仕方ありません。

「さあ、今から右脳だけ使いましょう」
と言われても、自分ではコントロールできませんよね。

私がお伝えしている速読脳トレは右脳とか左脳とかではなく、全脳です。脳全体がバランスよく活性化できればいいですよね。

じつは先日、ある企業さんのご好意で、速読脳トレをしている最中の私の脳の血流を測っていただきました。その企業では通常、デモストレーションでルービックキューブをやりながら測定するそうですが、本来なら脳の一部の血流が良くなって赤くなるところ、私の脳は全体的に真っ赤に! これには測定してくださった社員のみなさんが、
「想像以上だ」
とすごく驚かれていました。

以前、別の研究所で測定した時も同じような結果だったので、やはり速読脳トレを行うと、脳の血流が良くなるということを科学的にも実証できたのだと思っています。
(もちろん、速読脳トレをした方が全員、同じ結果になるというわけではありません)

この結果を踏まえても、速読脳トレを続けることによって「脳全体をバランスよく活性化させる」とは可能であるといえるのです。

呉 真由美(くれ・まゆみ)
一般社団法人脳開コンサルタント協会会長。「速読コンサルタント」として、全国で速読脳トレセミナーを開催。サッカー柴崎岳選手、ハンドボール宮崎大輔選手など「速読脳トレ」で実力をさらに開花させたスポーツ選手、著名人多数。多くのテレビ番組にも出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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