【米国株動向】IBM決算:売上高がコンセンサス下回り株価下落

ZUU online / 2019年10月21日 11時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年10月16日投稿記事より

IBM(NYSE:IBM)は16日夕方、第3四半期(7~9月)決算を発表し、売上高はアナリストのコンセンサス予想を下回り、5期連続の減収となりました。

市場はこれを嫌気し、株価は時間外取引で約5%下落しました。なお1株当たり利益はアナリスト予想を若干上回りました。

第3四半期の減収については、メインフレームの低調な売上に加え、為替変動、事業売却、レッドハット買収に関連した会計調整の影響があります。

なお、2020年は一転し、今度はメインフレームとレッドハットの売上が大きく貢献すると予想されています。

■ 第3四半期決算の概要

【売上高】
≪2019年第3四半期(7~9月)≫  180億ドル
≪前年同期比≫  -3.9%
≪アナリスト予想との比較≫  1億9000万ドル下回る

【非GAAPベースの1株当たり利益】
≪2019年第3四半期(7~9月)≫  2.68ドル
≪前年同期比≫  -21.6%
≪アナリスト予想との比較≫  0.02ドル上回る

出典:IBM。GAAP(米国一般会計原則)

第3四半期決算は、レッドハット買収関連でやや込み入った状況となりました。

レッドハットの売上計上は3億7100万ドルに過ぎず、買収されていなかった場合の想定売上9億8700万ドルを大きく下回っています。

この違いの大半は、買収関連会計調整とIBM・レッドハット間の売上除外によるものです。

為替変動(ドル高)と事業売却も大きく影響しています。

これを除いた場合、IBMの全売上高は前年同期比0.6%減でした。クラウド事業の調整後売上は前年同期比14%増の50億ドルでした。

■ セグメントごとの業績

【クラウドおよびコグニティブ(AI関連)ソフトウェア(含むレッドハット)】
≪売上高≫  53億ドル
≪調整後前年同期比≫  8%

【グローバルビジネスサービス】
≪売上高≫  41億ドル
≪調整後前年同期比≫  2%

【グローバルテクノロジーサービス】
≪売上高≫  67億ドル
≪調整後前年同期比≫  -4%

【システム】
≪売上高≫  15億ドル
≪調整後前年同期比≫  -14%

【財務】
≪売上高≫  3億ドル
≪調整後前年同期比≫  -11%

出典:IBM

セグメント別では、グローバルテクノロジーサービスは、予想より低い顧客の利用量で低迷しましたが、クラウド契約は60%増でした。

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