【米国株動向】ジョンソン&ジョンソン、ベビーパウダー自主回収で株価急落

ZUU online / 2019年10月22日 15時0分

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出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年10月18日投稿記事より

ヘルスケアの巨大企業ジョンソン&ジョンソン(NYSE:JNJ)は18日、ベビーパウダーの一部をリコール(自主回収)すると発表しました。

同社のプレスリリースによれば、FDA(米食品医薬品局)が行った検査で微量(0.00002%以下)のアスベストが検出されたため、「十分な用心のため」リコールを開始しました。

この発表を受け、株価は約6%下落しました。

なお、15日に発表された同社の第3四半期(7~9月)決算は、アナリスト予想を上回る増収増益となり、同日に株価は2%以上上昇していました。

リコールは、同社が2018年に米国で出荷した1ロット(約3万3000本)が対象で、事業には大きな影響を与えないとみられます。

しかし、同社はベビーパウダー製品へのアスベストの混入疑惑で幾つもの訴訟に直面しているため、リコール発表が投資家の懸念を高め、株価急落につながったと考えられます。

ジョンソン&ジョンソンは、実際にアスベスト混入があったのかの判別は現時点で時期尚早とコメントしています。

同社はまた、FDAの検査に問題があった可能性も示唆しています。

ジョンソン&ジョンソンおよびFDAがこれまで行ってきたベビーパウダーに関する検査では、アスベストは検出されていません。

同社は「過去40年以上にわたり数千回のテストを行ってきているが、アスベストは検出されたことがない」とコメントしています。

■ 今後の見通し

ジョンソン&ジョンソンのような堅実な配当株のボラティリティは通常、他の株よりも低水準です。

しかし、同社のアスベスト関連訴訟が続いているため、今回リコール発表のような材料で株価が乱高下する可能性があります。

今回のベビーパウダーにおけるアスベスト検出が同社の本格的なアスベスト混入に拡大した場合、株価にはさらなる打撃となる可能性があります。

しかし、これまでの経緯を考慮すると、アスベスト混入の可能性は極めて低いとの見方があります。

■ 決算の概要

なお、先日発表された第3四半期の売上高は前年同期比2%増の207億ドル(約2兆2000億円)で、アナリスト予想の201億ドルを上回りました。

調整後1株当たり利益は2.12ドルで、アナリスト予想の2.01ドルをやはり上回りました。

通期ガイダンスも上方修正しました。売上高予想は、従来の808億~816億ドルから818億~823億ドルに上げました。

調整後1株当たり利益は、従来の8.53~8.63ドルから8.62~8.67ドルに上方修正しています。(提供:The Motley Fool Japan)

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