総合テスト・ソリューションカンパニーへ。LogiGear買収の理由と展望

ZUU online / 2019年10月29日 20時30分

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総合テスト・ソリューションカンパニーへ。LogiGear買収の理由と展望(画像=THE21オンラインより)

■「ソフトウェアテストのアウトソーシングの市場は拡大する」

ゲームのデバッグなどを手がける東証一部上場企業・〔株〕デジタルハーツホールディングスが、今年8月、米国シリコンバレーのソフトウェアテスト会社・LogiGearを子会社化した。2019年3月期の売上高は過去最高と好業績の中、いったいなぜ、この海外企業を子会社化したのか? 社長の玉塚元一氏に聞いた。

■エンタープライズ事業での第2創業を一気に加速

――19年3月期は15期連続増収で、過去最高の売上高となりました。ゲームの不具合を見つけるデバッグなど、主力のエンターテインメント事業が好調な中で、ゲーム以外のソフトウェアのチェックを行なうエンタープライズ事業に注力しているのはなぜですか?

玉塚 ゲーム領域は、これからもベースとなる事業として成長していくと思います。クラウドゲーミングによってゲームの参加人口が増えますし、PlayStation4やSwitch、PC、スマートTVなど、ゲームをプレイするハードウェアの種類も増え、ゲームのソフトウェア自体も複雑性を増していますから。

ただ、ここ数年、アプリやウェブサイトから始まり、IoT機器のソフトウェアなど、ゲーム以外の領域でのテストのニーズがものすごく増えていて、第三者検証の時代が来ることを強く感じています。

私が社長に就任した2年前から、第2創業と位置づけ、エンタープライズ事業の急拡大に注力しており、これまで当社が培ってきたものを土台にしながらも、まったく新しい会社を作る覚悟で色々なことをしてきました。おかげ様で、エンタープライズ事業は年率170%と急成長をして、お客様も増えてきています。

ソフトウェアのテストサービスは、人材×技術で成り立っています。当社は、1,000種類くらいのスマホの検証を同時に行なったり、一部のテストを自動で行なったりする技術を磨いていきました。今では、年間7,000本ほどのプロジェクトを、毎日、全国15拠点にいる約4,000人のテスターが手がけています。登録しているテスターは約8,000人います。スマホゲームやパチスロ機などの、ユーザーの満足度や売上げに直結するバグを見つける、優秀なテスターです。ゲームは、ユーザーの動きが読めないので、バグを見つけるのが難しいんです。この人材と技術を土台にして、エンタープライズ事業、すなわち非ゲーム領域の第三者検証の事業を一気に大きく広げたいと考えています。

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