特集2017年8月7日更新
夏の甲子園 第99回全国高校野球選手権
「夏の甲子園」の愛称で親しまれる真夏の風物詩、第99回全国高等学校野球選手権大会が8月8日に開幕します。注目のカードや選手など、大会の見どころをまとめました。
目 次
・大会概要
横浜(神奈川)-秀岳館(熊本) / 大阪桐蔭(大阪)-米子松蔭(鳥取) / 作新学院(栃木)-盛岡大付(岩手) / 広陵(広島)-中京大中京(愛知)・注目選手
増田珠(横浜) / 徳山壮磨(大阪桐蔭) / 川端健斗(秀岳館) / 山下輝(木更津総合) / 佐藤圭悟(三本松) / 中村奨成(広陵) / 植田拓(盛岡大付) / 鵜飼航丞(中京大中京)応援で「アゲアゲホイホイ」が大ブーム / まだまだある注目の応援 / “ブラバン応援”著作権の問題は? / 藤枝明誠のユニホームが「タッチ」の明青にソックリ? / 実は涼しい甲子園のベンチ / キャッチフレーズは「じぶん史上、最高の夏」
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大会概要
大会名 | 第99回全国高等学校野球選手権大会 |
---|---|
開催期間 | 2017年8月7日(月)から15日間 (雨天順延、準々決勝翌日の休養日1日を含む) ※第1日目から台風5号の影響で1日順延 |
主催 | 日本高等学校野球連盟、朝日新聞社 |
開催場所 | 阪神甲子園球場 |
代表校&組み合わせ
学校名 | 地区 | 出場回数 |
---|---|---|
滝川西 | 北北海道 | 19年ぶり3回目 |
北海 | 南北海道 | 3年連続38回目 |
青森山田 | 青森 | 8年ぶり11回目 |
盛岡大付 | 岩手 | 2年連続10回目 |
明桜 | 秋田 | 8年ぶり9回目 |
日大山形 | 山形 | 4年ぶり17回目 |
仙台育英 | 宮城 | 2年ぶり26回目 |
聖光学院 | 福島 | 11年連続14回目 |
土浦日大 | 茨城 | 31年ぶり3回目 |
作新学院 | 栃木 | 7年連続13回目 |
前橋育英 | 群馬 | 2年連続3回目 |
花咲徳栄 | 埼玉 | 3年連続5回目 |
山梨学院 | 山梨 | 2年連続7回目 |
木更津総合 | 千葉 | 2年連続6回目 |
二松学舎大付 | 東東京 | 3年ぶり2回目 |
東海大菅生 | 西東京 | 17年ぶり3回目 |
横浜 | 神奈川 | 2年連続17回目 |
松商学園 | 長野 | 9年ぶり36回目 |
日本文理 | 新潟 | 3年ぶり9回目 |
高岡商 | 富山 | 2年ぶり18回目 |
日本航空石川 | 石川 | 8年ぶり2回目 |
坂井 | 福井 | 初出場 |
藤枝明誠 | 静岡 | 初出場 |
中京大中京 | 愛知 | 2年ぶり28回目 |
大垣日大 | 岐阜 | 3年ぶり4回目 |
津田学園 | 三重 | 初出場 |
彦根東 | 滋賀 | 4年ぶり2回目 |
京都成章 | 京都 | 19年ぶり3回目 |
天理 | 奈良 | 2年ぶり28回目 |
智辯和歌山 | 和歌山 | 2年ぶり22回目 |
大阪桐蔭 | 大阪 | 3年ぶり9回目 |
神戸国際大付 | 兵庫 | 3年ぶり2回目 |
おかやま山陽 | 岡山 | 初出場 |
米子松蔭 | 鳥取 | 17年ぶり3回目 |
広陵 | 広島 | 3年ぶり22回目 |
開星 | 島根 | 3年ぶり10回目 |
下関国際 | 山口 | 初出場 |
三本松 | 香川 | 24年ぶり3回目 |
済美 | 愛媛 | 4年ぶり5回目 |
鳴門渦潮 | 徳島 | 9年ぶり7回目 |
明徳義塾 | 高知 | 8年連続19回目 |
東筑 | 福岡 | 21年ぶり6回目 |
早稲田佐賀 | 佐賀 | 初出場 |
波佐見 | 長崎 | 16年ぶり3回目 |
秀岳館 | 熊本 | 2年連続3回目 |
明豊 | 大分 | 2年ぶり6回目 |
聖心ウルスラ | 宮崎 | 12年ぶり2回目 |
神村学園 | 鹿児島 | 5年ぶり4回目 |
興南 | 沖縄 | 2年ぶり11回目 |
組み合わせ
第1日目
第1試合 彦根東(滋賀)-波佐見(長崎)
第2試合 済美(愛媛)-東筑(福岡)
第3試合 藤枝明誠(静岡)-津田学園(三重)
第2日目
第1試合 作新学院(栃木)-盛岡大付(岩手)
第2試合 松商学園(長野)-土浦日大(茨城)
第3試合 前橋育英(群馬)-山梨学院(山梨)
第4試合 日大山形(山形)-明徳義塾(高知)
第3日目
第1試合 木更津総合(千葉)-日本航空石川(石川)
第2試合 開星(島根)-花咲徳栄(埼玉)
第3試合 聖光学院(福島)-おかやま山陽(岡山)
第4試合 早稲田佐賀(佐賀)-聖心ウルスラ学園(宮崎)
第4日目
第1試合 広陵(広島)-中京大中京(愛知)
第2試合 横浜(神奈川)-秀岳館(熊本)
第3試合 興南(沖縄)-智弁和歌山(和歌山)
第4試合 大阪桐蔭(大阪)-米子松蔭(鳥取)
第5日目
第1試合 滝川西(北北海道)-仙台育英(宮城)
第2試合 日本文理(新潟)-鳴門渦潮(徳島)
第3試合 北海(南北海道)-神戸国際大付(兵庫)
第6日目
第1試合 大垣日大(岐阜)-天理(奈良)
第2試合 三本松(香川)-下関国際(山口)
第3試合 明桜(秋田)-二松学舎大付(東東京)
第4試合 明豊(大分)-坂井(福井)
第7日目
第1試合 京都成章(京都)-神村学園(鹿児島)
第2試合 高岡商(富山)-東海大菅生(西東京)
第3試合 青森山田(青森)-開幕戦の勝者
注目の組み合わせ
8月4日に行われた組み合わせ抽選会では、大会4日目に有力校が集中したことで抽選会場がざわついたことを多くのメディアが報じていました。その4日目の対戦カードをはじめ、注目校の組み合わせや見どころを紹介します(日付は8月7日時点での予定日です)。
横浜(神奈川)-秀岳館(熊本)
第4日目(8月11日)第2試合
春夏合わせて5度の全国制覇を経験し今大会も優勝候補の一角に挙がる横浜(神奈川)と、昨年の春のセンバツから3季連続甲子園ベスト4で初の全国制覇を狙う秀岳館(熊本)が、1回戦でいきなり対戦。大会屈指の好カードとして注目されています。
プロの注目スラッガー・増田珠を擁する「打」の横浜
急先鋒(せんぽう)はもちろん4番・増田だ。神奈川大会で5回戦から決勝まで4試合連続本塁打の新記録、1大会5本塁打のタイ記録を達成し、チーム計14本塁打の強打線を引っ張ってきた。客席で抽選を見守った増田は「心臓のばくばくが止まらない」と興奮気味。「できればもっと上でやりたかった」と言いながらも「全力を尽くしたい」と腕をまくった。
最速148キロ左腕が2人…「投」の秀岳館
横浜が「打」なら、こちらは「投」。侍ジャパン高校代表候補の川端が先発、エース田浦が救援で熊本大会全5試合を継投し、2人で50三振を奪った。「投手陣がゼロに抑えれば勝てる話」と川端は言い、要注意の打者は2人そろって「やっぱり増田」。広部主将は「初戦から引き締まった試合ができる。楽しみ」と声を弾ませた。
激戦を突破しても…また強豪校
この初戦を突破したチームが2回戦で当たる相手は、甲子園優勝3回準優勝6回を誇る広陵(広島)と、11回の最多優勝回数記録を持つ中京大中京(愛知)の勝者。厳しい戦いが続くことになります。
大阪桐蔭(大阪)-米子松蔭(鳥取)
第4日目(8月11日)第4試合
こちらも大会第4日の注目カード。センバツの王者で史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が登場します。
藤浪(阪神)を擁したチーム以来の春夏連覇へ
激戦の大阪大会を勝ち抜いた後、西谷監督はことあるごとに連覇の2文字を口にしてきた。「99年の歴史の中で春夏連覇したのは7校。2度達成したチームはないと聞きます。歴史にないものに挑戦したい。簡単なことじゃないですが、こんなチャンスはない」。
「甲子園4連覇」も見える“銀河系軍団”
今年の大阪桐蔭は明らかに来年の第100回大会の制覇を意識して作られたチーム。春の選抜でも活躍した根尾昴(ねお・あきら)、藤原恭大(きょうた)ら2年生はこの世代のスター選手をかき集めた、まさに銀河系軍団だ。ということは、この夏を獲ったら「甲子園4連覇」というとんでもない偉業まで見えてくる。
地方大会77得点(8試合)は出場校中ダントツ1位。チーム打率は.399で、1番・藤原が安打を量産してきた。
作新学院(栃木)-盛岡大付(岩手)
第2日目(8月9日)第1試合
昨年覇者の作新学院が2004、05年の駒大苫小牧以来、史上7校目の夏連覇へ挑戦。対する盛岡大付は岩手史上初の3季連続となる甲子園出場を決め、センバツではベスト8入りをしている強豪です。
作新は地方大会決勝で圧勝 連覇へ「ノープレッシャー」
第5ブロックは昨夏優勝の作新学院(栃木)が今年も強力だ。打線のつながりが良く、地方大会決勝では19安打15得点、1失点に抑えて圧倒的な強さを見せた。
添田主将は「栃木の7連覇の重圧の方が大きかった。(甲子園の)連覇の重圧は特になく、ノープレッシャー。挑戦し続けたい」と明るい表情で話した。
「強豪キラー」盛岡大付 本塁打10本の強力打線
「強豪キラー」ぶりを発揮したい。2014年は東海大相模(神奈川)に4―3、昨年は前年8強の九州国際大付(福岡)に8―6と、いずれも初戦で競り勝っている。今春のセンバツは2回戦で前年優勝の智弁学園を5―1で撃破。初戦で再び王者を破れば、一気に勢いに乗ることができる。
互角に戦うだけの戦力も十分に整っている。岩手大会10本塁打は、横浜の14本に次ぐ今大会出場チーム2位。
広陵(広島)-中京大中京(愛知)
第4日目(8月11日)第1試合
前述したとおり、両校合わせた甲子園優勝回数は14回という名門校同士の対決。広陵には中村奨成と平元銀次郎、中京大中京には鵜飼航丞と伊藤康祐というU-18代表候補にも選出されている注目選手がいます。
A (中略)プロ注目の左腕・平元銀次郎を擁する広陵(広島)は面白い存在。それに名門校、伝統校というのは早実じゃないけど「目に見えない力」みたいなものがあるから。
B そうなると中京大中京(愛知)も目が離せませんね。今年のチームはスタート時には史上最弱と言われるような状況だったようですが、最後にしっかり仕上げて勝ち上がってきました。
注目選手
増田珠(横浜)
学校名 | 横浜(神奈川) |
---|---|
背番号 | 8 |
ポジション | 外野手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 打率.600 打点11 本塁打5 |
神奈川大会で新記録となる4戦連発
横浜の強力打線の中心に座るのは、プロ注目の増田珠(3年)だ。長崎出身。U―15日本代表では4番で主将を務めた。1学年上の藤平(現楽天)を慕い、鳴り物入りで入学。1年夏から活躍している。「清宮のライバル」と比較されてきたが、高校通算33本塁打である。
神奈川大会で大会新記録となる4戦連発。5本塁打を放ち、個人の大会通算最多本塁打記録で08年の東海大相模・大田(現日本ハム)に並んだ。
徳山壮磨(大阪桐蔭)
学校名 | 大阪桐蔭(大阪) |
---|---|
背番号 | 1 |
ポジション | 投手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 防御率3.00 打率.385 打点3 本塁打1 |
「No.1右腕」の呼び声もある優勝候補のエース
右腕では大阪桐蔭のエース、徳山壮磨がNo.1ですかね。140㎞台後半の力のあるストレートを投げます。春夏連覇時のエース藤浪晋太郎(阪神)にスケールでは見劣りしますが、徳山には安定感がありますね。
川端健斗(秀岳館)
学校名 | 秀岳館(熊本) |
---|---|
背番号 | 10 |
ポジション | 投手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 防御率2.20 打率.125 打点0 本塁打0 |
秀岳館の要「148キロ左腕コンビ」の一人
同学年の背番号1、田浦文丸とともに秀岳館を支える「148キロ左腕コンビ」の一人。三振を取りにいく投球を見せ、センバツでは21回で33奪三振を記録しています。広陵の平元銀次郎、木更津総合の山下輝とともに「左腕のビッグ3」に挙げられることも。
山下輝(木更津総合)
【千葉】木更津総合エース左腕・山下5試合連続完投Vhttps://t.co/wVoElUTZlb#kokoyakyu #高校野球 #yakyu #野球 pic.twitter.com/Lpbas7NEBK
— 「報知高校野球」編集長日比野 (@HochiKokoyakyuH) 2017年7月26日
学校名 | 木更津総合(千葉) |
---|---|
背番号 | 1 |
ポジション | 投手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 防御率1.07 打率.500 打点5 本塁打0 |
投手転向1年目の最速149キロ左腕
千葉大会を5試合連続完投で勝ち抜いた山下輝は、187センチの長身を生かす大型左腕。投手に転向してわずか1年足らずのエースだといいます。
この冬に体重を10キロ増やし、最速は149キロと大幅にアップした。武器であるツーシームとチェンジアップも冬の間に覚えたという。すでにプロ注目だが、某球団のスカウトによると、「まだ成長過程で実力を測り切れていない。甲子園でじっくり見極めたい」と話している。
佐藤圭悟(三本松)
佐藤 圭悟(三本松)
— 高校野球ドットコム (@5589com) 2017年6月18日
七色の変化球で勝負する佐藤君。https://t.co/z8hCADnu74#高校野球 #三本松
学校名 | 三本松(香川) |
---|---|
背番号 | 1 |
ポジション | 投手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 防御率3.16 打率.056 打点1 本塁打0 |
“七色の変化球”を操る技巧派 早実に完封勝利も
地味に注目しているのが三本松(香川)のエース佐藤圭悟です。ストレートのMAX144㎞はさほど驚かないが、スライダーやチェンジアップと球種が多い。6月の招待試合で強力打線の早実に完封勝ちして話題になりました。
中村奨成(広陵)
【甲子園練習】第99回選手権
— たすく+47 (@47_tasuku) 2017年8月4日
広陵・中村奨成捕手 右中間にホームラン
2017.8.4 甲子園球場 pic.twitter.com/3VhDUFgcqQ
学校名 | 広陵(広島) |
---|---|
背番号 | 2 |
ポジション | 捕手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 打率.176 打点4 本塁打2 |
強肩強打の「巨人・小林2世」
広陵の先輩で、今年のWBCで「ラッキーボーイ」としてブレイクした巨人の捕手・小林誠司にあやかって、「小林2世」と呼ばれている中村奨成。二塁への送球タイムは、強肩で知られる小林を上回るとか。
甲子園練習では、シート打撃の第1打席2球目を“聖地初スイング”で右中間席へ放り込み、高校通算38本塁打の実力を披露。県大会は初戦(2回戦)の崇徳戦で右手首に死球を受けた影響で17打数3安打の打率1割7分6厘と苦しんだが、準決勝からの2戦連発で完全復活した。「持っている身体能力はとんでもない。肩が良くて化け物」と指揮官も絶賛。
植田拓(盛岡大付)
盛岡大附・植田拓
— 栄純@野球ビッグプレイ (@eijyun_BB) 2017年8月4日
甲子園練習の
バッティング練習でホームラン#第99回全国高校野球選手権大会 #甲子園練習 #盛岡大附 #植田拓 #ホームラン#高校野球 #甲子園 #バックスクリーン@eijyun_BB pic.twitter.com/HDGfxdKFyy
学校名 | 盛岡大付(岩手) |
---|---|
背番号 | 8 |
ポジション | 外野手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 打率.364 打点9 本塁打4 |
高校通算60本塁打のスラッガー
身長165cmながら、高校通算本塁打は50本以上。岩手大会でも決勝戦の2打席連続を含む4本塁打を記録しています。また彼は昨夏、今春と甲子園でホームランを打っていて、この夏も打てば3大会連続本塁打の快挙ですよ。
鵜飼航丞(中京大中京)
中京大中京(愛知)25日の準々決勝の相手は、昨夏敗れた愛工大名電。中京大中京の4番・鵜飼選手は、因縁の相手との一戦に「甘い球を一発で仕留める」と燃えています。https://t.co/qMSGnmVr5f pic.twitter.com/WVKtexjco6
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2017年7月24日
学校名 | 中京大中京(愛知) |
---|---|
背番号 | 3 |
ポジション | 内野手 |
学年 | 3年 |
地方大会の成績 | 打率.190 打点2 本塁打0 |
高校通算56本も…地方大会はケガで不振 復調なるか
中京大中京の4番打者・鵜飼航丞(うかい・こうすけ)内野手の56本も相当な記録です。愛知県大会では不振にあえいでいましたが、復調すれば09年の全国制覇時の主砲・堂林翔太(広島)を上回るインパクトを残すかもしれませんよ。
「夏の甲子園」こぼれ話
ここからは、本線から少し外れた話題や甲子園にまつわる“トリビア”ネタなどを紹介していきます。
応援で「アゲアゲホイホイ」が大ブーム
北海高校のアゲアゲホイホイ
— 今井 健 (@ta0keee9eee3ee0) 2017年7月22日
鳥肌たつわすごすぎ pic.twitter.com/ukx63n0kXm
北海学園高校 決勝戦 vs東海大札幌
— 小島 凌央 (@ryobaseball0627) 2017年7月23日
「アゲアゲホイホイ」
半端じゃない一体感笑笑😍😍
鳥肌モン👐🏻👐🏻 pic.twitter.com/uhnDimS8Yh
北海高校の応援がTwitterで「中毒性すごい」と大反響
南北海道代表になった北海高校の応援ぶりが「迫力あってすごい」「一体感が半端ない」などとTwitter上で話題になっています。
ツイッター上に投稿された動画を見ると、応援席では、男子生徒、女子生徒ごとに分かれ、男子生徒の掛け声に女子生徒が応じる形だ。
掛け声に合わせ、両手を上げながら片足ずつ上げ下げしたり、肩を組んで左右に体を傾けたり、何度も飛び上がったり、動きもバリエーションに富んでいる。
「もっと、もっと~」「もっと、もっと、もっと、もっと」。掛け声もだんだん熱を帯びてくる。
発祥は2014年夏の報徳学園
この「アゲアゲホイホイ」と呼ばれる応援方法の発祥は、兵庫県の強豪・報徳学園だとされています。
甲子園強豪校の報徳学園(兵庫県)が14年ごろに始め、16年のセンバツでベスト8まで進んだ明石商が応援で使って一躍広まった。
「アゲアゲホイホイ」は今、高校野球の応援で全国的な大ブームとなっていて、フジテレビの情報番組「ノンストップ」の調べでは133の高校が使っているとか。また、今大会の出場校では北海、花咲徳栄、木更津総合、高岡商がすでに使っているといいます。
まだまだある注目の応援
青森山田の「ラッセーラー」
青森山田高校最終回の応援📣
— OTB NATSUKI (@OTBnachan0513) 2017年7月27日
迫力すごかった!! pic.twitter.com/ZJDGJf0V1V
曲名は「OSE! OSE! YAMADA ~ ねぶた節」で、原曲は橋幸夫の「ねぶた節」。ちなみに「ラッセーラー、ラッセーラー」は、青森を代表する祭り「ねぶた」で飛び交う掛け声です。
青森の夏祭りと言えば、ねぶた祭!橋幸夫の「ねぶた節」を、岩井直溥さんがアレンジした曲「OSE! OSE! YAMADA ~ ねぶた節・大進撃」青森山田高校吹奏楽部です(ノ ̄▽ ̄)) ノ゛ヾ(( ̄▽ ̄)ノ゛ #nhkrw
— “ブラバン応援”スペシャル (@nhk_kansairadio) 2017年8月4日
天理が元祖の「ファンファーレ」
天理ファンファーレ pic.twitter.com/TJ6RCAzpo0
— やっぱ野球でしょ! (@0rs37d1778w600k) 2017年7月27日
現在では多くの高校が使い、甲子園ではおなじみの「ファンファーレ」は、「天理ファンファーレ」の通称で呼ばれています。その名のとおり奈良の天理高校が発祥で、同校吹奏楽部の初代指揮者作ったというオリジナル曲です。天理が甲子園の常連校であることで何度もテレビ中継で流され、多くの高校に広まったといいます。
天理といえば「ワッショイ」も超有名。こちらも天理のオリジナルです。基本的には「ランナー2・3塁の時に吹く」というルールらしく、この曲を聴くと「大チャンス」というイメージがある人も多いのでは?
大阪桐蔭「You are スラッガー」
こちらも甲子園ファンには耳なじみのある曲だと思いますが、今大会の優勝候補筆頭ともいわれている大阪桐蔭のオリジナル曲です。強豪らしい威圧感や迫力を感じる曲調が「カッコいい」などと評判に。2012年に発表された新しい曲ながら、すでに複数の高校が演奏する人気曲となっています。
神戸国際大付の応援はプロレス入場曲
少し前から一部のプロレス好き高校野球ファンの間で話題になっていたのが神戸国際大学附属高校の応援。武藤敬司「HOLD OUT」、ブルーザー・ブロディ「移民の歌」、内藤哲也「STARDUST」、三沢光晴「スパルタンX」…などなど、プロレスラーの入場テーマ曲を応援に使っているのです。なんでも若い頃からの筋金入りのプロレスファンである青木尚龍監督のリクエストだそうで…。ちなみにスタン・ハンセンの入場曲「サンライズ」は他の学校も使う定番の応援曲ですが、「他のチームがやるから」と使うのをやめたそうです。センバツでは中邑真輔の新日時代の「Subconscious」を使っていましたが、この夏の大会でWWE移籍後の「The Rising Sun」にしたりするのでしょか!?
#センバツ 大会第5日
— 熱闘甲子園 (@nettoh_koshien) 2017年3月23日
第1試合、神戸国際大附属の青木監督は大のプロレスファン。ということで、ブラスバンドの応援の選曲はプロレス選手の入場曲が約8割!
三沢光晴選手など懐かしい曲や、オカダ・カズチカ選手など今回からの新曲も!
アルプスの応援にも注目です。#熱闘 #高校野球 https://t.co/MfSr122KEu
“ブラバン応援”著作権の問題は?
基本的には「問題なく演奏できる」
ここまでブラスバンドの応援をいくつか紹介してきたところで、ふと疑問として湧くのが「著作権の問題は大丈夫なのだろうか?」という点。オリジナル曲ならいいとして、ド定番曲の「狙いうち」や「ルパン三世のテーマ」「サウスポー」といった往年のヒット曲も演奏して問題ないのでしょうか?
著作権に詳しい弁護士は次のように話しています。
著作権法には、『営利を目的としない上演等』(著作権法38条1項)にあたるなら、自由に演奏ができるというルールがあります。
これは、次の3つの条件を満たす場合には、聴衆の前で公然と演奏しても、著作権侵害にあたらないというルールです。
(1)営利を目的としていない
(2)聴衆から料金を受け取らない
(3)演奏について報酬が支払われない
そして、高校野球の応援は3つの条件をすべて満たすため、自由に演奏することが可能なわけです。
まあ、あれだけ大々的に演奏しているわけですから、問題があるならすでに禁止になっているでしょうけどね…。
藤枝明誠のユニホームが「タッチ」の明青にソックリ?
静岡代表藤枝明誠のユニフォーム
— 野間 幸己 (@k____12011) 2017年7月26日
あだち充が書いてるタッチにでてくる明青学園のユニフォームににてるらしい pic.twitter.com/yAzmJ3UIeq
甲子園初出場の藤枝明誠(静岡)のユニホームが、あだち充の名作野球漫画「タッチ」の舞台となる明青学園野球部の「MEISEI」にデザインが似ていると話題になりました。
同校の光岡監督によると、監督の母校である中京大中京のデザインを参考にしたもので、「タッチ」を意識したことはないとのこと。
2分30秒超!「日本一1番が長い」校歌も話題に
藤枝明誠の校歌は163文字の1番のみで、「日本一、1番が長い校歌」とされています。これが「報道ステーション」などで取り上げられて、こちらも話題に。
テレビ朝日系「報道ステーション」が、藤枝明誠の「日本一、1番が長い校歌」を取り上げていました。これは波及効果大。中田主将が話していたように、日本一を目指してこの長い校歌を何度も歌ってください。
— 日刊スポーツ静岡支局 (@NikkanShizuoka) 2017年8月4日
藤枝明誠のユニフォームは「MEISEI」。
— かみじょうたけし (@kuritanau) 2017年8月2日
タッチやん。
いやそれより校歌長い。長いよ。 pic.twitter.com/ZcE8H8aREj
実は涼しい甲子園のベンチ
選手よりも審判や応援団のほうが熱中症の危険が高い?
球児たちの熱戦を伝えるテレビ中継をエアコンが効いた部屋で見ていて、「球場のグランドは50度くらいありそう」「さすが球児は鍛えているから平気なんだな」などと思ったりしますが、実はダッグアウトのベンチ背面の壁とイスの間に設置してあるクーラーから冷風が出ていて、涼むことができるそうです。
甲子園では、ダッグアウトにもエアコンが設置されている。背面といすの間から冷気が出るようになっている。選手たちはイニングの変わり目には短時間だが涼むことができる。また給水も頻繁に行うようになっている。
球場に医師団が待機するのは昔からだが、今ではAED(自動体外式除細動器)を完備し、熱中症対策も万全だ。関係者からは「どちらかというと、選手よりも審判や応援団のほうが、熱中症の危険が高いんじゃないか」という声も聞こえる。
選手以上に危険なのは応援団です。甲子園の応援席(アルプス席)には多くの人が集まり、声をあげたり、体を動かしたりして、一生懸命に応援しています。しかし、選手のベンチにあるようなクーラーがあるわけではありません。
キャッチフレーズは「じぶん史上、最高の夏」
深紅の優勝旗よりも厳しい戦い?
ポスターやテレビ・ラジオコマーシャルなどに共通で使用されるキャッチフレーズを朝日新聞社と朝日放送が毎年募集していて、今年のキャッチフレーズは5015点の応募から選ばれた「じぶん史上、最高の夏」。地方大会への参加校数より応募総数が多いことから、キャッチフレーズに選ばれるのは「深紅の優勝旗よりも倍率が高い戦い」とも。
ちなみに、第100回記念大会のキャッチフレーズ募集もすでに始まっています。
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《離婚から10年》清原和博と亜希が長男・正吾の大学野球最後の試合の夜に食事会、千鳥足の元夫を亜希が支える場面も また一歩近づいた元夫婦の距離
NEWSポストセブン / 2024年11月14日 7時15分
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ドラフト全体の“約3割”出身…中学硬式リーグが指名選手公表 1位は4人、大量獲得も
Full-Count / 2024年11月14日 7時5分
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全国の高校球児が集結!日本初のサマーキャンプとは
パラサポWEB / 2024年11月14日 7時0分
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岩本勉 どの口が言うとんねん 佐々木朗希のメジャー挑戦はまたも〝モヤモヤ〟の選択 高校3年にも県大会決勝を欠場…偉業よりリスク回避の判断に欠く〝納得感〟
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月14日 6時30分
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【楽天】今季先発ローテ守り自己最多11勝の藤井聖…来季目指すのは「全項目において今年より全部キャリアハイ」
スポーツ報知 / 2024年11月14日 6時30分
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【日本ハム】ドラ1・柴田獅子は「大谷2世」にあらず…スカウトが期待する大器の潜在能力とは
スポーツ報知 / 2024年11月14日 6時0分
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広島22年ドラ1斉藤 勝負の3年目となる来季へ、西武を3回完全で首脳陣へ成長アピール
スポニチアネックス / 2024年11月14日 5時46分
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阪神・坂本 忘れられない甲子園での日本一の景色「もう一回、やり返したい」FA行使せず残留表明
スポニチアネックス / 2024年11月14日 5時16分
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FA行使決断 阪神・大山「他球団からの評価聞きたい」 球団は最大5年の長期大型契約で全力慰留
スポニチアネックス / 2024年11月14日 5時16分
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大山悠輔「すごく悩んだ」けどFA権行使「他球団の評価が聞きたい」 阪神は年俸大幅増+4年契約提示
スポーツ報知 / 2024年11月14日 5時10分
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【巨人】FA大山悠輔&甲斐拓也に5年以上提示か…獲得レース本格参戦へ
スポーツ報知 / 2024年11月14日 5時0分
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侍J大学日本代表候補42名が強化合宿参加 32年ぶり偉業の法大・熊谷ら…11月30日から
Full-Count / 2024年11月13日 19時42分
複数の記事や高校野球ファンのブログなどを見るに、大阪桐蔭、秀岳館、横浜が「3強」で、さらにその中でも、投打に注目選手がいて春夏連覇を狙う大阪桐蔭が一歩リードしている「本命」といったところ。本命を脅かす「対抗」の2校が初戦でぶつかるのが序盤の見どころとなりそうです。
余談になりますが、今回ちょっとだけ触れた甲子園名物の“ブラバン応援”曲。調べていくと、「あんなに有名なのに、ある学校のオリジナル曲だった!」とか「なぜ定番曲になったのか」などなど、さまざまなトリビアの宝庫です。今回紹介したのは、ごくごく一部のみですので、興味が湧いた方はぜひ調べてみることをオススメします。甲子園がより一層楽しめるハズです。