特集2017年8月3日更新

少しの工夫で安く涼しく!エアコン代の節約方法

昼夜問わず暑さが厳しく、エアコンの使用が増えるこの頃。エアコンのつけっぱなしorこまめに消すことによって、電気代はどちらがお得になるのか、エアコンメーカー・ダイキン工業が実証実験を行いました。今回はその結果や、エアコンの節約術、エアコンを使わずに過ごす納涼テクニックなどを紹介していきます。

エアコンはこまめに消したほうがいい?つけっぱなしのほうがいい?

ダイキンがエアコンの省エネな使い方を実証実験

厳しい夏の暑さを乗り切るために欠かせないのがエアコン。家計のためにも、地球のためにも、省エネを考えつつ、賢く活用したいです。そこでよく持ち上がるのが、「エアコンはこまめに消すのと、つけっぱなしにするのと、どちらがオトクか!?」という論争。これについて大手エアコンメーカーのダイキン工業が実証実験を行っています。実験の条件は以下の通り。

「ほぼ同じ条件下で調査するため、築10年のマンションの南向きの2部屋を使って比較を行った。午前9時~午後11時まで、一方の部屋はエアコンをつけっ放しに、もう一方は30分置きに電源のオンオフを繰り返した」(同社担当者)

使用する時間帯によりどちらがいいか変わってくる

結論は「つけっ放し」にした方が消費電力が大きく、電気代は1日あたり約35円高かった。ただ、日中(午前9時~午後6時)に限っていえば30分以内なら「つけっ放し」にした方が電気代は安くなったのだという。
「エアコンは、基本的に運転開始直後の室内温度と設定温度の差が大きいときに負荷がかかる。外気温が高い日中はすぐに室内の温度も上がりやすく、こまめにオンオフを繰り返すよりはつけっ放しの方が安く済むという結果になった」(同)

日中はつけっぱなし、朝夜はオンオフが省エネという結果に。どちらかが正しくて、どちらかが間違っているというわけではなく、外気の状況を見ながら調整するのが良さそうですね。ちなみに、オンオフ以外にもいろいろなエアコン節約術があるので、ご紹介していきます!

エアコンの節約術

扇風機との併用

扇風機によって部屋の空気が循環され室温が均一になり、また、風が体に当たることでエアコンの設定温度が高めでも涼しさを感じることができます。「扇風機をつけると余計に電気代がかかるのでは」と心配になってしまいますが、扇風機を使用したほうが節電には効果的です。

サーキュレーターはエアコンと好相性

サーキュレーターは見た目こそ扇風機に似ているものの、直線的な強い風で、空気を循環させる性能に特化した電化製品。
冷暖房機と併用することで、室内の空気にムラがなくなり、室温が一定に保たれるほか、湿気対策、電気代を節約することもできる

フィルターをこまめにお掃除

フィルターにホコリが詰まっているとエアコンの効きが悪くなってしまいますので、こまめにフィルターの掃除をするだけでエアコンの効きがよくなりますよ。

帰ったらまず窓を開ける

夏場に密室にしていると外気温よりも室内の方が高くなっていることが多いので、帰ったらエアコンをつける前に、一旦窓を開けましょう。外気温まで部屋の温度を下げてからエアコンをつける方が、部屋の気温を早く下げることができます。

カーテンを閉める

外からの熱を防ぐだけでなく、冷房で涼しくなった部屋の冷気を逃がさないようにする効果もあります。なるべく日照を遮るよう、床まで届く長めのカーテンや厚手のカーテンを使用するといいでしょう。

室外機を直射日光から守る

室外機には、部屋の中の熱を外に放出する役割があり、その周辺を涼しくしておくことで、節電の効果があります。室外機を日陰に置くほか、窓によしずを立てかける、ヘチマで緑のカーテンを作るなどするのも良いでしょう。

麻素材パジャマで涼しく

通気性の良い麻などの生地は、体感温度を下げることができるので、寝巻きや就寝具などの素材にも気を遣いましょう。

冷感寝具で寝てみる

冷感敷きパッドと冷感まくらパッドは、寝返りを打つたびにひんやりした肌触りで、寝苦しい夜も気持ち良く寝られます。吸水速乾機能付きなので、汗のべたつきも気にならず、さらっとした肌触りです。

結果的にエアコンを使わなくて済む涼しく過ごすテクニック

もっと進んで、エアコンを使わずとも涼しく過ごすことができれば理想的ですね。真夏に停電、どうしよう・・・なんてことになっても困らないように、ぜひ他のアプローチも試しておきましょう。

すだれで直射日光をガード

窓際やベランダにすだれをつるし、日光の直射を防ぐと日中の部屋の温度の上昇を防ぐことができます。

ベランダに打ち水

庭やベランダに打ち水をすると気化熱で温度を下げる効果があります。お風呂の残り湯を使えば余計なお金もかかりません。打ち水は、日中の暑い時に行うよりは朝夕の涼しい時に行う方が効果を持続することができます。

夏の食べ物で体を冷やす

食材では、なす、トマト、きゅうり、レタスなどの夏野菜やマンゴー、バナナ、パパイヤ、パイナップルなどの南国の食べ物等を食べると、体温が下がると言われています。

カレーも意外と冷えるらしい

外から冷やすことも大切ですが、食生活を見直して体温を低くすることも心がけてみても良いでしょう。 (中略) 具体的にはカレーや香辛料の効いた食べ物や鍋など、発汗して熱を逃がすような食べ物が良いと言われています。

風鈴のα波で夏のイライラもすっきり

風鈴の音には「1/fゆらぎ」という音が含まれていて、脳内にα波が発生してリラックス効果があるそうです。

夕涼みスポットに行ってみる

ムシムシした部屋の中でひたすら耐えているのはつらいもの。いっそ外に出て、夕涼みを体験してみましょう。いい気分転換になるかもしれませんよ。

そんな夕涼みを東京ならではの演出で体験できるカフェがザ・プリンス パークタワー東京に夏季限定でオープン。ホテル内の神殿で2017年8月1日(火)から8月20日(日)まで営業する「SUZUMUSHI CAFE」を紹介する。
会場内には鈴虫の虫かごが置かれ、涼し気な音色をBGMに、行燈、風鈴、水を張ったたらいなどで和の縁側を演出している。また今年は新たに映像での演出も追加。レインボーブリッジ周辺の涼し気な東京の海辺が障子に投影される。

ひんやりグッズでクールダウン

冷却スプレー、クールマフラー、バスアイテム・・・。暑さを和らげてくれる「冷んやりグッズ」が豊富に出回っているので、これらを活用しない手はありません。

1番売れているのは、外出の前に衣服にかけるひんやりスプレー。特に下着にスプレーする使い方がオススメ。汗を拭くシートも売れています。
暑さで倒れないためには血管の太い首筋を冷やすことが大切です。気化熱で冷やすクールマフラーは必携!
またねっとりとした暑さには、電池式で風を送るファンがあると安心。氷を入れて使えるミストファンも一気にクールダウンできます。
汗をたくさんかく日には、さっぱり風呂が気持ちいい。スースー風呂のバスアイテムも豊富にそろっています。

ご紹介したこれらの「暑さ対策」で行えるものがあれば実践してみてはいかがでしょうか。電気代をお得に、お財布にも環境にもやさしい夏を過ごしましょう。