思わずファンになる? 芸能人の神対応エピソード

2018年9月12日更新

相手への対応の良さを称える時に使われる「神対応」。今回は「大物や人気者なのに必要以上に気さく」「スタッフやファン、周囲の人への心遣いが半端ない」「スケールの大きな対応」といった神対応が話題になった芸能人をご紹介します。

仕事上での神対応

みやぞん(ANZEN漫才)

『24時間テレビ』トライアスロン中の神対応

先日放送された日本テレビ系『24時間テレビ41 愛は地球を救う』でトライアスロンに挑戦したみやぞん。その時の神対応が注目を集めました。

今回のチャリティマラソンで、番組初となる水泳1.55キロ、自転車60キロ、マラソン100キロのトライアスロンに挑戦したみやぞんさん。酷暑も重なり、番組公式サイトでは“24時間テレビ史上最も過酷”と紹介されていましたが、持ち前の高い運動神経とガッツで見事ゴールテープを切り、大きな感動を呼びました。道中は足の痛みや暑さのためペースダウンする場面もありましたが、集まったファンには笑顔で手を振り、同行するスタッフにも「皆さんもお疲れだろうから、休んでください」と配慮するなど“神対応”ぶりにも注目が集まっていました。

YOSHIKI(X JAPAN)

24時間テレビにノーギャラで出演

同じく24時間テレビでは、X JAPAN・YOSHIKIの神対応も話題を集めました。

YOSHIKIが同番組に出演するのは今回が初。盲目の天才ドラマー少年の“YOSHIKIとセッションしたい”という夢を叶えるべく武道館に登場。少年はX JAPANの大ヒット曲「紅」をドラムで演奏。続いて、披露した同バンドの名バラード「ENDLESS RAIN」では少年がドラムを叩き、YOSHIKIがピアノを弾くという夢のセッションを実現している。
また、YOSHIKIは番組のチャリティー募金に300万円を寄付。それに加えて、番組出演前に更新した自身のツイッターでは「色々と意見をもらいましたが、今回、番組の趣旨に賛同しノーギャラで出演させて頂いています」と、ノーギャラでの番組出演だったことも明かしている。

ちなみに、寄付金額は500万円だったという噂も浮上しています。

綾野剛

『ハゲタカ』取材で記者に見せた気遣い

テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』のクランクアップ時の取材で見せた記者への気遣いが話題となりました。

挨拶を終え、囲み取材のタイミングになると、「ありがとうございます、来て頂いて」「すみません、長い時間、挨拶もまともにできずに」と記者に挨拶すると、その場にしゃがみこんだ綾野。椅子を持ってこようとするスタッフを「大丈夫です」と制し、そのまま記者と同じ目線に立って取材に応じ、周りのスタッフからは「こんなの見たことない」と驚きの声があがった。一通り取材が終わると「足、痛くないですか?俺ちょっと痛いんだけど(笑)」と茶目っ気たっぷり。長時間の撮影を終え、一番疲れているはずであろうに、最後には周りに置かれたテープレコーダーを自ら拾って記者に返す神対応ぶりで、記者をほっこりとさせてくれた。

綾野は、神対応っぷりがたびたび伝えられる俳優のひとりです。

ディーン・フジオカ

ドラマ打ち上げのサプライズに会場からどよめき

日本テレビ系ドラマ『今からあなたを脅迫します』の打ち上げ会場で、主演のディーン・フジオカがスタッフにサプライズを演出。

「当日は200名が参加していましたが、武井さんはつわりがひどいようで不参加。『申し訳ありません』という内容の手紙が代読され、寂しい空気が流れていました。そんななかディーンさんはビンゴ大会用に旅行券25万円分を太っ腹贈呈!『行きたい国が決まったら連絡ください。その国の楽しみ方、食事、ホテル、全部自分がコーディネートしますから!』とまさかの“ツアコン宣言”も!会場からどよめきが起こっていました」

高橋茂雄(サバンナ)と小島瑠璃子

生中継に男性乱入のハプニング

日本テレビ系『ヒルナンデス!』で一般男性が生中継に乱入するというハプニングが。突然の出来事にもリポーターとして出演していたサバンナ・高橋茂雄と小島瑠璃子の機転の利いた対応が絶賛されました。

ボソボソと何かをつぶやいた男性はそのままふたりに近づく。高橋が「お父さん、お父さん」と男性をなだめるものの、男性はそのまま高橋に抱きついた。それを見た小島は「ウソでしょ!? キャー怖い怖い!」と言って店の前まで逃げながらカメラを誘導した。
一方で、高橋と小島の対応に「すばらしい」という声も。男性が乱入した際、高橋は小島の前に身体を入れて、小島を守るような立ち位置をとった。そして小島は「怖い」と叫びながらも、自然なかたちでその場をすぐ離れてカメラを誘導し、男性がカメラに映らないようにした。
そして何より、ハプニングの後も当たり前のように中継を続けるふたりのプロフェッショナルな仕事ぶりに、「小島の頭の回転が早い」「高橋のさりげない優しさに感動した」と称賛する声も数多くあがっている。

ファンへの神対応

松本潤(嵐)

被災地で見せた神対応

嵐の松本潤は西日本豪雨被災地の広島、愛媛を、二宮和也は岡山を訪問。それぞれ避難所となっている小学校も訪れました。

松本は避難所で嵐グッズをプレゼント。Tシャツやタオルなどの嵐グッズのほかに歯ブラシや汗ふきシートなどがセットになっていた。
「一緒に写真を撮ってもらったのですが、そのとき“大変ですね。頑張ってください”と声をかけてもらいました。カラオケで歌ったり、嵐は好きだったので、すごくうれしかった。いただいたグッズにはタオルや歯ブラシなども入っていましたが、もったいなくて使えてないです(苦笑)」
松本が訪れたことで、彼の周りにはサインや写真を求める人だかりができたが、
「僕がサインに名前を入れてくださいってお願いしたら、“Dear カズキでいい?”って言ってサインに名前を入れてくれたり、ひとりひとりすごく親身に対応してくれていました」(宮原さん)

Taka(ONE OK ROCK)

ファンのためにペンを購入してサイン

Takaさんが俳優の三浦翔平さんと一緒に渋谷を歩いていると、若い男性ファンがサインを求めてきました。しかしその男性はペンを持っていなかったそう。するとTakaさんは、「じゃあ俺がペンを買ってきてやるから待ってろ」と言い、その男性と一緒にコンビニにペンを買いに行き、そのペンでサインを書いたのだとか。
サインをしたあとにはペンをそのままプレゼントし、「じゃあねー!」とかっこよくその場を去ったそうです。このTakaさんの神対応には三浦さんも感銘を受けたと語っています。そして、サインを貰った男性ファンもこのエピソードをTakaさんとのツーショット写真つきでツイッターに投稿しています。

須田亜香里(SKE48)

総選挙2位の秘密 握手会での神対応

6月に行われたAKB48グループ選抜総選挙で2位を獲得したSKE48の須田亜香里は、握手会に来たファンをすぐに釣ってしまうことから“釣り師”の異名を持つとか。その握手会での神対応の裏に隠されていた努力が、テレビ番組の密着VTRで明らかに。

今回の密着VTRでは熱心なファンのブログを検索して、ファンの握手会レポートを見て、どういう受け答えをすればファンが喜んでくれるのかについて日々研究していることを紹介。また、ファンの名前や職業、過去の会話内容をノートにまとめたり、SNSもツイッターやインスタグラムはもちろん、ブログなど10種類以上違った内容で更新しているという努力家な一面も明かされていた。

剛力彩芽

交際中の前澤友作氏へのイジリにも余裕の対応

今回も前澤氏が以前、タレントの紗栄子さんらと浮き名を流していたことをネタにしてか、「やっぱ金持ちはモテるな~女性遍歴知ってる?」とからかう声が寄せられた。
だが、剛力さんはそのコメントに対しても「お金がなくてもモテるので心配ですけどねっ笑」と返信。驚いた相手から「こんなクソリプに返信されるなんて...もう、ど、どうかお幸せに!!」と返事がくると、
「クソリプありがとうございました(ハート)笑」
と、余裕たっぷりに送り返した。

前澤氏も大喜利風リプライ

剛力彩芽は前澤氏とのSNS投稿が批判を浴び、過去の投稿をすべて削除。その後、笑顔の写真とともにInstagramを再スタートしました。この剛力の投稿写真に前澤も「撮影 by 前澤友作。この笑顔が大好き」とTwitterでつぶやきました。
300件以上のリプライが寄せられる中、前澤がある一般ユーザーの大喜利風のリプライを取り上げました。

伊達みきお(サンドウィッチマン)

筋金入りのファンを結婚式へ招待

初舞台からサンドウィッチマンのライブに来ていて、同じファンからも「3人目のサンドウィッチマン」と言われるほどの筋金入りのファンが存在し、このファンの名前をDVDのクレジットに載せたり、伊達の結婚式にファン代表として招待したりしているとか。

ファンレターをキチンと返すなど、ファンとの距離の近さも有名だ。
「とにかくファンを大切にしている。1回目のライブから欠かさず通っているファンがいるんですが、毎回、客席で立ってもらい、皆さんに紹介しています。伊達くんはその人をファン代表として、結婚式に招待したんですよ」

小峠英二(バイきんぐ)

サプライズでファンのバイト先を訪問

バイきんぐ小峠も、毎回ライブへ足を運びファンレターをくれるという男性ファンへの神対応で話題になりました。

何でもそのファンは「小峠さんのお笑いを見ると、その笑いが私の血となり骨となり、血液となって全身を巡る」といった感じの熱い内容のファンレターを7枚分書き、それとは別に7枚も書いてしまったことに対する謝罪文を4枚分書いて渡してくるという熱いファンなのだとか。しかも、その男性ファンは毎回手紙に名前と電話番号、そしてなぜかバイト先のうなぎ屋の住所を明記しているとのこと。
小峠はプライベートでその男性ファンのバイト先の埼玉の山奥にあるうなぎ屋に車で3時間半かけて訪れるというサプライズを行ったというのだ。ただ、訪れた日はその男性ファンは昼上がりのシフトだったため、運悪くその男性ファンとは対面することができなかったという。後日談としては小峠がバイト先を訪れたことを後に知った男性ファンは、次のファンレターに自身のバイトのシフト表も同封するようになったといい、小峠は「いらねえよ、お前のシフト表なんか!」「誰がお前のシフト表を見て『今日行ける!』『今日は行けない…』ってなるんだよ!」とツッコんで笑いを取っていた。

中島健人(Sexy Zone)

「最年長!神対応のドS王子」の神台詞

「最年長!神対応のドS王子」がキャッチフレーズのSexy Zone・中島健人は、ファンをメロメロにする神台詞が有名です。

例えばファンの「結婚して!」との訴えには「そういうのは男から言わせてよ」と返答、小さな女の子から「けんとくん大好き」と言われた時は、女児の母親に「16歳になったら迎えに行きます」、そして靴が脱げてしまったファンには「気を付けて、シンデレラ」といたわる一言。
「いつも健人君すてきです。生まれてきてくれてありがとう」との言葉には「たぶんおれ、あなたのために生まれた」と一言、「健人君に会って人生が変わりました」との告白には「おれの人生に存在してくれてありがとう」、そして間もなく20歳になるという女子大生には「10代の君と出会えてよかった」と、確かにすらすらと「神せりふ」が出ているようだ。
さらに43歳の男性ファンから「おっさんのファンはウザくないすか?キモくないすか?」と言われると「うれピー」、「ハゲでも?デブでも?」と畳み掛けられても「まぶしい」とさらり。

叶姉妹

コミケで“ファビュラス”な接客

昨年夏のコミックマーケットに「ファビュラス叶組」のサークル名で初出店した叶姉妹。現場での神対応ぶりが話題となりました。

一人ひとりにスペシャルな名刺を笑顔で手渡し。
同人誌とTシャツが完売した後も2人は帰らず、名刺がなくなるまで、直接渡し続けてくれたのだ! 
さらに、ちょっと列があくと、道行く人に優しい笑みをたたえながら、手を振ってくれて…なんだろう、女神が2人、コミケに降臨してる。
通り掛る人が思わず「やばい…」「いい匂い…」「ここ、コミケだっけ…」「お見かけしてしまった…」と漏らすほど、香りも姿もファビュラスすぎる2人。そのパワーたるや、みんな語彙力がなくなるほど。

GLAY

結婚式向けの楽曲を無償提供

GLAYは昨年末、結婚式で使用する楽曲に限り「著作権料を徴収しない」と公式サイトで発表。業界内外から「神対応だ」と称賛されました。

じつは最近、結婚式場に好きな曲を流すのを断られる人が続出しているんです。結婚式はご祝儀が入場料にあたるため、私的利用に該当せず、JASRACと契約を交わしていない結婚式場でCDなどを無断で使用すると著作権侵害で罰せられる。
今回の件は『グロリア』など、結婚式に向いた楽曲が多いGLAYに、ファンから『使わせてほしい』と切実なお願いがあったことがきっかけ。ファンの門出を祝いたいGLAYが『なぜ人生の晴れ舞台で好きな曲もかけられないんだ』と、理不尽なルールに怒り、『著作隣接権だけでも』と無償提供して世間に問いかけたようです」

リオネル・メッシ

神対応に少年が号泣

サッカー界のスーパースター、リオネル・メッシの神対応に少年が感激のあまり号泣。その動画がTwitterで公開されると、「なんて可愛いの」「自分も泣いたと思う」といった声が相次ぎました。

大勢のファンがメッシを一目見ようと空港に集まり、サインを頼み、写真を撮ろうとする様子が収められているが、そのなかにはバルセロナのユニフォームを着た一人の少年の姿が。胸にサインしてもらうと、別のユニフォームにもサインをしてもらい、感激のあまり頭を抱えて泣き出してしまった。
メッシはそんな少年の頭をメッシは優しくなで、さらには肩を組んで笑顔で記念撮影という“神対応”ぶり。ヒーローと会えただけでなく、優しく応対されて涙顔になる少年の様子はツイッター上で多くの共感を呼んだようだ。

プライベートでの神対応

みやぞん(ANZEN漫才)

突撃取材の記者も感動

上ですでに紹介したみやぞんはピュアないい人キャラが評判で、神対応エピソードは枚挙にいとまがありません。トライアスロン挑戦を前に、プライベートでの犬の散歩後に雑誌記者から突撃取材を受けた際も神対応を見せてくれました。

──24時間テレビのトライアスロンへの心配は…。
「あ、(ラブちゃんが)うんちするかもしれないです! ごめんなさい。(先にビニール袋をお尻の下に構え)よし、(うんち)した! すみませんね。あ、ちょっとついちゃった。えへっへっ。他に何か質問あります?」
犬と記者、両方に気を使うみやぞんの神対応に記者は感激しながら、質問を続ける。
──彼女はいないんですか?
「…言っていいのかな? いたにはいたんです、最近まで。でも別れちゃったんです」
少し表情を曇らせ、口が一文字になる。しかし、すぐ笑顔に戻る。
──どちらから別れを切り出した?
「そう。いや、お互いで。本当の話。あっ、そこまで送っていきますよ!」
──いえいえ、こちらが押しかけてしまい、失礼いたしました。
「いえいえ、暑いですし。来てもらってすみません。『女性セブン』、売れるといいですね。ちゃんとお水、とってくださいねぇ!」
直接話すと、テレビよりダイレクトにその人柄が伝わってくる。

吉川晃司

被災地でボランティア活動をするも公表せず

西日本豪雨の被災地で黙々とボランティアをしていた吉川晃司。その活動をSNSなどで公表しなかったことも「男らしい」と評判となりました。

吉川さんは東日本大震災の際も被災地を訪れて、被災者に手を貸していました。今回は、お父さんのご出身が原爆ドームの近くということもあるでしょうけど、とにかく困った人を助けたいという意識が強くあるようです。
炊き出しをしたとマスコミに流し、喧伝したりする芸能人のボランティアとは明らかに一線を画していて、そうしたところがまた、男らしい、かっこいいと称賛を集めているのです。実際、現場では優しく頼りがいのある兄貴分とされ、気配りもあって『リアルヒーロー現る』と大人気だそうです。

称賛の声を受けて、モバイル会員向けサイトでコメントを発表したそうです。

「ボランティアって、マスコミ同伴で炊き出しするもよしじゃない? 被災地の状況を発信しながら関わるもよしじゃない? 人それぞれ思う形は違うしね」とコメントを発表し、ますます株を上げることになった。