特集2017年3月7日更新

清水富美加の出家騒動

NHK朝ドラ「まれ」などで人気を博していた女優・清水富美加さんが、突如として芸能界引退を発表しました。同時に宗教団体「幸福の科学」信者であり彼女が“出家”すること、所属事務所との契約に関する内容も明らかになり、芸能界は騒然としています。契約中の仕事もある中での急な引退、芸能界の労働環境、新興宗教…様々な内容に、各方面で混乱が起きているようです。ここまでの経緯をまとめてみました。

清水富美加「神のために生きる」

Twitterアカウント削除、番組降板

2月11日、清水の所属事務所から出演予定だったフジテレビ系「にじいろジーン」、翌日のNHK「シブヤノオト」を体調不良による出演見合わせるととツイートされます。

清水の新アカウントが開設。「色々ありましたし、色々あります。」と意味深なツイート。

今度は、清水の公式アカウントから「新しい個人アカウントを作りました」とのツイート。しかしこのツイートは15分後には削除されます。

「レプロ」と会社名の入ったTwitterアカウントを捨て、個人アカウントを立ち上げた清水さん。「来週ある『宣言』をする」と語っており、事務所からの独立宣言をするのではないかと、憶測が飛び交っています。個人アカウントでは「色々ありましたし、色々あります」「100%本人で自由に、ね」と意味深な発言も。

新アカウントで「私以外に私の本当の事を語れる人なんていないことを、今のうちに言っておきます。自分の真実くらい、自分で語らせて下さい。」

2月12日、スポーツ紙により「芸能界引退」が報じられる

女優の清水富美加さん(22)が芸能界を引退する意向を固めたと2017年2月12日、スポーツ各紙が報じた。宗教団体「幸福の科学」の信者であると所属事務所「レプロエンタテインメント」に明かし、宗教活動に専念するため出家すると伝えたという。

宗教団体「幸福の科学」から清水の“出家”が発表される

この発表には、「神のために「神のために生きたいと思いました」などと書かれた清水の直筆メッセージも掲載されていました。

女優・清水富美加は12日、宗教団体「幸福の科学」を通じて公開された直筆メッセージ内で、「芸能界から姿を消して申し訳ありません」「本当に本当にありがとうございました」などと芸能界引退を示唆する内容を記述。さらに「幸福の科学という宗教に出家しました」「神のために生きたいと思いました」と綴った。

以下が直筆メッセージ全文

ファンの皆様・関係者の皆様へ ファンの皆様、関係者の皆様、友達、飲み友達、私と話したことがある人、知ってくれている人。突然に、本当に突然に、芸能界から姿を消して申し訳ありません。お世話になっていた現場や、共演者さん、スタッフさん、関わらせて頂いた方々にご迷惑をおかけしている事、しっかりと自覚しております。
しかし、約8年、このお仕事をさせていただきましたが、その中でお仕事の内容に心がおいつかない部分があり、しっかりとした生活が送れず。毎日がギリギリの状態でした。
なので今、出家したいと思いました。
私、清水富美加は幸福の科学という宗教に出家しました。
なんで、それで、出家することになるのか、皆さんにとっては、何もかもが意味不明だと思います。幸福の科学が、宗教が、出家というものが何なのか。「出家したい」と言ったら、マネージャーさんにも、「意味が分からない。やめてくれ。」と言われました。無宗教の方が多い現代では、誰もがするであろう反応ということも分かっております。
それでも、神とか仏とか、あの世とか、確かめようのないもの、この目で見たこともないものを、私は信じ、神のために生きたいと思いました。出家を決意してからは、安定した生活が送れるようになっております。
皆様から見たら洗脳とも取れるであろうこの一連の出来事やこの8年間で感じてきた素直な気持ちを、これから、偽りなく、明かしていきたいと思います。どうかこれからも温かい目で見守って頂ければ幸いです。本当に本当にありがとうございました。

教団によると、「良心や思想信条にかなわない仕事」への葛藤があったとのこと。

しかし、「人道的映画に出たいという強い希望を持っていたにも関わらず、最近は、人肉を食べる人種の役柄など、良心や思想信条にかなわない仕事が増え、断ると所属事務所から干されてしまう恐怖心との葛藤のなかに置かれていました」とし、「仕事を選択する自由も無い、一種の"苦役"(憲法で禁じられています)ともいえる就労環境のなかで、ついには心身の不調をきたすまでになりました。この2月には、医師による診断の結果、ドクターストップがかかり、現在は芸能活動を中断しています」と説明。

デビュー数年は給料5万円だったり、意に沿わない水着仕事などもあった「奴隷契約」だったと教団は主張。

清水さんの出家の背景について、幸福の科学側は「奴隷的な契約形態」があったためだと主張している。具体的には、デビュー数年後に意に反して月給5万円の契約書にサインしなければならなかったこと、「干されてしまう恐怖」から水着DVDなど望まない仕事も受けざるを得なかったこと、などだ。

所属事務所「レプロ」が反論

一方、レプロ側はこれに真っ向から反論している。教団側が会見を行った2017年2月12日、事務所側も顧問弁護士による会見を開き、「多く事実と違うところが含まれている」と主張した。
その中で、報酬問題については「仕事量や仕事内容に見合うような適切な報酬を支払ってきた」と説明。また、仕事内容についても「週に1度、少なくとも月に1度は本人とマネジャーが面談し、入っている仕事や今後の仕事について密にコミュニケーションを取りながらやっていた」とし、「会社の方が仕事を押し付けた事情は一切ない」との見解を示した。

そんな中、清水がツイート。「すり減って行く心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった」

今後は宗教家「千眼美子(せんげんよしこ)」として生きると宣言

幸福の科学の記者会見では、宗教家・清水富美加としての「法名」も発表された。「千眼美子(せんげんよしこ)」とし、千手千眼観世音菩薩に由来するものという。

ツイッター新アカウントIDの意味

新アカウントのIDは「@sengen777」。「幸福の科学」の大川総裁の誕生日が7月7日であることと関係があるのか、「幸福の科学」に関連する他のアカウントのIDにも、777の文字列が入っている。「幸福の科学」のウェブマガジン「いつだって、幸福の科学!」は「@itudatte777」で、幸福実現党の茨城県本部所属で16年参院選に立候補した中村こうき氏は「@nkouki777」だ。

引退に至るまでの経緯

1月19日、幸福の科学サイトに清水の“守護霊”インタビュー動画が掲載され、これが事務所の目にも止まります。

「清水さん本人に動画のことを尋ねると、父親が『幸福の科学』の信者であると同時に、“私も信者なんです”と明かしたそうです。もちろん事務所としてはタレントの信教を咎める理由はありません。清水さん自身も総裁に守護霊インタビューをしてもらえることは大変に幸せなことなんだと周囲に話していたそうです。その場では特に変わった様子はなく、翌日以降もいつも通り仕事をこなしていました」(芸能関係者)

この直後は仕事への意欲も口にしていたしみずでしたが、1月28日に事態は急転。事務所に対し、教団の弁護士2人を伴って現れた清水から引退が告げられます。

“仕事を辞めて出家します。『幸福の科学』のために働きたい”と話したそうです。続けて弁護士が“事務所との契約を終了したい”と告げたそうです。マネジャーはどのような宗教を信じても、出家しても構わないが、仕事は辞めなくてもいいだろう、宗教と仕事を両立する方法はないのかと提案したそうです。でも、弁護士は“両立はできない”と言い切りました

その会談で、清水は涙を流して「仕事よりも大事なものが出来た」と訴えたとのこと。

マネジャーは、ブレーク前から清水さんを親身になって支えてきた存在でした。最後に清水さんに“これまでの努力や、トップ女優になるという夢はウソだったの?”と問いかけた。すると清水さんは“ウソじゃない…。だけど、それよりも大切なものができた”と涙を流したそうです

2月6日、一切の連絡を断つ

2月3日には前述の『守護霊インタビュー』がまとめられた本が出版された。そして、6日に仕事をこなした後、一切の連絡がつかなくなったという。予定されていた仕事は体調不良やインフルエンザなどを理由にキャンセル。実際には、事務所は清水がどこで何をしているかも把握できない状態だったという。

2月8日に掲載された「意味深」コラム

2017年2月8日発売の雑誌「TV Bros.(テレビブロス)」の連載コラムに寄せていた文章の内容が「意味深」だと注目を集めている。
「私は地球に感動したのです。マジ地球」「そして私は悟りを開くのです」――。清水さんは今回のコラムで、こんな言葉を残していた。

今後は幸福の科学の映画に出演

引退ではありません。本人は体調が回復し、精神修養をした後に、当会の宗教的な映画等に出演して参りたいと思っております。また上記経緯から弁護士を通して、契約解除を行い、円満に仕事を整理する話し合いをしていたところ、契約続行を求める事務所側の強硬な姿勢に合わせようとして、遂には心身に異常をきたし、仕事を休まざるを得なくなってしまい、現在に至っています。予定されていた映画等の仕事については、心身の著しい不調というやむを得ない事由により、全うできなくなりました。

1年前の「最後のブログ」が意味深と話題

さらに「今年もまた色んなやばいことが 私を待っているだろうけど そこで終わりたくないです」と切り出すと、「次のステージが何か あんま分かってないけど 次のステージに行きたいです。今なにかのステージにいるんだから 次のステージもあるんだろうと思います。あんまり分からないなら それを探すステージかもしれないですね」と今後について模索していることを示唆していた。

2月16日、告白本を発売

宗教団体『幸福の科学』への出家を発表した清水富美加(22)が16日、自身のツイッターを更新。「千眼美子」の名義で、あす17日に著書『全部、言っちゃうね。』(発刊元:幸福の科学出版)を発売することを発表した。

あまりのスピードに「用意周到」の声も

坂上は、「ツイッターで言いたいことがあるみたいなことをにおわせておいて、とんでもないことを暴露するのかなと思ったら、本出版って…急にですよ。若干、用意周到な気がしないでもない」と率直な感想を述べた。
お笑い芸人の土田晃之は「炎上商法じゃないですけど、話題になってみんなに注目を浴びたときに告知ってすごいですね」と意見。俳優の梅沢富美男も「すぐ出せるわけないんだから、用意しててこんな時に出す…」と苦言を呈し、「本のことなんて『バイキング』で宣伝しない方がいい」とPRにつながるようなことはやめるべきだとした。

告白本で不倫を告白、相手も認める

『幸福の科学』に出家した女優・清水富美加。17日に千眼美子の法名で緊急出版した告白本『全部、言っちゃうね。』の中で、「悩みの種だった好きな人のことも忘れました」と恋愛に言及していた。 ■「ミュージシャンで既婚者」との報道 その相手は誰だったのか、注目が集まったが、19日発売のスポーツニッポンが「ロックバンドのメンバーで既婚者。後から既婚であることを知った清水は悩んでいた」などと報じた。 そのため、ネット上ではファンによる「予想合戦」が行われていたが、人気ロックバンドKANA-BOONのベーシスト、飯田祐馬が不倫関係を認めたことがわかった。
一連の報道にあった通り、私、KANA-BOONベース担当 飯田祐馬は、 既婚の身であることを隠し、清水富美加さんと交際をしておりました。 私は2014年4月に一般人女性と入籍致しました。しかし、私は、既婚の身でありながら、そのことを隠し、2015年6月から、清水さんと交際を始めました。

芸能界の反応

菊地亜美「なんでこんな話に」

和田アキ子「きれいにしてからお辞めに…」

清水は今月5日から仕事現場に姿を見せなくなり、関係者が電話をしてもつながらない状態とのことで、和田は「仕事に行ってないんですか? 仕事に穴をあけてるってことですか? それはちょっとね、きれいにしてからお辞めになった方が…」と意見を述べた。
また、「ご本人がこれだけの決断をされてるということだから、事務所に文句があるとかじゃないんでしょうね」と推測。「芸能界の仕事よりも、演じることより、修行とかやりたいことがあるんでしょうね」と話した。

国分太一「なぜ今出家?」

国分は、バラエティ番組で共演した清水について、「すごく天真爛漫で、いつも笑顔で、そして言葉のチョイスもおもしろくて、才能ある子なんだなと感じていた」と印象を語り、「ちょっと驚きましたね」とコメント。また、「個人的には、なぜ今出家のタイミングになったのか疑問ではある」と述べ、「撮影中の映画もまだあるということなので、そこらへんがどうなっていくのか心配」と話した。

カンニング竹山「不幸になる人がいっぱい」

竹山は「出家するうんぬんは信仰の自由ですので自由にしてもらったらけっこうなんですけど」とした上で、「僕の個人的な意見ですが、これからいろんな救済していこう、人に幸せを与えていこうということをしたいわけでしょ。その前に仕事を残したことによって不幸になる人がいっぱいいる」と意見。「まずはその人たちのことを考えて、そこをきれいにして、そしていきなさいという話じゃないですかね」と語った。

三村マサカズ「目標が低いのかな」

近藤春菜「相当追い詰められたのかな」

「明るくて、おもしろくて、本当に頭がいい子だなと思っていて、一緒にした仕事を全力でやってくれて、一生懸命で真面目な子だなと、すごくいい印象だった」とコメント。
続けて、「その子がこのくらい…迷惑かけると自覚している状態で今いるっていうことは、相当追い詰められたのかなって一緒に仕事したものとしては思ってしまうくらい、いい子」と発言。

坂上忍「まだ遅くないでしょ」

さらに、清水が今後、教団の作品に出演する可能性があると教団側が言及していることについて、「こうなると別問題。移籍の話、引き抜きの話になる」と問題視。「教団側も、もともとの信者さんが駆け込んできて守ってあげるというのはおかしくないと思う。だけど、守り方…本人のためにももうちょっとやりようがなかったのかなと思ってしまう」「移籍でも出家でもいいけど泥沼はダメじゃん」などと指摘し、「まだ遅くないでしょ。なんとかしてあげてくれないかな」と願うように話した。

高橋真麻「働けない精神状態なら…」

「信仰は自由。今あるお仕事やこれから公開が控えている映画があるので、事務所としてはちゃんと全うしてほしいという気持ちもわかる」とした上で、「宗教関係なく、心身ともにバランスを崩して働けない状態であるってなったらそれはどうしようもない。本人が働けないって精神状態だったら難しいんじゃないかな」と話した。

伊集院光「バランス感覚を…」

「彼女は『死にたいと思ってた』って言ってるわけでしょ。そういう人に『仕事の責任を取っていないからやめるな』というのは、俺はちょっと違うと思う」
とし、
「あまりに今回、著名人たちの意見がバランス感覚を欠いているような気がする」
と指摘した。

長井秀和「創価学会に改宗したら」

2月13日付けのエントリーで長井は、「幸福の科学で出家する清水富美加さんですよね。 色々悩んでいるとの話も聞きますけど。 ここは清水富美加さん、創価学会に改宗したらどうですかね? 伸び伸び、芸能活動と宗教活動を両立出来ると思いますよ」とつづり、さらに「とりあえず、手始めに、清水富美加さんに聖教新聞を一ヶ月無料贈呈しますね」と締めているのだ。

トラブルが続く事務所「レプロエンタテインメント」

「レプロはとにかく事務所とタレント、またタレント個人とのトラブルが多い。契約でモメた能年や清水だけではない。例えばガッキーこと新垣も10年ほど前、多忙によるストレスから精神的にかなり疲弊したことがあった。一時、まともに仕事ができないほどストレスがかかってしまったため、長期間休ませることになった。以前所属していたこずえ鈴も辞めた後に猛批判された」

疑問が残る事務所の対応

「教団側がレプロと清水の雇用形態を“奴隷契約”と呼び、『月収5万円という時もあった』と批判しているのに対し、レプロ側は『適切な報酬を支払ってきた』の一点張り。そうした対応のせいで、レプロ側に隠したいことがあるのではないかと、疑惑の念が向けられています。その上、レプロ側でメディアの対応をしているのはマネジャーと広報担当者で、社長など幹部が姿を見せないのは、責任ある対応とはいえないでしょう」

清水もかつては事務所に感謝の言葉を口にしていたが…

そんな試行錯誤をしつつ、人気コミックを実写化したドラマ「となりの関くん」(TBS系)、24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」(日本テレビ系)と話題作への出演が続く“今求められる女優”。「まれ」にちなんで“今の夢”を聞くと「やっぱり、事務所の稼ぎ頭ですね!」とストレートな宣言。「支えてくれた人たちへの恩返しです。そして自分ほど普通な人はいないと思っているので、どこまで行けるのかを見てみたいっていうのもあります」。未来を見据える瞳は、キラリと輝いていた。

彼女が口にしていた事務所の契約内容や労働環境に、芸能界からは「それくらい当然」と言う反応が多かったことにも驚かされました。まだまだ混乱が収まらない出家騒動。今後の彼女の動向が気になります。