特集2016年11月20日更新

進化するホテルのサービス・戦略特集

外国人観光客の増加や、シニア世代の国内旅行への関心が高まり ホテル業界の需要が高まっています。 より多くの観光客を獲得すべく、ホテル業界では激しい競争が続いています。 その中で生まれた各ホテルのちょっと変わったサービス、戦略を紹介いたします。

11月20日は「ホテルの日」

毎年11月20日の「ホテルの日」です。「ホテルの日」は、1890年に帝国ホテルが開業したことを記念して制定されました。このころ、近代国家としての地位確立を目指していた日本ですが、首都東京には、外国人を受け入れる本格的な宿泊施設がありませんでした。そこで、政府主導の下、国の威信をかけて日本の迎賓館としての役割を担うホテルが誕生したのです。それ以来、日本では様々なホテルが開業し、お客様におもてなしを提供してきました。

ホテル市場の傾向は~進化する「ビジネスホテル」

「ローコスト」から「ハイクラス」へ

だが、近年このカテゴライズがクロスオーバーしつつある。機能的で清潔感も高いビジネスホテルは人気沸騰であるが、本来の特色であった「ローコスト」なタイプから、シティホテルを彷彿とさせる付加価値を打ち出す「ハイクラスタイプ」に注目が集まっている。伝統的なシティホテルが人気の宿泊主体型へ“鞍替え”するケースすら見られる。

従来、ローコストタイプだったホテルがハイクラス展開の動きも

ここにきてローコストタイプというイメージだったチェーンが、ハイクラスタイプを展開する動きが活発だ。
たとえば「ホテルルートイン」。ロードサイドへの出店が主体のチェーンというイメージだったが、都市部・駅近への出店も加速し、最近では「ホテルルートイングランド」ブランドでワンランク上の施設を展開している。客室や設備、インテリアなどへの気遣いが光る。

異業種からの「無料サービス」攻勢

人気の理由は各施設様々であるが、共通点として挙げられるのが“フリードリンク”の提供。伊豆の5施設に共通するのは、夕食/夜食/朝食の3食付きにして、夕食・夜食時はビール・ワインに日本酒や焼酎、各種カクテルといったアルコール類を無料提供する。
また、客室冷蔵庫内のドリンクも無料で、「ホテルで飲むドリンクは高い」という常識を打ち破る。宿泊料金とは別途累進的に加算されるホテルステイ特有な精算時の不安がない。一方で無料サービスの提供を極めつつ、スタッフサービスのクオリティやホスピタリティの高さにも定評がある。

ユニークなサービスのホテルが続々と東日本へ

「これらのホテルを私は“進化系ビジネスホテル”と呼んでいます。地方のホテル経営者の2代目など、若い経営者が全国チェーンを超えてやろうという発想で運営しています。徹底した利用者目線で提供されるそのサービスには、ユニークなものも多くあります。例えば、朝食だけでなく、夕食も無料だったり、マッサージチェアや『iPad』を全室に置いたり、バーを設けているところもあります。しかも宿泊料金は全国チェーンよりもお得に設定するなど、コスパも優れています。実際、これらのホテルは稼働率も非常に高い。ぜひ一度泊まってみてほしいですね」

「顧客満足度抜群」ドーミーインのヒミツ

「2015年世界ベストホテルランキング」で「ドーミーイン札幌ANNEX」が5位に

世界最大のオンライン総合旅行会社エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパン(https://www.expedia.co.jp)は、エクスペディアで取扱っている世界3万都市のホテルの中でも特にお客様からの評価の高いホテルをランキングにした、「2015年世界ベストホテルランキング」を発表しました。

その魅力の秘密は?

海外のお客様に人気が高い理由としては、海外の人にも喜ばれるお土産屋さんが並ぶ狸小路内にあり、大通・ススキノエリアまで徒歩5分という“札幌観光に適したロケーション”、盛り放題のいくら・えび等の海の幸で自分のお好みの海鮮丼が作れる“北海道らしい朝食”があげられます。また、露天風呂付の男女別大浴場や夜に毎日無料で提供される「夜鳴きそば」(醤油ラーメン)のサービスが楽しめる点も魅力の一つです。

「人気のビジネスホテルランキング」でも2位に

【人気のビジネスホテルランキング】
1位・・・リッチモンドホテル(80.9)
2位・・・ドーミーイン(79.9)
3位・・・スーパーホテル(77.8)
4位・・・ダイワロイネットホテル(76.9)
5位・・・コンフォートホテル(76.4)
(カッコ内は顧客満足度)

人気の秘密は充実した温泉施設と高クオリティな食事サービス

温泉旅館のような充実のお風呂施設

 民間旅行代理店などの人気ビジネスホテルランキングで常に上位にランクされる「ドーミーイン」も、“我が家でくつろぐように疲れを癒してほしい”というコンセプトで大半の店舗に大浴場を完備した。
「平日はビジネスマン、週末は観光客の集客を狙っています。ツインには畳部屋も用意し、団塊世代のご夫婦旅行にも利用していただきやすいように配慮しています」(事業本部・藤井俊輔副部長)

ご当地の名物料理が食べられる朝食サービス

「全国チェーンでいうと、ドーミーインの朝食も素晴らしいですよ。各ホテルでその土地ならではの名物料理が振る舞われています」(瀧澤氏)
というわけで、各ホテルごとにどんな料理が用意されているのかを同ホテル担当者に聞いてみた。
「一例なのですが、札幌ではイクラやカニ、イカをのせた海鮮丼。新潟ではカニ飯、津ではまむし丼、広島、姫路では穴子飯といった、ご飯ものを提供させていただいております。おかずでは小樽のイカや貝のあぶり焼き、大阪なんばの牛鍋、長崎の皿うどんや鹿児島のキビナゴ刺しなどを召し上がることができます」

夜には「夜鳴きそば」無料提供も

2位の「ドーミーイン」では「地元の名物料理が数品あるのがとても嬉しい!」との声もあがる、地域性を意識した朝食を提供。さらに、夜には名物の「夜鳴きそば」を無料提供するなど、「食」を軸とした取り組みが高評価。また大浴場があり、ゆっくりと湯船につかれることも大きな魅力だ。

「わが家のようなくつろぎ」を研究

約370の学生寮や社員寮を運営している実績
お客様の「あったらいいな」を日々研究・導入
コンセプトは「住むホテル」
「わが家で過ごすようなくつろぎを提供する」

ドーミーインおすすめ“神ホテル”5選

旅マニアも感動の最強コスパ「ドーミーインPREMIUM和歌山」

国内外合わせて約500軒泊まり歩いた筆者ですが、久しぶりにコスパのよさに感動する宿に出会えました。それは「ドーミーインプレミアム和歌山」。全国展開するビジネスホテル「ドーミーイン」のワンランク上のラインのホテルですが、客室・設備・朝食・温泉とどれをとっても素晴らしくコスパ最高の宿でした。

都心部ではここだけ!東京駅から2駅の天然温泉ホテル「ドーミーイン東京八丁堀」

最大の魅力である天然温泉大浴場は、フロントのある2階に位置している。
(中略)個人的に最高なのが「源泉の水風呂」である。「の」が入るところがミソで、湯温が浴槽で27度になっていた。 源泉温度からすると、何らかの加温をしているようだが、これが最高。 気持ちよすぎて風呂から出られない。

イクラもホタテも食べ放題で温泉付き「 ドーミーインPREMIUM小樽」

寿司や運河で有名な街「小樽」にある、『天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽』が、マジで神ホテルすぎたのだ。
いったいなぜ神ホテルなのか? それは“食事”、“風呂”、“アクセス”、“部屋の快適度”、“コスパ”という五大要素がコレ以上無いと思えるぐらい満点だったのである。

朝からカニにわっぱ飯「ドーミーイン新潟」

温泉の泉質は、柔らかくてクセが無いタイプ。あまり刺激が強いのが苦手という人には最適だ。そしてドーミーインの真骨頂ともいうべき朝食は、さらにスゴかった! な、なんと朝からカニ入りの新潟名物「わっぱ飯」が出てきたのである!! 5000円台のビジネスホテルでカニ入りの朝食が食べられるなんて聞いたことないぞ(笑)。

まさに“神ビュッフェ”最強の朝食「ドーミーインPREMIUM札幌」

・あふれる北海道食材
和食と洋食、様々な料理が楽しめるが、北海道食材をふんだんに使った料理が目立つ。ジンギスカンやスープカレー、鮭・ホタテ・サンマ・アスパラ・じゃがいもなどもおいしそうだが、やはり一番目を引くのはキラキラとしたイクラだろう……!

ちょっと変わったサービスや外観のホテル

ロボットが接客する「変なホテル」

ハウステンボスは、人件費を通常の4分の1に抑えるために、フロント業務などにロボットを導入した「変なホテル」を2015年7月に開業し、大きな話題を呼びました。そして今年7月からは、国内初のロボット複合施設「ロボットの王国」をスタートさせて人気を集めています。

芸舞妓さんと遊べるホテル「星のや京都」

通常は、大勢で楽しむことが多いお座敷遊びだが、今回の企画では、星のや京都の料理を詰めた弁当を味わいつつ、客室に京都祇園の芸舞妓さんが華やかな着物姿で登場。芸舞妓さんのお酌を受けたり、舞や小唄を楽しめる。さらに、伝統的なお座敷遊びで盛り上がることができたりと、京都ならではの雅なひと時を過ごすことができる。

氷点下5~8度「氷のホテル」

氷点下20~30度にもなる寒さを活かして作られた「氷のホテル」は、エスキモーの作る家「イグルー」のような、氷でつくられた空間。
室温は氷点下5~8度と、これでもかなりの寒さですが、マイナス30度以下まで対応できる寒冷地仕様の寝袋で過ごします。

ツリーハウスに泊まれる「北軽井沢スウィートグラス」

草原や林間など多彩なロケーションでオートキャンプを楽しめるテントサイトに、貸し別荘風のコテージや、薪ストーブやブランコもあるキャビン、ノーリードで犬と過ごせるドッグキャビンなど、自分のスタイルに合った宿泊を選べるのも魅力です。
遊べるツリーハウス「ツリーハウス・ノア」_3 こんなツリーハウスだって、単なるアトラクションではなく宿泊できる施設なんです!

エジプト気分が満喫できる「ピラミッド温泉」

ノンビリ過ごしたい人は宿泊も可能だそうだが、なによりもインパクト大なのは、そのエントランス。建物全体で表現されているピラミッドの雄々しさに驚く人も多いという。写真を撮れば、日本にいながらにして、エジプト気分が満喫できる。まさに非日常空間といえよう。

気分はモンゴルの遊牧民「那須温泉 モンゴリアビレッジ テンゲル」

1位にランクインした栃木県の「那須温泉 モンゴリアビレッジ テンゲル」は、モンゴルの移動式住居であるゲルに宿泊し、モンゴルの民族衣装のデールを着て写真撮影することができます。また、自家源泉のナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉は美肌の湯として女性客から人気を集めています。

コットンテントがかわいい「FBI(船瀬ビーチイン)」

兵庫県淡路島にある「FBI(船瀬ビーチイン)」は総面積約2,000坪をほこるオートキャンプ場! 目の前に広がる海の景色は開放感たっぷりで、ネット上でも「行ってみたい!」という声が多く話題になっています。最大4名までが宿泊できる「JERRY」はベルギーから輸入したというコットンテントがかわいく、絨毯にテーブル、チェアが配置され、寝心地のいいダブルベッド、バーベキューグリル、ランタンなども完備されています。

大阪なのにバリ島にいるかのようなサービス「ホテルバリタワー大阪天王寺」

女子会プランではリムジンでのクルージング体験ができるプランやリゾート風ワンピースやビーチサンダル、ヘアーアクセサリーで着飾ることができるプラン、天蓋付きのベッドの部屋に宿泊し、浴槽に花を浮かべるフラワーバスが楽しめるプランなど、女性同士でバリ島に旅行しているかのような体験ができます。

宿泊も可能な世界的名建築「中銀カプセルタワービル」

汐留の高層ビル群から、首都高をはさんだ向かい側。立方体の箱を積み上げたような、不思議な形状のビルに見覚えのある方は多いのではないでしょうか。
これが「中銀カプセルタワービル」です。
中銀カプセルタワービルは、故・黒川紀章氏の設計により、大阪万博の2年後・1972年に建てられました。数々の映画やテレビのロケ地となり、建築史の教科書には必ず登場し、国内外から熱狂的なファンが絶えず訪れる…そんな、日本が世界に誇る名建築です。

座敷わらしが目撃出来る?宿「割烹旅館おぼない」

...ということで、「割烹旅館おぼない」にある、「侍の湯 おぼない」に入ってみると、これまたビックリ。宿泊客による座敷わらし目撃談メモが、びっしりと貼られているのだ。
「女の子の影が壁に写っていた」「就寝中、枕や足をひっぱられた」「部屋の中をオーブが飛びまわっていた」などなど......。宿泊客が撮影したオーブ写真も幾つか展示されている。

泊まれるの?まるで廃墟な「老松温泉 喜楽旅館」

そんな「廃墟」のような温泉があるのは、栃木県の一大観光地「那須湯本温泉」の外れの地。
いまにも崩壊しそうだが正真正銘営業している「老松温泉 喜楽旅館」である。外観に反して、年季は入っているものの浴室は意外にもきれいに整えられている。
優しく香る硫黄と、弱酸性のぬるめのお湯に癒されること間違いなしだ。

ここは異世界?幻想的な健康テーマパーク「阿蘇ファームランド」

阿蘇ファームランドは、予防医学的な見地から国民の健康づくりに役立つ施設として、厚生労働大臣から認定を受けているテーマパーク。「運動・食事・癒し・宿泊・体験・買物・幼児発達支援」をテーマにした50種類以上の施設を楽しむことができ、“健康を体感”できるテーマパークとして年間約400万人が利用している。

いかがでしたか?ホテル業界の需要が高まる昨今、いずれも個性的で良質なサービスばかりでしたね。気になるホテルがあったら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。