特集2017年12月14日更新

時代は小倉優子・木下優樹菜?ママタレ戦国時代

芸能界にも結婚と出産を経ても“働くママ”が急増しています。2017年11月には「第2回『好きなママタレント』ランキング」が発表になり、小倉優子が第1位に輝きました。今回は、「ママタレ」ランキングの上位に入ったタレントやその他に好きなママタレ、反対に嫌いなママタレをそれぞれ掘り下げてみたいと思います。

目次

「好きなママタレント」1位に輝いたのは…

先日、ORICONで「第2回『好きなママタレント』ランキング」のアンケート結果が発表になりました。

女性の社会進出が顕著となり、結婚&出産を経ても“働くママ”が急増中。同じく芸能界でもタレント活動を続けるママ、いわゆる“ママタレ”の活躍が目覚ましい。彼女たちの子育て術や“ママ”ファッションを参考にする一般の主婦たちも多いはず。そこで、第2回となる『好きなママタレント』のアンケートを行った結果、現在シングルマザーとして奮闘する【小倉優子】が1位を飾った。

1位 小倉優子

離婚乗り越え育児と仕事を両立“シングルマザーの星”

2011年に有名美容師の菊池勲氏と結婚し2子をもうけたものの、昨年、夫と事務所の後輩・馬越幸子の不貞関係が発覚し、今年3月に離婚。その後、バラエティ番組で「離婚ネタ」を率直に語る姿が大ウケし、再ブレイクを果たした

夫の不倫による離婚の際に小倉が出したコメントが世間の評価を上げたきっかけとなったようです。

小倉は『主人もたくさんの方々から大変なお叱りをいただき、これまでに無いほどの反省をしております。私も冷静になり、今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたいと思います』と自身のブログで綴り夫を擁護しました。このころから、小倉に対する評価がいい方向に変わってきた。結果的には離婚となりましたが、その後も元夫を貶めるような発言はなく、子育ての話に終始しているのも好感が持てる理由だと思います

レシピ本も出すほどの料理上手

10月25日放送『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で小倉の私生活に密着したのだが、小倉は子どもが起きる前に化粧を済ませ、6時から朝食と弁当作りを開始。朝食後の空いた時間には、子どもの勉強を見てあげる。まさに“完璧ママ”ぶりを披露していた。

料理レシピ本が累計25万部のベストセラーを記録しています。

「料理の本を出すのが夢だったので、毎年1冊ずつ出せていて嬉しいです。レパートリーは、今までだと、う〜ん。ざっと1000品くらいはあるかも」

「こりん星」の「りんごももか姫」を捨ててママタレの道へ

かつては「こりん星のお姫様」というキャラクターで売っていた彼女ですが、見事ママタレへの“ジョブチェンジ”に成功しました。

こりん星キャラ封印について最初に言及したのは2010年2月のことだった。
「当時、出演したイベントで、突然、『こりん星は2009年末でやめたんです。これからは等身大の私でいこうかなと。今まで、こりん星をありがとうございました。お世話になりました』と発言し、世間を驚かせたのが始まりです。
「もともと小倉はセルフプロデュースが上手いタレントです。かつて話題になった“こりん星”のキャラクターをばっさり捨て、結婚後はママタレの一人としてポジションを確立しました。そして現在はシングルマザーとして、女性からの支持もしっかりと得ています。そのため酸いも甘いもかみ分けたご意見番ポジションとして、重宝されていく可能性は高いですね」(芸能関係者)

漫画家・久保ミツロウさんのTwitterに「こりん星」時代の雑誌インタビューがツイートされていました。

2位 木下優樹菜

“おバカキャラ”から一変した強きヤンママ

行動や発言がマイルドヤンキー層から支持

テレビのメイン視聴者層のひとつである、いわゆる“マイルドヤンキー層”から絶大な支持を受けている。今回のインスタ投稿にあるように『地元を重んじる姿勢』も、彼らのウケは良いでしょう。さらに、別の投稿では、一般人の盗撮に苦言を呈すなど、はっきりとした意見も持っているので、ご意見番としても期待されます。

テレビ番組で自身のヤンキー時代を振り返り、母に懺悔しました。

番組では当時を振り返った木下。「あの時は本当にお母さんつらかったと思う」とうなだれた。
「さらには『(母親に)“朝起きてくるのやめて。顔見たくないから”とか言ったり。今私、娘がいて、娘に十何年後に(同じことを)言われたらちょっと本当に生きる自信なくすくらいつらい』と言って懺悔していました」(前出・芸能ライター)

また、夫のFUJIWARA・藤本敏史とのケンカなど、家庭の内情や悩みを包み隠さず打ち明ける姿も共感を呼び、「好きなママタレ」と言われるのかもしれません。

木下いわく夫婦喧嘩は「ほんとに激しいから!」「みんなが思ってるようなキレイな夫婦ではないんです」。
特に第一子出産後一カ月で仕事に復帰してからの時期は、仕事を辞めたいと思うほど両立がつらく、夫婦の言い争いが絶えず「男のプライドとか関係なくボロクソ言ったり、お互い憎しみ合うようなツラいケンカもいっぱいした」という。その頃に、お互い同業者であることから(時間が不規則であるとか、互いの仕事内容に干渉してしまうという事情だろうか)現実的に考えてこのまま生活を継続するのは難しいとし、離婚の話し合いをしたことがあったという。

3位 北斗晶

50代から絶大支持の“肝っ玉母ちゃん”

現役時代は、そのファイトスタイルから“デンジャラス・クイーン”と呼ばれ、元男子プロレスラーの佐々木健介と結婚して以降は、“鬼嫁”の愛称でも親しまれている。引退後はタレントとして活躍しながら、佐々木の事務所の代表取締役も担い、家庭では2児の子育てに奮闘してきた。2015年に、乳がんで右胸全摘手術を受けたが、以後も家族との日々を自身のブログに綴っている。彼女の古き良き“肝っ玉母ちゃん”ぶりに、「お料理も上手で、夫婦仲が良く、幸せそう。憧れる」(東京都/50代/女性)、「"ダイナミックで、好き!飾らないのも良い!」(京都府/50代/女性)など、北斗と同世代の50代からの支持は1位となった。一方、息子世代の10代からも「北斗さんは、唯一無二のお母さんという感じで、ズバッという発言が好きです!」(栃木県/10代/男性)と人気を呼んでいる。

4位 木村佳乃

バラエティでパワーアップし好感度もアップ?

「イッテQ」の体を張った奮闘で人気に

「特にクライマックスで見せた長さ85メートルのウォータースライダーから泥沼にダイブするのは衝撃的でしたね。最初こそチャレンジに戸惑いがあったものの『スライダー女優、スライダー女優』と自身を鼓舞してしっかりミッションを完遂。沼から上がってみると木村の髪の毛に水草が絡まるという、芸人でもなかなかできないバラエティ的にはおいしすぎる展開も発生。まさか、ここまで木村が体を張れるとは‥‥」(エンタメ誌ライター)

家庭では2児の母として奮闘

仕事が終わって家に帰れば5歳と3歳の娘たちの母となる。女優と母親業を両立するために奮闘する日々を送っているのだ。平日は大忙しで、毎朝6時に起きて、洗濯や掃除をすませる。料理は時間があるときに作り置きしておくのだとか。長女が生後2カ月のときから女優復帰しているため、子どもたちは母親が働きにでることには慣れているそう。
独身の時のように自分の時間を好きには使えず、セリフを覚える時間が全然ない。絵本を読んで子供を寝かしつけた後にやろうと思っても一緒に寝てしまったり、朝早くやろうとしても、子供が早起きしてしまってできなかったり。結局仕事場に向かう車中の数十分間の限られた時間で集中して覚えているそうです。そんな毎日でも、好きな仕事で、大事な家族のためなら頑張れると楽しそうに語っていました。

5位 森高千里

年齢を感じさせない美貌で全国のママの憧れ

48歳にしてアイドル時代と変わらぬ美貌

森高千里(48)もまた「永遠に可愛い」と評される女性。5月21日に『Love music』(フジテレビ系)で「森高千里30th Anniversary SP」が放送され、昔の森高の映像が出たが、「若い頃より今の方が可愛いと思うのがすごい」「この人はキレイじゃなくてカワイイ!」といった反響があった。

6月に放送されたラジオ番組で「ミニスカ、頑張りますよ!」と宣言した森高だが、実は森高自身の原動力にもなっているようです。

「実は森高はミニスカを履くことが“原動力”にもなっているんです。以前にネットで公開された本人のインタビューでは『基本、ミニスカートは好きだからはいているだけなんです』と明かし、ミニスカをはいてステージに立つために『ジムに通ったり、夜は炭水化物を食べなかったり(中略)好きなことをやっていることが原動力になっている』『ムリだからやめてくれって言われるまで、はきたいなと思います』とまで語っていました」(芸能プロ関係者)

2017年5月には夫婦でデートする姿が報道され、その姿にうらやむ声が出ていました。

ふたりの距離、15cm。つなぎそうでつながれない手、彼が彼女を気遣いながら懸命に話す様子、時折目が合うとハニかむその表情…見ているとこっちが照れてしまう、つきあいたて風のカップルが東京・渋谷にほど近い通りを歩いていた。
「お子さんと3人でのカフェランチのあと、お子さんに“先に帰ってていいよ”と言ってふたりでお買い物していたようです。普通、旦那さんが先に帰りたがるのに(笑い)。結婚して18年経っても恋人同士のような奇跡の夫婦なんです。だけど森高さんは『え? みんなもこうじゃないの?』って。これを普通だと思っているのがまたすごいですよね」(前出・ふたりの知人)

その他の人気ママタレと言えば…

「ママ1000人に聞いた好きなママタレ」でぶっちぎりの1位

「アサジョ」が2016年末に発売したムック本の中で実施した、30代と40代のママ1000人を対象にしたアンケートによれば、「好きなママタレ」でぶっちぎりの1位に選ばれました。

まずは「好きなママタレ」を発表しよう。ぶっちぎりで第1位に輝いたのは、16年11月に初主演映画「オケ老人」が公開された杏(30)。ママタレ界の新人にもかかわらず一躍トップに躍り出た。12月に発表された「2016年女性タレントCM起用社数ランキング」では、三菱電機ほか、9社に起用され、ママタレの中でただ1人、ベストテンの10位にランクインしている。
「モデルで一流女優なのに、気取らないところが最高。旦那さんの性格もやさしくて、芸能界一の家族じゃないかしら」(35・東京)
「仕事も、家庭も自然体!料理上手で歴史好きでエッセイもうまい。生き方がステキすぎ」(41・兵庫)

現在は「双子」と「年子」の3児の母に

女優・杏(31)と俳優・東出昌大(29)夫妻に第3子となる長男が誕生していたことが分かったと各スポーツ紙が報じている。今月上旬に出産し、母子ともに健康だという。
夫婦にとってはじめての男の子誕生のニュースにネットでは「(双子と)年子だなんて子育て大変そう。尊敬する!」「相変わらず仲良さそうでよかった」「どっちに似てもモデル体型のイケメンだね」というコメントがあがっている。

三田寛子

「16年9月に夫である歌舞伎役者・中村橋之助(51)が、京都の人気芸妓と浮気していることを週刊文春に報じられました。その時に、妻でタレントの三田寛子が『芸以外のことでお騒がせする結果になってしまい、主人も私も至らぬ点がありましたので深く深く反省しております』と明るい笑顔で堂々と謝罪。これが名会見だと絶賛されました」(スポーツ紙記者)
この会見で好感度が一気にヒートアップ。
「不倫騒動会見後のテレビで、『旦那さんのツメを切ってあげたり、靴下履かせたり尽くしたくてしょうがない』と告白。『人の喜んでくれる顔を見ると、こっちの喜びに全部変わる』なんて、仏様みたい。あの再婚梨園妻にツメの垢でも飲ませたい」(38・大阪)

乙葉

ドラマの『逃げ恥』に夫婦で出演して話題をさらいましたが、このアンケート集計はドラマのオンエア前。いかに“逃げ恥”スタッフの勘が冴えていたかもわかりますね。とにかく暗いニュースの多かった2016年は、明るく好感度の高いママタレたちが、世間のママの心の支えになったようです

井上和香

背伸びをしていない「ブログ」に高感度上昇

井上の家事や子育ては好感度高めママタレの要素が満載だ。セレブぶってもおらず、個人的にも親近感を抱いてしまう。娘に新しい靴を履かせて公園で遊ばせギャン泣きされたり、保育園にママチャリで向かう途中に落ち葉が娘のところに落ちてきたり……といった記事内容は、本当に普通!
しかも料理も普通であり、かつ美味しそうという絶妙な按配だ。娘の食事も、ニンジンを飾り切りしてみたりすることもなくいたって普通。器も、「温もりを感じられるように小さい頃から陶器を……」とか言い出すこともなくプラスチックで、ヘタなセレブママ(=非芸能人)よりも普通。無理して背伸びしていない、と思わせる。

嫌われているママタレは?

辻希美

かつての“炎上女王”今や誰も反応せず?

辻希美といえばこの10年、炎上界の先頭をひた走ってきた文字通り「殿堂入り」の人。友人の結婚式に白を来て参列、葬式にミニスカバカリボンで参列するなど“非常識系”の炎上から、カレー作りやメロンパン詐欺疑惑のような“嘘つき系”炎上、ウインナー祭りや自転車4人乗りなど私生活を晒すだけで炎上要素に事欠かない見事な10年間だった。
しかし最近、その炎は消えかかっている。
辻のインスタに、自作のミニオンズケーキを家族で一斉につつく動画がアップされたのだが、これについて、「ケーキ切り分けないんだね。みんなで突っついて、見た目汚いし、行儀悪いし。テーブルもこぼして汚れて…」「ケーキをほじくり食べしてる動画載せるなんてあり得ん」「切り分けて食べないことがありえない!! なんでここは直食いが多いのか…ミニオンケーキつつきあってるの引く」などと“フォロワー”たちが驚き、食事マナーの悪さを指摘する声が飛び交ったのだという。
だがこの記事には「ケーキぐらい好きに食べさせてあげて」「楽しそうでいいじゃん」と、ガルちゃん民すら引いている。もはや辻ちゃんが完全に炎上ママタレの椅子から弾かれていることをまざまざと見せつけられた。

木下優樹菜

「好きなママタレ」の一方で批判も…

SNSで言葉遣いによる炎上も要因か

Instagramで手料理の画像をアップし、「赤と緑が足りない」と指摘されれば「ごはんのせたらダメ出しきた…赤と緑たりなくてゴメンなさいww爆笑!」と当該人物のスクリーンショットを掲載し、アカウントを晒す反撃に。また先日は、夫であるFUJIWARAの藤原敏史に街中でタメ口で接触してきた一般人に対し、ガチ切れ。「オメーの名前一生忘れねーから」「次やったらマジで許さねぇ!」と、軽い気持ちで接触したであろう一般人を震え上がらせる激怒っぷり。こうした絡まれればすぐ反応してしまうヤンキー気質や、言葉遣いの悪さに嫌悪感を持つ人も多いのが炎上する原因かもしれない。

ストレス解消で夫のモノを勝手に捨てる行動に批判殺到

許せないことがあった時には、藤本が大事にしているというフィギュアや怪獣消しゴムを本人に黙って勝手に捨てるという方法でストレス発散をしているそうです。
木下の鬼行動に、世の様々なコレクターたちは怒り心頭。「俺がこれやられたらブン殴って離婚だわ」「やることが高嶋ちさ子化してきた」「フジモンも服とかブランドバッグとか捨てちまえ」と、数え切れないほどの批判が殺到している。

優木まおみ

「子ども産んだら女として終わってる」発言に猛批判

過去に雑誌のインタビューで「子どもができたら仕事がなくなるかも、私の存在意義が子どもだけになるかも、女として終わってしまうかも……」と発言し、「子どもを産んだ女性は女として終わってるってことかい!」と猛批判を浴びた優木。東京学芸大卒の“エロかしこい”タレントとして世の中に出てきた割には詰めの甘い発言が多く、またそのせいでたびたび炎上事件を起こしている。

漂いすぎの「セレブ感」に共演者ダメだし

現在、2児の母親である優木は「ママタレランキングの上位に入りたい」と打ち明け、VTRで自宅を公開。その中に大型テレビや高級ベッドなどのセレブ感漂うアイテムが続々登場。なかでも、長女を出産したときに自分へのご褒美として買ったという200万円のエルメスのバーキンが槍玉に上がった。
映像を見た渡部は「本当に主婦に受けたい、ママタレとして好感度を上げたいならこれは映しちゃダメ」とバッサリ。挙げ句「そんな奴にはオファーは来ない」と、とどめを刺した。

くわばたりえ(クワバタオハラ)

ポジションは「主婦代表」だが極端な発言で何度も炎上

くわばたは、ここ最近何度もネットで炎上しています。今年3月には『福島米は買いたくない』と発言して批判を浴び、先月には『病院は100%(病気を)治せるわけではない』という医師の発言に噛み付いて、批判が殺到。過去には、自らのブログで、『(赤ちゃんの)顔を叩いたらアカン。腫れたらバレる。叩くならお尻にしなアカン…』と、つづって大騒ぎになったこともあります。
「視聴者はこうした、他局にはあまり出ていないのに、なぜかNHKでは重宝がられ、『ママタレ代表』のように準レギュラーを務めるくわばたの発言に不快感を覚えているようです。もちろんお笑いタレントが母親業をやっていることは責められることではありませんが、くわばたに『母親代表』のように言われたくないというのが本音なのでは?」(テレビ関係者)

梅宮アンナ

「しまむら着てたらイジメられる」発言で視聴者から非難の嵐

梅宮は「まあスゴいんですよ、有名私立校に子供を受からせようと思ったらいろんなものを持ってなきゃいけない。お金も物も車も。服装は、完全無欠な“お受験服”で毎日行く幼稚園もあれば、普通の格好をしていいところもある。普通でもバーキン持ってます、みたいな。しまむらさんで行ったらちょっとイジメられるかも」と話したのだが、この内容が伝えられると、世のママたちから非難ごうごう。
ネット上では「しまむら、バリバリ着てますけど、何か?」「これが本当ならセレブママ嫌いだわ」「子どものためじゃなく、自分の自己満のくせにムカつくわ」「やっぱりこの人嫌いだな」と批判が殺到している。