平昌五輪のピックアップテーマ2018年2月6日更新

平昌五輪でメダルが期待できる日本人選手 その3

「今シーズンのワールドカップ(W杯)で表彰台に立った」ことを基準にして「平昌五輪でメダル獲得が期待できる選手」を紹介するシリーズ。第1回「スピードスケート」編第2回「フリースタイルスキー」編に続き、今回は「スキージャンプ」編です。

高梨沙羅

今季6度の表彰台も…

2017-18シーズンW杯の主な成績
個人 第3戦 リレハンメル大会 3位(HS138)
第4戦 ヒンターツァルテン大会 3位(HS108)
第5戦 札幌大会 3位(HS100)
第6戦 札幌大会 2位(HS100)
第8戦 蔵王大会 3位(HS102)
第9戦 リュブノ大会 3位(HS94)
団体 第1戦 ヒンターツァルテン大会 優勝(HS108)
第2戦 蔵王大会 優勝(HS102)

歴代単独最多の通算54勝目は今季ずっと「お預け」

スキージャンプ男女を通じて歴代単独最多の通算54勝目を目指して今シーズンに突入した高梨ですが、初戦から先月28日の第10戦まで、ずっと記録達成が「お預け」。表彰台には6度上がっているものの、W杯個人総合優勝4度、通算53勝という輝かしい成績を誇る高梨としては物足りない成績です。今季W杯個人0勝で平昌五輪に挑むことになりますが、本人は前向きなコメントをしています。

W杯通算100戦目の区切りで表彰台も逃し「世界のトップ選手と混戦で戦えていい刺激になった」と努めて前向きに話しながらも「(未勝利を)気にしていないと言えばうそになる」と本音も漏らした。

「目標は金メダル」

最後に「オリンピックでの目標は金メダルを獲ることなので、そこを目指してやっている。4年前の悔しさをバネに残り少ない時間を大切に過ごしていきたい」と前を見据えた。

出場予定種目

※出場しない場合もあります

伊藤有希

表彰台2回 第8戦では2位

2017-18シーズンW杯の主な成績
個人 第2戦 リレハンメル大会 3位(HS98)
第8戦 蔵王大会 2位(HS102)
団体 第1戦 ヒンターツァルテン大会 優勝(HS108)
第2戦 蔵王大会 優勝(HS102)

高梨との10年にわたるライバル関係

今季は表彰台2回と絶好調とは言えない伊藤ですが、昨シーズンのW杯では高梨に次ぐ総合2位、世界選手権では15年と17年の2大会連続で銀メダルを獲得している実力者です。
高梨とは小学生時代から10年にわたってしのぎを削るライバルとしての日々を過ごしてきた関係。ともに2度目の五輪となる平昌では「一緒に世界にリベンジしたい」と意気込んでいます。

「高梨選手という世界のトップがいるからこそ、身近でそのレベルを体感でき、世界との実力差を体感できた。その意味では、高梨選手に負けることで、私のモチベーションが上がったんだとも言える」
目標は、伊藤と高梨のワンツーフィニッシュかと問うと、伊藤は笑顔で即答した。
「はい、高梨選手と一緒に、平昌の舞台で世界にリベンジしたいですね!」

大舞台に強い?

世界選手権では2大会連続で高梨を上回る成績を残していて、「大舞台に強い」という評価もあるようです。

今季は調子が上がっていませんが、あっけらかんとした性格で、大舞台に強い。ソチで高梨が4位に沈んだときも、伊藤は当時としては上々のパフォーマンスで7位入賞を果たしています

出場予定種目

※出場しない場合もあります

小林潤志郎

シーズン開幕戦でW杯初優勝

2017-18シーズンW杯の主な成績
個人 第1戦 ヴィスワ大会 優勝(HS134)
団体 第2戦 ルカ大会 3位(HS142)

日の丸飛行隊の「エース格」

今季開幕戦で2011年のW杯参戦以来、自身初の表彰台かつ初優勝を飾ると、以降も1月上旬まですべての試合でトップ10入りするなど好調をキープ。日本勢男子のW杯優勝は“レジェンド”葛西紀明以来3季ぶりでしたが、その葛西を差し置いて「エース格」と評されるようになっています。

今季W杯初優勝を果たすなど“エース格”に成長した小林潤志郎(26=雪印メグミルク)も「期待に応えられるように精一杯やりたい」と話した。

五輪前最後の実戦で優勝

五輪前最後の実戦で今季好調の小林潤が順調な仕上がりぶりを見せた。ともに五輪に臨む弟の小林陵や、伊東ら代表勢、36歳のベテランで五輪金メダル4個のアマン(スイス)らを抑えて勝ち「いい緊張感の中で優勝できてうれしい」と充実した表情だった。

出場予定種目

※出場しない場合もあります

葛西紀明

8度目の五輪となる「レジェンド」

2017-18シーズンW杯の主な成績
個人 第12戦 バートミッテルンドルフ大会 5位(HS200)
団体 第2戦 ルカ大会 3位(HS142)

第12戦のフライングヒルで今季自己最高の5位

冬季五輪史上最多の8度目の五輪となる葛西。今大会では日本選手団の旗手も務め、メダルへの意欲も高まっている模様です。

8大会連続出場で、9日の開会式で日本選手団旗手を務める“レジェンド”葛西紀明(45=土屋ホーム)は「(日本代表の公式)ウエアを着て気持ちが引き締まった。最高のパフォーマンスを出せるようにしたい」と意気込み十分。
「(ワールドカップで)昨年も来たが、違う気持ちでわくわくしている。目標は毎回同じ。金メダルを取りたい」

出場予定種目

※出場しない場合もあります

男子団体

第2戦で2季ぶりの表彰台

2017-18シーズンW杯の主な成績
団体 第1戦 ヴィスワ大会 5位(HS134)
第2戦 ルカ大会 3位(HS142)
第3戦 ティティゼー・ノイシュタット大会 6位(HS142)
第4戦 ザコパネ大会 5位(HS140)

前回大会に続くメダルなるか

1994年リレハンメルで銀、98年長野で金と栄光の時代を築いていた男子団体も、02年ソルトレイクシティよりメダルから遠ざかり、前回ソチの銅が4大会ぶりのメダルでした。今季は4戦中3位が1回と厳しい状況ですが、2大会連続のメダルを期待したいところです。

出場予定種目

2月19日男子団体