平昌五輪のピックアップテーマ2018年2月14日更新

羽生だけじゃない!期待の宇野昌磨、田中刑事

羽生結弦の金メダル獲得が期待される中、宇野昌磨、田中刑事の2人にも活躍の期待が寄せられています。2人のプロフィール、フィギュア団体の結果などを振り返ります。

メダル獲得を狙う宇野昌磨、田中刑事

宇野昌磨のプロフィール

生年月日1997年12月17日
年齢20歳
身長/体重159cm/-kg
所属トヨタ自動車
出場予定種目フィギュア 男子 / フィギュア 団体
直近の大会の主な成績 2016 グランプリファイナル 3位
2016 全日本選手権 優勝
2017 四大陸選手権 3位
2017 第8回アジア冬季競技大会 優勝

同じ日本代表でありながらも“羽生結弦の最大のライバル”とも評される宇野昌磨。大会直前まで右足首の怪我の回復が待たれていた羽生に対し、昨シーズンよりコンスタントに安定感のある演技を披露していた宇野には実践慣れのアドバンテージがあります。

「特筆すべきは、宇野選手の昨シーズン後半からの安定感。17年プランタン杯で303.68点を獲得して以降、17年世界選手権、17年世界フィギュア国別対抗戦(団体)、今シーズンのロンバルディア杯、そして今回のGPカナダ大会と、公式戦で5回連続300点超えを果たしています。何回も300点超えをしている羽生結弦選手でさえ、5回連続はありません」(スポーツライター)

羽生同様、女性ファンが多く人気の高い宇野。本大会の団体での活躍ぶりから、芸能界でも何かと話題にあがっています。

「舞祭組」二階堂は“宇野ヘア”であやかり

平昌五輪のフィギュアスケート団体で活躍した宇野昌磨(20)にあやかろうと、二階堂高嗣(27)は髪を真ん中で分けて湿らせた“宇野ヘア”で登場。「旬の人に寄せました。ライブで汗をかくと、もっと宇野君になる」とノリノリ。「金メダルを獲ってほしい。もっと乗っかりたいので」と男子シングルへのエールを送った。

元乃木坂46・伊藤寧々は宇野とのエピソードを告白

「宇野昌磨くんは私がフィギュアスケートをやっていた時に、同じリンクで練習をしていたんですよ。『小さい子が頑張っているな』と思いながら見ていました。当時から注目されていて本当にすごかったです。当時を知っているということもありますけど、応援しています」と話した。

田中刑事のプロフィール

羽生結弦や宇野昌磨の代表入りは確実と言われていた中、日本選手権で2位となり、3つ目の椅子を勝ち取った田中刑事。

生年月日1994年11月22日
年齢23歳
身長/体重172cm/-kg
所属倉敷芸術科学大大学院
出場予定種目フィギュア 男子 / フィギュア 団体
直近の大会の主な成績 2016 NHK杯 3位
2016 全日本選手権 2位
2017 第28回ユニバーシアード冬季競技大会 2位
2017 四大陸選手権 13位

23歳での初出場となる五輪

実は羽生結弦と同学年の23歳。互いに切磋琢磨して成長してきました。

気になる名前の「刑事」の由来

田中刑事は日本人の父親と台湾出身の母親とのハーフ。「刑事」という名前の由来も何かと話題になるようです。

朝日新聞DIGITALの記事(2017年12月25日付)によると、刑事という名前は「正義感が強い子に育ってもらいたい」という田中選手のお父さんの願いが込められているそう。だからって、刑事はちょっと……と思ってしまいますが、田中選手自身は「家族には警察官はいないけど、結構覚えてもらえるのでありがたい。良い名前をつけてもらった」(同記事より)と満足しているようです。
キリっとした顔立ちで、名前負けしていません。先輩スケーターたちから「デカ」と呼ばれているそうなので、テレビ画面の前で「デカ、がんばって~!」と応援しましょう。

フィギュアスケート団体に出場した宇野昌磨、田中刑事

団体 日本は2大会連続の総合5位

羽生結弦は右足首の回復を優先して欠場。宇野昌磨が団体男子ショートプログラムに出場し、出場選手中ただ1人100点を超える103.25点をマーク、首位発進をしましたが、その後に続くペアショートプログラム以降、日本は次第に順位を下げていくことに。

田中刑事は男子フリーに出場するも、3度挑戦した4回転ジャンプに全て失敗し、148.36点で最下位。日本は全8種目を終えて合計50点で総合5位となりました。

各国の最終順位と競技の得点は以下よりご覧ください。

> フィギュア団体 最終順位&累積結果

宇野昌磨は団体男子SPで金メダルに弾み

ライバル勢は“魔の朝競技時間”に飲まれるも

通常、夜に大会が行われることの多いフィギュアスケートにおいて、午前中開催の本大会は“魔の朝競技時間”と呼ばれ、選手たちのコンディションが整いにくいのでは?と懸念されていました。

 元世界王者のチャンは冒頭の4回転トウループで転倒。後半のトリプルアクセルでも再び着氷に失敗して81・66点の3位に終わった。4回転の申し子で金メダル候補であるチェンは、4回転トゥループが抜けて、まさかの2回転に終わり、そのミスで失ったリズムとテンポを立て直すことができないままトリプルアクセルでも転倒して80・61点と得点が伸びなかった。

ダークホース的な存在であるコリヤダも、冒頭の4回転ルッツで転倒すると、続く4回転トゥループ+3回転トゥループの連続ジャンプも失敗、ミスの連鎖をとめきれずに74.36点の8位と大惨敗。

宇野昌磨は堂々の滑りを見せる

案の定、各国のライバル勢は次々と転倒する中、宇野は冒頭の4回転フリップの際、バランスを崩して片手をついたこと以外は、後半の4回転と3回転の連続トーループを成功させるなど堂々の演技を見せました。

五輪デビュー戦で、チームジャパンの先陣を堂々の1位で務めきった。「特に特別な感情はわき出てこなかった。全日本選手権の方が緊張した」という強心臓は健在だ。ミスがありながら、自己ベストに1・62点と迫る103・25点。史上初のシーズン5戦100点超えで、個人戦金メダルへ弾みをつけた。

田中刑事の団体は悔しい結果に

「切れない靴ひも」にあやかるも

田中刑事はスケート靴に、日本スケート連盟と筑波大が共同開発したスーパー繊維「ダイニーマ」を使用した靴ひもを使用。「切れないという安心感があるだけで違う。自信を持って全力で挑みたい」と目力を込めた。

5位中5位の成績で終わる

田中は果敢に4回転に3度挑戦したが、全て失敗に終わった。冒頭、2度の4回転サルコーはともに2回転止まり。後半の4回転トーループでは転倒した。演技を終え、笑顔はなく、うつむいたまま落胆した表情を見せた。

宇野昌磨、田中刑事のライバルは?

男子シングルのライバルたち

宇野昌磨、田中刑事の2人にとって、同じ日本代表の前回金メダリスト羽生結弦は誰よりも高い壁となりますが、他国にも熾烈なメダル争いのライバルとなる、名だたる選手たちがいます。
以前に“4回転の申し子”アメリカのネーサン・チェン、“ヨーロッパの帝王”ハビエル・フェルナンデスらメダル候補を以下の特集にて紹介しています。

> フィギュア日本勢に立ちはだかるライバルたち

個人戦は2月16日、2月17日

宇野昌磨、田中刑事の出場予定

いよいよ個人戦に望む宇野昌磨と田中刑事。

テレビ放送は、
●「男子シングル・ショートプログラム」 … 2月16日(金)9時30分~15時(TBS系)、もしくは2月16日(金)9時50分~14時30分(NHK BS1)、
●「男子シングル・フリー」 … 2月17日(土)9時50分~11時54分&12時15分~15時(NHK総合)
にて生放送が予定されています。

団体戦の後、後日の個人戦への意気込みを、それぞれ以下のように語った2人。華麗な演技とメダルの獲得に期待です。

宇野昌磨

「今回できなかったこともある。個人戦ではもっと強い気持ちで臨みたい」

田中刑事

「今日の失敗を生かすしかないと思うので、もっと自信を持って、力強く、勢いがある演技ができるように、それをどうやるかを、少し日が空くので、もう一度作り直したい」