特集2017年6月7日更新

今やブーム?変わった味のお菓子

ここ最近、甘い味付けのポテトチップスや意外なフレーバーと組み合わせたスナック菓子など、各メーカーから変わった味のお菓子が続々と発売されています。攻めすぎ(?)なオリジナル商品や、意外な組み合わせのコラボ商品、期間限定ゆえの遊び心満載なお菓子など今やブームともいえる変わった味のお菓子をピックアップしてみました。

変わった味のお菓子

パインアメ味のポテトチップス(山芳製菓×パイン株式会社)

甘いロングセラー商品との意外で斬新なコラボ

パイン株式会社のロングセラー人気キャンディ「パインアメ」とコラボしたポテトチップス。ポテトチップスの味に合うよう、パインの酸味と甘みを絶妙なバランスに調整されています。

パインアメ味のポテトチップスのお味は!?

まず袋を開けてみると、同社がいうように本当に"パインアメの匂い"が! およそポテトチップスらしくない、甘~い香りが漂ってくる。そして恐る恐る食べてみると……あっ、パイナップルの味! 「パインアメ」らしい甘さも感じつつ、噛みしめていくと最後にはパイナップル風味の酸味が口の中に残った。
最初はポテトチップスなのか、パイナップルなのか、はたまた「パインアメ」なのか頭が混乱していたが、食べ慣れてくるとパクパクといってしまう不思議な味わいの同商品。

人気のパインアメ味公式Twitterからもゆるーいレビュー

ポテトチップス 岩下の新生姜味(岩下食品×山芳製菓)

岩下の新生姜味!?発売30周年記念のコラボ商品

普段、食卓に並べられている「岩下の新生姜」。ファンの方からの「岩下の新生姜味のポテトチップスを食べてみたい」という要望に応えて実現した変り種フレーバーです。

果たして岩下の新生姜味のお味は?

生姜の風味に加えてやや強めの酸味が印象的で、確かに岩下の新生姜風フレイバーといった感じだ。その後、食べ進めていくうちに味覚が酸味に慣れてきて、味にある不思議な変化が!!
なんとなく「たこ焼き味」に感じられてきたのである。味覚に個人差はあるとは思うが、よく考えると、炭水化物(じゃがいも)と生姜パウダー入り調味料の組み合わせなので、紅生姜入りのたこ焼きに思えてもショウガない……かもしれない。

5月17日発表の「岩下の新生姜味」の反響冷めやらぬ中、5月24日には「岩下の新生姜 わさビーフ味」の発売発表と、更なるフレーバーを追加。

カラムーチョチップス 奇跡のミックス味(湖池屋)

人気の4種のフレーバーが1枚に集結

辛いのも酸っぱいのも、根強い人気を誇るシリーズ。人気の「カラムーチョホットチリ味」「すっぱムーチョさっぱりビネガー味」「すっぱムーチョさっぱり梅味」「わさムーチョ旨わさび味」の4種のフレーバーが1枚に集結した斬新な味。

カラムーチョチップス 奇跡のミックス味のお味は?

見た目は黄色みが濃く、香りは完全に「すっぱムーチョ梅味」の主張が強い。
くちに含むと、通常のカラムーチョのピリッとした辛さに舌が反応し、すぐにビネガーの酸味が到来。飲み込む直前に「ワサビ」がやってくる。
たった1枚でこれだけ味の変化が感じられるのも珍しい。単調に食べ続けるのではなく、飽きが来ない。味はやや濃いめ。

ポテトチップス りんご味(湖池屋)

さわやかなりんご味が意外にもマッチ

ポテトチップス りんご味のお味は?

ポテトチップスと果物という意外な組み合わせですが、さわやかなフルーツとポテトチップスの塩味が意外にもマッチ。

京橋千疋屋・広報担当「袋を開けた瞬間、ふわっと広がるりんごの香り。食べた瞬間も甘く爽やかな風味が広がってびっくり!ポテトチップスの塩味もあいまって、止まらなくなりますね。果物の魅力が、新たな形で多くの方に伝わり、愛される存在になることはうれしいです」

ちなみにコイケヤのポテトチップスのフルーツフレーバーシリーズは2015年から続く人気シリーズです。

ジャイアントカプリコ 生ハムメロン風(グリコ)

甘いとしょっぱいの絶妙な味わい

ジャイアントカプリコも、たびたび個性的なフレーバーの商品を販売しています。高級なイメージのある生ハムメロンを再現したリッチな気分を味わえるカプリコ。

ジャイアントカプリコ 生ハムメロン風のお味は?

実際に試食すると、まず食べた瞬間にメロンの甘味が広がる。生ハムのしょっぱさが口に残り、甘いものを食べたくなる甘辛スパイラルに陥ってしまった。エアインチョコであるため、口当たりが軽く、2本目もペロリといけそうだ。パッケージも豪華でクレーンゲームで獲得したら達成感を感じること間違いなし。

ジャイアントカプリコ 青空ソーダ味(グリコ)

こどもの日に向けた限定カプリコ

期間限定で販売された青空ソーダ味のカプリコ。もともとがエアインチョコスナックであるだけに、気泡までうまく再現されています。

ジャイアントカプリコ 青空ソーダ味のお味は?

肝心の味は、小さいころに味わったラムネ系駄菓子みたい。炭酸特有のシュワシュワ感はさすがにないものの、舌がかすかにピリピリして、鼻がちょっとだけツーンとする。この辺は良く出来ている。

カントリーマアムVeg 国産ごぼう(不二家)

ごぼうの香ばしさとチョコチップの意外な組み合わせ

1984年から長く愛され続けているカントリーマアムですが、たびたび野菜を使ったフレーバーも登場しています。その中でも、「ごぼう」味というのは少し想像がつきませんね。

カントリーマアムVeg(国産ごぼう)のお味は?

カントリーマアムVeg(ベジ)(国産ごぼう)は、香ばしい国産ごぼうとチョコチップを組み合わせたカントリーマアム。素材の風味を生かした“やさしい甘さ”が楽しめるそう。1枚あたり0.6gの食物繊維を含むとか。

すいかチョコチップクッキー(イトウ製菓)

クッキーに練りこまれたスイカの味と香り

水分量の多いスイカだけに、クッキーになったと言われてもなかなか想像がつきませんね。しかし過去にも夏の季節に「塩スイカ味」を販売したこともあるように評判の良さが伺えます。

すいかチョコチップクッキーの特徴は?

これは、すいかの果肉を練りこんだサクサクとした食感の生地に、種に見立てたチョコチップを練りこんだクッキー。今年はチョコチップを10%増量し、より味わい深く仕上げられているそうだ。

くちどけ ポリンキー プリンあじ(湖池屋)

ポリンキーのイメージを覆す甘い味

普段はバーベキューソースなど、しょっぱい味付けの印象の強いポリンキー。プリンとの相性はいかがでしょうか。

くちどけ ポリンキー プリンあじのお味は?

“プリン”のあま~い味わいを活かすことのできる、かる~くじゅわっと溶ける“くぢどけ”感のある新食感の生地の開発に成功。そして、“くちどけ”感のある生地によって“プリン”のやさしい甘さと味わいが口いっぱいにじんわりと広がっていく「くちどけポリンキー プリンあじ」が完成しました。

乳酸菌ポリンキー 発酵バター味(湖池屋)

おなかにうれしい食べる乳酸菌

乳酸菌で発酵させた発酵バターのフレーバー。今やスナック菓子にも健康志向!?

乳酸菌ポリンキー 発酵バター味のお味は?

通常のバターよりもコクと風味が増す発酵バターの深い味わいが、ポリンキーのサクサクとした軽い食感のコーン生地と相性抜群だ。1袋にヨーグルト約2個分の乳酸菌を配合し、おいしい上におなかにもうれしい一品に仕上げている。

スコーン ごちそうクリームシチュー味(湖池屋)

シチューに溶け込んだ濃厚な味わい

クリームシチュー味のスコーン。チーズとホワイトソースの濃厚な味わいがなんともマッチしそう。

スコーン ごちそうクリームシチュー味のお味は?

これは、“冬のごちそう”クリームシチューをイメージしたスナック菓子。チキンと野菜の味わいにチーズでコクと深みを加え、具材のうまみがシチューの中にしっかりと溶け込んだ、濃厚なシチューのおいしさを再現しているそうだ。

ポテトチップス パクチー味(カルビー)

パクチスト待望のフレーバー

「パクチスト」と呼ばれるパクチー好きの方たち待望の商品。求められている“パクチー感”については賛否両論あるようですが、ポテトチップスの原材料はジャガイモであるだけに、パクチーとの相性は良さそう。

ポテトチップス パクチー味のお味は?

「ポテトチップス~」はパクチーパウダーとパクチーの種(コリアンダーシード)を使用し、パクチーの風味は豊かに、味付けはシンプルに仕上げた。パクチストに向けては、さらに生のパクチーをふりかける「追いパク」を勧めている。

ポテトチップス モンブラン味(カルビー)

モンブランの甘い香り漂うポテトチップス

コンビニ限定で販売された、“スイーツ真壁”との企画商品。まろやかな甘味とポテトチップスの塩味のバランスが絶妙です。

ポテトチップス モンブラン味のお味は?

1枚ほお張ると口の中にほっくりとした栗の風味が充満し、クリームのようなまろやかな甘みが舌を包みます。さらに噛んでいると、いつものしょっぱうまいおいもの味がじわじわと。「もっさり感」がちょっと難しかったんですが、おそらくほくほく甘い栗の風味のことかと!

キャラメルコーン ソフトクリーム味・クリームソーダ味(東ハト)

夏季限定フレーバー!

スナック菓子の中でも特に甘い味付けであるキャラメルコーン。それだけにソフトクリーム味など甘いフレーバーは比較的受け入れられやすい傾向にあるようです。

キャラメルコーン ソフトクリーム味・クリームソーダ味のお味は?

「キャラメルコーン・ソフトクリーム味」は、キャラメルコーンに生クリームと練乳を使用した蜜をかけ、まろやかなソフトクリームの味わいに仕上げた。ほのかなひんやり感と優しい味わいが特徴。「キャラメルコーン・クリームソーダ味」は、キャラメルコーンにバニラアイスをトッピングしたメロンソーダをイメージ。口に入れると炭酸飲料のようなシュワシュワ感が楽しめる。

いかがでしたか。攻めすぎ(?)と感じてしまうほど意外な組み合わせもあったりで驚いてしまいますが、意外とマッチしていると評判が良かったり、遊び心満載で印象に残る商品だったり。これからも、おもしろくて意外な組み合わせ(もちろん味も!)のお菓子が出ることを期待してしまいますね。