直前のおさらい!コロンビアの注目選手・戦術

2018年6月19日更新

6月19日、日本代表の運命の初戦は南米の強敵、コロンビア。前回のブラジル大会でブレイクした絶対的エースのハメス・ロドリゲスをはじめ、個の能力の高いトレント揃いのチームです。観戦前にコロンビアの注目選手や戦術、フォーメーションをおさらいしておきましょう!

コロンビアの戦術・フォーメーション

南米スタイルに組織的パスサッカーが融合

W杯南米予選ではブラジルが圧倒的強さで首位を独走したため、残りの4枠を他の国が争う大混戦。最終節にギリギリ4位でようやく本大会への切符を手にしたコロンビア。
苦戦した印象は残りましたが、しかしそれは強豪ひしめく南米予選でのことであり、日本にとってかなりの強敵であることに変わりはありません。

前回のブラジルW杯から続くホセ・ペケルマン監督体制のもと、ハメス・ロドリゲス、クアドラードら4年前からのメンバーを軸とした攻撃陣の成熟に加え、トッテナム・ホットスパーの22歳D・サンチェス、FCバルセロナの23歳ジェリー・ミナなどDF陣の若手の台頭、そしてブラジルW杯は怪我で参加出来なかった不動のゴールゲッター・ファルカオの出場が濃厚で、4年前のW杯で日本と対峙した時よりもさらに戦力アップしていると評価されています。
高い個の能力を存分に発揮した創造性のある南米の攻撃サッカーを披露しますが、近年ではペケルマン監督の推進する戦術として、細かくパスをつないでビルドアップし数的優位を作っていく、より組織的で厚みのある攻撃スタイルへと変貌を遂げています。

基本フォーメーション

フォーメーションは南米予選では序盤こそセントラルミッドフィルダーを3枚敷いた「4-3-1-2」、「4-3-3」などが採用されましたが、予選後半からは中盤の底にダブルボランチを置いた「4-2-3-1」が定着。日本戦もこの「4-2-3-1」でのぞむと見られます。

ゴールキーパーはブラジルW杯でも日本の前に立ちはだかった第1ゴールキーパーのオスピナが順当に出場。
センターバックの2人は経験豊富で高さ、強さに加えスピードも兼ね備えたサパタ、ムリージョのコンビがベースでしたが、ここにきてD・サンチェス、ジェリー・ミナら若手が頭角を現しています。
サイドバックは右にアリアス、左にファブラという運動量豊富な2人。決して派手なプレースタイル持つ2人ではありませんが、サイドを最前線まで駆け上がっては攻撃陣と頻繁にポジションチェンジを繰り返し相手を錯乱させるなど、守備だけでなく攻撃においても重要な役割を担います。
ボランチの2人は中盤の底で攻撃の芽を摘むC・サンチェスと、ゲームメイクの出来る33歳のベテラン、アギラールのコンビが不動。
トップ下には絶対的エースのハメス・ロドリゲスが創造性あるプレーを魅せ、右のサイドハーフにはチーム随一の突破力を見せるクアドラード、南米予選でそのポジションを担っていたカルドナが落選となった左のサイドハーフにはムリエルが入るとみられます。
1トップのフォワードの位置にはチームの得点源で、今大会キャプテンとして精神的支柱としての役割も期待されるファルカオが入ります。

コロンビアの弱点は?

4年前からハメス・ロドリゲス、ファルカオ、クアドラードといった前線の選手の顔ぶれに変更がなく、連携が熟成されている反面、誰か一人でも欠けた場合のパワーダウンの印象は否めません。とりわけハメス・ロドリゲスの創造性豊かなプレーに依存した得点シーンも多く、エースのコンディションが攻撃全体の出来を左右する状況には懸念が残ります。

コロンビアの注目選手

タレント揃いのチームの中でも特に注目しておきたいキープレイヤーたちをご紹介します。絶対的エースのハメス・ロドリゲスをはじめ、破壊力抜群の攻撃陣は観戦前にぜひチェックしておきたいところ。

ハメス・ロドリゲス

ポジションMF
所属バイエルン・ミュンヘン
生年月日1991年7月12日
身長 / 体重180cm / 75kg

前回のブラジル大会では日本戦での華麗なループシュートを含む6得点で得点王となり大ブレイク。母国のベスト8進出に貢献して以来、コロンビアの絶対的エースとして君臨しています。パスして良し、シュートして良しのオールラウンダータイプのトップ下の選手で、創造性ある華麗なプレーで観衆を魅了します。
魅了するのはプレーだけでなく、その甘く端正な顔立ち。コロンビア国内でも絶大な人気を誇ります。ちなみにモデル顔負けのInstagram、Twitterのフォロワー数の合計(8600万超)はロシアW杯の全登録選手の中でC・ロナウド、ネイマール、メッシに次ぐ第4位の人気ぶり。

ラダメル・ファルカオ

ポジションFW
所属ASモナコ
生年月日1986年2月10日
身長 / 体重177cm / 72kg

“エル・ティグレ(虎)”の異名を持つ点取り屋。コロンビア代表の歴代最多通算得点記録の保持者であり、UEFAヨーロッパリーグではFCポルト時代の2010-11、アトレティコ・マドリード時代の2011-12に渡って2度の得点王になるなど輝かしい実績を誇ります。いわゆる嗅覚で得点を量産するタイプで、抜群のポジショニングと、左右両足、ヘディングいずれも高い精度でシュートを決めることが出来ます。身長は177cmとセンターフォワードの中では決して大きくはないもののヘディングの競り合いもめっぽう強く、サイドからのクロスやロングボールのターゲットとしても機能。前回のブラジル大会は怪我でやむなく不参加となっただけに、今大会にかける意気込みは相当なものでしょう。
さらに今回、気を付けなければならないのは、試合で対峙することになるであろう日本代表ディフェンダー槙野が発見した、今大会のファルカオのプレーの“ある特徴”です。

世界的ストライカーの特徴としては「ボックス内で仕事をする選手」とのイメージが強いが、この日午前のミーティングで確認した映像では新たな特徴も強調されていた。それは「ボックス外でもファウルをもらいにいくシーンを数多く見た」ということ。コロンビアにはFKの名手であるMFハメス・ロドリゲスがおり、危険な位置でファウルをすることは致命傷にもつながりかねない。

ファン・クアドラード

ポジションMF
所属ユヴェントス
生年月日1988年5月26日
身長 / 体重178cm / 69kg

日本代表ディフェンダー長友佑都に「スピードお化け」と呼ばせるほどの爆発的なスピードで右サイドを突破するアタッカー。ユヴェントスに在籍し、インテル・ミラノ時代の長友とは数々の名勝負を繰り広げてきました。右サイドで後方に構えるアリアスとの連携は抜群で、頻繁なポジションチェンジで相手の左サイドを混乱に陥れます。スペースを突いたドリブルだけでなく、相手ディフェンスが整う前に早いタイミングで高速クロスを放り込むなど守る側にとっては非常にやっかいな選手です。

世界トップクラスの推進力を持つクアドラードはボールを持って前を向いたらまずドリブルを仕掛けてくる。対面する守備者は少しでも油断すれば一気に突破され、そのまま置き去りにされてしまうが、突破されずに何とか付いていっても10メートル、20メートルと確実に深い位置まで引っ張り込まれる。そうした状況からクロスを上げてくれれば中央で対処はできる。より危険なのはバイタルエリアのハメスにボールを出され、10番が前を向いて決定的なラストパスやミドルシュートを狙われるシーンを作り出されることだ。

カルロス・サンチェス(C・サンチェス)

ポジションMF
所属エスパニョール
生年月日1986年2月6日
身長 / 体重182cm / 80kg

中盤の守備を支えるマンマークの達人。主にアンカーを務め相手の攻撃の芽を摘み取りますが、コロンビアの攻撃時には最終ラインまで下がってビルドアップのスタートを担います。ゲームメイクを担当するアギラールとのコンビはまさにコロンビアのチームの心臓とも呼ぶべき存在です。
代表内における自分の立場や、有利と見られるグループリーグのチーム状況においても決して驕らない謙虚な姿勢でチーム全体に安定をもたらします。

「(世間から)『中盤の要』と言われているが、僕はそうは思っていない。(同じボランチのマテウス・)ウリベ、アギラールを尊重しているし、それぞれが異なる特徴を持っている。でも、どういう組み合わせでも、我々は落ち着いてプレーすることができる」
「もちろん自信を持って戦いたいが、我々がグループリーグの本命だとは思っていない。謙虚な気持ちで日本戦を迎え、力強く戦いたい。良い戦いができるよう練習しているし、対戦を楽しみにしている」と、19日の初戦に向けてイメージを膨らませていた。

クリスティアン・サパタ

ポジションDF
所属ACミラン
生年月日1986年9月30日
身長 / 体重187cm / 84kg

イタリア・セリエAのACミランでセンターバックとしてプレイし、コロンビア代表では最終ラインの要として君臨。身長187cmと屈強で空中戦に強く、スピードも兼ね備えているため、対峙するフォワードはかなりの苦戦を強いられるとみられます。日本代表フォワードの本田圭佑のACミラン在籍時には仲の良いチームメイトだっただけに、初戦での対戦を望む声も。

「本田とは気が合うんだ。彼はすごく真面目な性格だけど、僕は冗談を言うのが好きなんだ。彼にとっては難しいシーズンだったと思う。だけど、彼がゴールを決めることができて、僕もすごく嬉しかったんだ。彼はみんなにとって模範となる素晴らしい選手だからね」と説明し、本田を称えた。

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日本代表、運命の初戦は6月19日21時から。がんばれニッポン!