好調クロアチアが誇る天才司令塔 モドリッチ

2018年7月7日更新

7月8日午前3時(日本時間)からは準々決勝ロシア代表対クロアチア代表戦。ともに好調の両チームですが、今大会特に目立った活躍をしているのがクロアチアの攻撃を牽引するミッドフィルダー、ルカ・モドリッチ。今回はこのレアル・マドリードでも活躍する天才司令塔にフォーカスします。

ルカ・モドリッチってどんな選手?

クロアチアが誇る天才司令塔

ポジションMF
所属レアル・マドリード
生年月日1985年9月9日
身長 / 体重172cm / 66kg

クロアチア代表、またスペイン リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードで背番号10番を背負う攻撃的ミッドフィルダーです。
世界の名立たる選手たちが揃うレアル・マドリードでエースナンバーである「10番」を託されるだけあって、その試合の流れを読む戦術眼、視野の広さ、高精度を誇る多彩なパスやドリブル、シュートの技術の高さは世界トップクラス。
欧州のサッカー選手としては小柄ながらフィジカルも強く、レアル・マドリードでは攻守のバランサーとしての能力も必要とされるインサイドハーフを務めているだけあって守備能力も高いレベルにあります。いっぽうでクロアチア代表ではより攻撃に専念できるトップ下のポジションを担っており、よりアグレッシブにゴールに推進するプレーをみせています。自らもリーダーとしての自覚が強く、2016年からクロアチア代表キャプテンを務めており、プレーだけでなくメンタル面でもチームを牽引するまさにクロアチアの中心選手です。

レアル・マドリードでは2018年の欧州チャンピオンズリーグで優勝を成し遂げ、チームの3季連続13度目の優勝に貢献。個人としても最優秀ミッドフィルダー賞を受賞するなど栄冠を勝ち取っています。

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モドリッチの魅せる華麗なプレーの数々

シュートを打ってよし、ドリブルしてよし、パスしてよし。攻撃的ミッドフィルダーに求められるプレーはいずれも一級品。思わずため息が出てしまいそうな華麗なプレーの数々を見たい方には以下の動画がおすすめです。

プレーヤー以外の一面についても触れておきますと、出身はクロアチアのザダル。モドリッチ村と呼ばれる郊外の村の出身です。クロアチアの村では村の名前を家族の姓とする風習があるらしいです。

2010年に結婚し、3人の子供に恵まれています。2つの“F”(Football and Family)を大切にする良きパパでもあります。

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ロシアW杯のモドリッチの活躍ぶり

ここからはロシアW杯が始まってからこれまでのクロアチア代表の戦績と、モドリッチ個人の活躍ぶりについて振り返ります。

【グループD 第1試合】対ナイジェリア代表戦

冷静にPKを決めマン・オブ・ザ・マッチに輝く

グループリーグ第1試合のナイジェリア代表戦。W杯でもキャプテンマークを腕に巻き試合にのぞむと、両チームの誰よりもピッチを走り回り攻守にチームを牽引。前半32分にオウンゴールにより先制し試合を優勢に進めると、後半25分にマンジュキッチが獲得したPKを冷静に決め、大事な初戦を勝利で飾りました。モドリッチ個人としてもマン・オブ・ザ・マッチに輝くなど文句なしのスタートを切りました。

試合は32分に動いた。右CKでニアのアンテ・レビッチが頭ですらし、中央でマンジュキッチがダイビングヘッド。ボールは相手MFオゲネカロ・エテボの足に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールでクロアチアが先制した。

後半に入って70分、クロアチアは左CKで、マンジュキッチが相手DFウィリアム・エコングに後方から抱きつかれるように抑え込まれ、PKを獲得。これをモドリッチが冷静にGKと逆のゴール左隅に沈めて、リードを2点に広げた。
試合は2-0で終了。

試合詳細はこちらからご覧ください。

【グループD 第1試合】クロアチア 2 - 0 ナイジェリア

【グループD 第2試合】対アルゼンチン代表戦

メッシ要する強豪アルゼンチンに歴史的快勝

続く第2試合ではアルゼンチン代表に3-0で快勝。グループリーグ初戦でPKを決められなかったメッシとは対照的にモドリッチはこの日も好調を維持。特にこの日2点目となるモドリッチが挙げたゴールは試合の勝敗を決定付けるとともに、大会屈指のベストゴールとも評されるほど鮮やかなミドルシュートでした。
この快勝で決勝トーナメント進出を決めたとともに、モドリッチ個人として2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなどこの上のない結果に。

FIFAも絶賛の2点目の鮮やかなミドルシュート

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ラキティッチとの中盤コンビは今大会最強か

中盤でコンビを組むイバン・ラキティッチもアルゼンチン代表戦でゴールを記録。FCバルセロナでモドリッチと同じインサイドハーフを務めるラキティッチとともに正確なパスでゲームメイクしゴールを生む活躍ぶりに、2人を早くも“今大会最強の中盤コンビ”とする評価が集まっています。

ベテランDFは、「彼らは普段、ビッグクラブでプレーしていて、クロアチアのために素晴らしいパフォーマンスを披露している。彼らは今大会で最高の中盤のペアだと思う。できる限り、我々を先へ導いてほしいね」と、2人のさらなる活躍を期待した。

また、FWイバン・ペリシッチも「僕たちの中盤は、ヨーロッパのビッグクラブで大きな役割を担っている。彼らは間違いなくワールドクラスだ。今大会でも良いパフォーマンスを見せているし、僕たちも同じようにうまくやる必要がある」と、手放しで称賛した。 試合は2-0で終了。

試合結果はこちらからご覧ください。

【グループD 第2試合】アルゼンチン 0 - 3 クロアチア

【グループD 第3試合】対アイスランド代表戦

先発9人を入れ替えながらも3連勝

第3試合のアイスランド戦。クロアチアはすでに決勝トーナメント進出を決めていたため先発メンバーを9人入れ替えましたが、モドリッチに関してはこの日も先発出場。
ほぼ全員参加で守備を固めるアイスランドの前になかなかチャンスを作れないクロアチアでしたが、後半8分にミッドフィルダー・バデリがボレーシュートを相手ゴール左に決めて先制。
後半20分にモドリッチがベンチに下がると後半31分にはPKで同点にされますが、後半アディショナルタイムにフォワード・ペリシッチが勝ち越し弾。グループリーグを3連勝し決勝トーナメント1回戦へ弾みをつけました。

試合結果はこちらからご覧ください。

【グループD 第3試合】アイスランド 1 - 2 クロアチア

【決勝トーナメント1回戦】対デンマーク代表戦

試合中に獲得したPKは失敗するもPK戦ではきっちり

負ければ即敗退となる決勝トーナメント第1回戦ではデンマーク代表と対戦。試合は1-1で延長戦を迎えましたが、延長後半9分にPKを獲得。当然今回もモドリッチがキッカーを務めましたが、ゴール右を狙ったゆるめのシュートは相手ゴールキーパーのカスパー・シュマイケルにセーブされてしまいます。
試合はPK戦までもつれこみますが、クロアチアのゴールキーパー・スバシッチも3本のPKを止める大活躍。3人目のキッカーを担ったモドリッチも先ほどのPK失敗を払拭するかのように、今度はゴール真ん中に決めてシュマイケルにリベンジ。PK戦の結果を3-2とし、20年ぶりのベスト8進出を決めました。外したPKについては事前にシュマイケルについて研究し用意周到に準備していたものの失敗し、本人にとっても痛い思いをした試合になったようです。

「今日はすごく暑かったし、走り続けるのも難しかった。それと、僕のPK失敗も痛かったよ。PK時のシュマイケルにどんな癖があるのかを朝からビデオでチェックして勉強してたのに」

試合結果はこちらからご覧ください。

【決勝トーナメント1回戦】クロアチア 1 - 1(3 PK 2) デンマーク

天才司令塔モドリッチ率いるクロアチア代表と、開催国で圧倒的な声援を得るロシア代表の4強をかけた試合は7月8日午前3時(日本時間)から。その活躍ぶりに注目です。

ロシアW杯 TV放送情報