有馬哲夫のニュース

正力松太郎を操ったCIA局員の人生

NEWSポストセブン / 2016年09月02日07時00分

戦後史家・有馬哲夫氏が新たに公開された機密文書から戦後秘史を読み解く『SAPIO』の連載。今回は、「原発の父」こと正力松太郎氏を操ったCIA職員について有馬氏が綴る。 * * * 長官や副長官などを除いてCIA職員の姓名や身元を明かすことはアメリカの法律で禁じられている。したがって、アメリカの公文書はCIAの外国人アセット(*1)や協力者についての情報は公 [全文を読む]

「日本を愛し過ぎてしまったアメリカ諜報員」P・ブルーム

NEWSポストセブン / 2016年06月25日07時00分

戦後史家・有馬哲夫氏が新たに公開された機密文書から戦後秘史を読み解く『SAPIO』の連載。今回は、日本を愛し過ぎてしまったアメリカ諜報員について有馬氏が綴る。 * * * 終戦期にスイスで築いた対日インテリジェンス網を活かし、戦後、緒方竹虎(本シリーズの第二回に登場)や野村吉三郎(前号に登場)などの要人をアセット(注1)とし、日本を陰で動かしていたのは、本 [全文を読む]

吉田茂が邪魔をしなければ竹島問題は今日存在しなかった説

NEWSポストセブン / 2016年05月05日07時00分

戦後史家・有馬哲夫氏が新たに公開された機密文書から戦後秘史を読み解く『SAPIO』の連載から、吉田茂に代わりCIAが日本の総理大臣になることを望んでいた男について綴る。 * * * 野村吉三郎といえば、日米開戦回避のために日米交渉にあたりながら果たせず、不手際から宣戦布告文も真珠湾攻撃の後にコーデル・ハル国務長官に渡してしまった駐米大使(もともとは海軍大将 [全文を読む]

終戦交渉の際、天皇制存続に奔走した米スパイのお話

NEWSポストセブン / 2016年04月28日07時00分

後のCIA長官となる人物の動きを戦後史家の有馬哲夫氏が追う。 * * * CIAから秘密資金の提供を受けた日本の政治家は、緒方竹虎をもって嚆矢とするが、それを与えたのはダレスだった。彼は他にも多数のアセット(工作に使える人材)を獲得していて、戦後の日本を陰で動かしていた。では、なぜダレスはこのような人脈を日本に築くことができたのだろうか。彼と日本の結びつき [全文を読む]

米国務省 「北方四島は北海道の一部」との報告書提出の過去

NEWSポストセブン / 2015年08月17日07時00分

米ソの思惑によって結ばれた密約を、社会学者の有馬哲夫氏が解き明かす。そして、その責任は当時の米・ルーズウヴェルト大統領にあると有馬氏は指摘する。 * * * なぜ北方領土がいまに至るまで不法占拠されているのだろうか。それは秘密・個人外交に走ったルーズヴェルトの責任だといえる。 1944年の米大統領選挙で再選を狙ったルーズヴェルトは、戦争終結のための巨頭会談 [全文を読む]

ポツダム宣言 関与は米だけで日本は「無条件降伏」ではない

NEWSポストセブン / 2015年08月16日07時00分

米ソの思惑によって結ばれた密約を、社会学者の有馬哲夫氏が解き明かす。 * * * 今年5月19日にロシアのラブロフ外相は政府系メディアで、北方領土(択捉、国後、歯舞、色丹などの南千島)の返還を求める日本を次のように批判した。「日本は第二次世界大戦の結果に疑いを差し挟む唯一の国である。北方領土は第二次世界大戦の結果、戦勝国ソ連の領土となった。敗戦国の日本には [全文を読む]

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