福田ますみのニュース

【書評】いじめも出自も嘘。「異常な親」がでっち上げた殺人教師

まぐまぐニュース! / 2017年03月01日16時15分

『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相』福田ますみ・著 新潮社 「学校、いじめ、自殺、裁判」なんてのがキーワードのニュースなんて見たくもないが、マスコミや一部評論家・弁護士・政治家などの好餌であることは間違いない。それと勘違いの支援者たちがいる。とは先日使ったイントロだが、ふたたび。福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』を読んだ。「殺人」 [全文を読む]

【書評】学校vsモンスター母。息子を殺したのはいじめだったのか

まぐまぐニュース! / 2017年02月27日13時30分

その衝撃の結末とは? 『モンスターマザー』福田ますみ・著 新潮社 「学校、いじめ、自殺、裁判」なんてのがキーワードのニュースなんて見たくもないが、マスコミや一部評論家・弁護士・政治家などの好餌であることは間違いない。それと勘違いの支援者たちがいる。福田ますみ『モンスターマザー』を読んだ。長野県の教育史に深刻な傷を残した「いじめ自殺」事件の全貌を明らかにする [全文を読む]

【書評】「学校は悪」という空気がもたらした悲劇

NEWSポストセブン / 2016年04月11日16時00分

【書評】『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』/福田ますみ著 新潮社/本体1400円+税福田ますみ(ふくだ・ますみ):1956年神奈川県生まれ。立教大学社会学部卒業。専門誌、編集プロダクション勤務などを経てフリーに。著書に『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫。新潮ドキュメント賞)など。【評者】評者/鈴木洋史(ノ [全文を読む]

息子を自殺に追い込んだ母親は、いじめをでっち上げ、校長を殺人罪で告訴した【長野・高校生自殺事件の真実】

ダ・ヴィンチニュース / 2016年03月29日06時30分

『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ/新潮社)は、自殺した高校生をめぐる、母親と教師たちの、実在した壮絶な闘いの記録である。しかしそこに、勝者はいない。失われた尊い命が戻ることはないからだ。それでも、本書の単行本化(初出は『新潮45』2015年1月号~5月号)によって、事件の真相が再び社会に示されたことが、せめて [全文を読む]

「お母さんがねたので死にます」と自殺した子の母と闘った教師たち

ニューズウィーク日本版 / 2016年08月09日16時26分

2005年に起きた「丸子実業高校バレーボール部員自殺事件」の真相を描き切ったノンフィクション『モンスターマザー』は絶望的な読後感>『モンスターマザー ――長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ著、新潮社)が取り上げているのは、2005年に起きた「丸子実業高校バレーボール部員自殺事件」。当時マスコミ報道されたので記憶に残っている方も少な [全文を読む]

モンペの罵詈雑言と、ずさんな「人権派」弁護士……丸子実業高校いじめ自殺の真実

日刊サイゾー / 2016年05月04日22時00分

しかし、ノンフィクション作家・福田ますみ氏の『モンスターマザー』(新潮社)によれば、事件の真相は真逆のものだった。 裕太くんが自殺する半年前に、時計の針を戻してみよう。 05年5月、裕太くんは家出した。これを受けて母親は、「自殺したのではないか」と警察に捜索を依頼。学校、バレー部員なども動員して行われた捜索によって、裕太くんは無事発見され、母親もこの時の学 [全文を読む]

「人の死」に毎日かかわる人々が吐露する心の内を描く一冊

NEWSポストセブン / 2015年06月15日16時00分

【書評】『葬送の仕事師たち』井上理津子/新潮社/1512円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 本書は、今まであまり語られることのなかった死の現場、つまり、死者をあの世に送りだす葬送の仕事の実際をルポルタージュしたものである。「終活」という言葉が流行語になったように、家族や自身の最期についてオープンに話せる時代になった。元気なうちに遺言を認め、 自分の好 [全文を読む]

職場での精神疾患の現実を伝える新書『心の病が職場を潰す』

NEWSポストセブン / 2015年02月18日07時00分

【書評】『心の病が職場を潰す』岩波明/新潮新書/821円 【評者】福田ますみ(フリーライター) あなたの周りに今、心の病を抱えた人はいないだろうか。私の周りにはけっこういる。最近怒りっぽくなったなあと思っていたら、双極性障害(躁鬱病)と診断され、会社を長期休職したOL。上司と衝突してうつ病を発症、同じく会社を1年休職したテレビ局勤務の男性。妄想を伴ううつ病 [全文を読む]

【書評】「死刑のための殺人」土浦通り魔事件を追った一冊

NEWSポストセブン / 2014年07月03日07時00分

【書評】『死刑のための殺人土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録』読売新聞水戸支局取材班/新潮社/1404円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 2008年3月、茨城県土浦市で2人が死亡し、7人が負傷するという連続通り魔事件が発生した。この事件の犯人、金川真広について私は誤解をしていた。自分がうまくいかないのは社会のせいだ。社会に復讐するため、不特定の人間を無 [全文を読む]

【書評】差別からの解放の闘いが過ぎ去ったことを噛みしめる書

NEWSポストセブン / 2014年06月25日16時00分

【書評】『差別と教育と私』上原善広/文藝春秋/1620円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 作家・中上健次は、被差別地区のことを「路地」と呼んだ。同じく被差別地区出身の著者は、自らの体験を軸に、ノンフィクションの世界で「路地」を描き続けている。 しかし、1973年生まれの著者にとって、その出自ゆえの差別や貧困はもはや昔語りである。ただし、その生活がしん [全文を読む]

独で130万部、38か国で翻訳された小説『帰ってきたヒトラー』

NEWSポストセブン / 2014年04月17日16時00分

【書評】『帰ってきたヒトラー』上・下 ティムール・ヴェルメシュ著 森内薫訳/河出書房新社/1728円(上下とも) 【評者】福田ますみ(フリーライター) あるのどかな夏の午後、ベルリンの野っぱらで突然目覚めたヒトラー。周囲に、ゲッべルスやボルマンら側近の姿はない。やたらガソリンくさい制服姿で(ヒトラーの遺体はガソリンをかけて焼却された)立ち上がったヒトラーは [全文を読む]

ロシアでの対日感情は良好 科学技術や日本文化をリスペクト

NEWSポストセブン / 2014年03月25日11時00分

ロシアをテーマに取材するノンフィクション作家の福田ますみさんはこう話す。 「対日感情はいいと思います。日本の文化やテクノロジーに対してのリスペクトですね。でも、私がロシアに行くというと、日本人は“なんで?”と不思議そうな顔をするから、“片想い”かも…?」 サンクトペテルブルク出身で、3年半前から科学の勉強のために来日、現在大学受験中のヴァルコア-キタイナ・ [全文を読む]

ブラック企業とモンスター消費者の深い因果関係を解説する書

NEWSポストセブン / 2014年03月14日07時00分

【書評】『ブラック企業VSモンスター消費者』今野晴貴 坂倉昇平/ポプラ新書/819円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 著者は若者の労働相談を行うNPO法人を運営し、ブラック企業の実態や若者の労働環境に詳しい。この2人が焙り出したのが、一見何のつながりもないように見える、ブラック企業とモンスター消費者との深い因果関係だ。モンスター消費者のクレームは実は [全文を読む]

ホームレス薬物中毒青年と野良猫の実話を描いたベストセラー

NEWSポストセブン / 2014年01月28日16時00分

【書評】『ボブという名のストリート・キャット』/ジェームズ・ボーエン/著 服部京子/訳/辰巳出版/1680円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 犬や猫にとっての幸せはとてもシンプルだ。お腹を満たす餌と雨風をしのげる寝床、そして、飼い主の愛情があればそれでいい。でも、このどれもがかなわずに、空きっ腹を抱えて路上をうろつく野良の犬や猫がなんと多いことか。こ [全文を読む]

桐野夏生新作 夫や子を捨て夫の愛車で疾走する主婦描いた書

NEWSポストセブン / 2013年11月18日16時00分

【書評】『だから荒野』桐野夏生著/毎日新聞社/1680円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 私見ながら、毎日新聞の連載小説は面白い。本著者による『魂萌え!』も林真理子による『下流の宴』も、専業主婦の日常に潜む“問題”やそれに翻弄されつつも逞しく生きる様を描き、考えさせられることの多い作品だった。 本作も専業主婦の物語だ。主人公は46才の朋美。サラリーマ [全文を読む]

英国人フードジャーナリストが日本で食べまくった食紀行

NEWSポストセブン / 2013年10月29日16時00分

【書評】『英国一家、日本を食べる』マイケル・ブース著/寺西のぶ子訳/亜紀書房/1995円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 食べ物が世界でいちばんまずい国ともいわれる英国から初来日した一家が、札幌から沖縄まで100日間、日本を縦断して食べ歩いたといって、日本料理の何がわかるのか--と思っていたが、読み始めると、それは予断と偏見だった。 著者、マイケル・ [全文を読む]

原発を巡る論議の流れにおける裏側・問題点を分析した書籍

NEWSポストセブン / 2013年10月01日16時00分

【書評】『原発論議はなぜ不毛なのか』武田徹/中公新書ラクレ/903円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 3.11の惨禍を前に国民の間に自然にわき起こった「みなが心を一つに」の声。しかし、福島第一原発の事故はこの願いとは逆に、国民を事実上、原発「ハンタイ」派と「スイシン」派に二分してしまった。両者のガチンコ対立は今も続いているが、ジャーナリストで評論家の [全文を読む]

「自分には小説の才能ある」 その気持ちを利用する男描く書

NEWSポストセブン / 2013年06月12日07時00分

【書評】『夢を売る男』/百田尚樹・著/太田出版/1470円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 村上春樹ほどではないが、自分にはもしかしたら小説を書く才能があるかもしれない。そう思う人は意外に多いらしい。なぜならだれもが日本語が書けるからだ。 主人公の編集者・牛河原勘治は後輩の編集者に、「世界中のインターネットのブログで、いちばん多く使われている言葉は日 [全文を読む]

主人公の没個性な立ち位置が現代の若者の職業観を映し出す書

NEWSポストセブン / 2013年05月16日07時00分

【書評】『狭小邸宅』/新庄耕・著/集英社/1260円 【評者】福田ますみ(フリーライター) 20坪前後の土地に建てられたいわゆる狭小住宅。正面から見ると鉛筆のように細長く見えるため、“ペンシルハウス”とも呼ばれる。その薄っぺらい外観から一見安普請に思えるが、都心に近い物件なら6000万円は下らない。それを大枚はたいて購入する側からすれば、まさしく“邸宅”と [全文を読む]

51分の空白など多数の犠牲者出した大川小の真実に迫る1冊

NEWSポストセブン / 2013年03月07日16時00分

【書評】『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(池上正樹、加藤順子/青志社/1575円) 【評者】福田ますみ(フリーライター) 子供たちは死にたくなかった。先生たちだって子供を必死に守ろうとしていた。それなのになぜこんなことになったのか? 東日本大震災からまもなく2年。あの日、被災地にある小学校のほとんどが、在校児童の命を守り切ったのに、宮城県石巻市立大 [全文を読む]

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