上昌広のニュース

福島県いわき市の医療崩壊

Japan In-depth / 2017年05月26日19時30分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」【まとめ】・福島県いわき市の医療が崩壊の瀬戸際に直面している。・人口10万人当り医師数172人、ブラジルやエクアドルの平均とほぼ同レベル。・地域医療に真剣に取り組む医療グループが病床を増やせない現実がある。・行政には「市民目線」が求められる。 ■いわき市が直面する医療崩壊福島県いわき市の医療 [全文を読む]

急激に悪化する高野病院問題

Japan In-depth / 2017年03月09日18時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」【まとめ】・患者激減の高野病院・財政状態も破たん寸前・地域経済にも悪影響 ■人口急減する広野町年末の高野英男院長の急死から2ヶ月が経った。人の噂も75日というが、メディアが高野病院を取り上げる回数もめっきり減った。では、高野病院の問題は解決されたのだろうか。勿論、そんなことはない。むしろ、事 [全文を読む]

調査報道メディア「ワセダクロニクル」の衝撃

Japan In-depth / 2017年02月14日10時05分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」 「ワセダクロニクル」というメディアがある。2015年1月に設立されたジャーナリズム研究所(所長・花田達朗教授)が発行する調査報道メディアだ。2月1日、最初の特集「買われた記事 電通グループからの「成功報酬」」が公開された。中味は、バイエル薬品から抗凝固薬「イグザレルト」の販促を請け負った電 [全文を読む]

福島県双葉郡、医療崩壊の危機

Japan In-depth / 2017年01月11日07時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」福島県双葉郡の復興が危機に瀕している。きっかけは一人の医師の死だ。12月30日の深夜、高野病院の院長である高野英男氏が亡くなった。享年81才だった。娘で、事務長・理事長を務める高野己保さんは「寝たばこが原因の焼死です」と言う。高野病院は福島第一原発の南22キロに存在する慢性期病院だ。1980 [全文を読む]

【大予測:医療】医師・看護師のアジア交流加速

Japan In-depth / 2016年12月29日18時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」2017年が明ける。2016年は医療をめぐり、多くのニュースがメディアを賑わせた。高齢者の医療費負担増、がん免疫治療薬オプジーボの高額な薬価、神奈川県の大口病院での患者死亡事件など、ご記憶の方も多いだろう。何れも暗いニュースばかりだ。一体、我が国の医療で何が起きているのだろうか。私は、戦後に [全文を読む]

問われるメディアの良心 子宮頸がんワクチンデータ捏造疑惑報道

Japan In-depth / 2016年11月27日07時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」今回も子宮頸がんワクチン騒動を巡るメディア報道について書きたい。11月15日、子宮頸がんワクチンの副作用についての厚労省班研究(代表:池田修一信州大学教授)に関する不正疑惑について、信州大学が設置した調査委員会が、調査結果を発表した。同日、朝日新聞は「信州大「不正認められず」子宮頸がんワクチ [全文を読む]

訴訟ではなく学会で議論を 頸がんワクチン記事 月刊誌提訴問題

Japan In-depth / 2016年09月06日15時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長) 「上昌広と福島県浜通り便り」 8月17日、信州大学副学長の池田修一教授が、月刊誌「Wedge」やウェブマガジン「Wedge Infinity」を発行する株式会社ウェッジ、編集人であった大江紀洋氏、さらに医師・ジャーナリストの村中璃子氏に対し約1100万円の損害賠償を求める訴訟を提起した。 問題となった記事とは、「We [全文を読む]

福島県いわき市の深刻な医師不足

Japan In-depth / 2016年08月26日11時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」「とても充実した生活を送っています」福島県いわき市のときわ会常磐病院に勤務する森甚一医師(35)は言う。森医師は東京生まれの東京育ち。専門は血液内科だ。今春、東大医学系研究科の博士課程を修了し、四月に常磐病院に就職した。首都圏の大学病院からの誘いを断り、いわき市にやってきた。8月20日現在、 [全文を読む]

内部被曝との闘い 緒戦「勝利」した南相馬市

Japan In-depth / 2016年07月27日12時26分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」東日本大震災以降、福島県浜通り地方の医療支援を続けている。現在、当研究室(今年3月までの東大医科研時代も含め)を巣立った若者7人が相馬市、および南相馬市で常勤医師として勤務している。私たち、臨床医の責務は、現地で地道に診療し、その記録を残すことだと考えている。6月30日、その中の一人で、7人 [全文を読む]

HPVワクチンの効果、子宮頸がん以外にも

Japan In-depth / 2016年05月29日12時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」わが国で、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種が普及しない。副作用が問題となり、2013年6月に厚労省は、HPVワクチンの接種勧奨の一時中止を勧告した。今年3月には被害を訴える女性たちが、国と製薬企業を相手に提訴する方針を表明した。わが国では「HPVワクチンは危険」というイメージが [全文を読む]

福島で被ばく検査を続ける意味

Japan In-depth / 2016年05月07日12時00分

上昌広(医療ガバナンス研究所 理事長)「上昌広と福島県浜通り便り」3月末で10年半勤務した東大医科研を退職した。港区高輪に「医療ガバナンス研究所」を設立し、医科研の研究室のスタッフともに移籍した。今後は、こちらをベースに活動する予定だ。福島の医療支援も続けたい。 福島県浜通りの住民と話すと、「被曝の検査を、これ以上続ける必要はあるのですか」と聞かれることが [全文を読む]

大学入試改革、中身の議論を~東京大学医科学研究所上昌広特任教授~

Japan In-depth / 2016年02月08日23時34分

医師であり、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏とAERA記者の古田真梨子氏を迎え、今後の大学入試について聞いた。AERA最新号では「大学入試改革とアクティブラーニング」という特集を組んでいる。大学入試改革とは、具体的にどういった内容なのか。「センター試験の在り方を変える。一年間に何回か受けられるようになる。一発勝負の筆記試験だけのものから、総合的に判断 [全文を読む]

福島県相馬市で孤独死が少ないわけ~機能した地域社会の絆~

Japan In-depth / 2016年02月05日23時00分

上昌広(医師・研究者)「上昌広と福島県浜通り便り」東日本大震災から5年が経とうとしている。私は福島県相馬地方での医療支援を続けている。相馬地方とは相馬市、南相馬市、飯舘村、大熊町、浪江町、双葉町、葛尾村を含む地域のことだ。福島第一原発事故で重度に汚染された地域とほぼ重なる。この地域は、いまも原発事故の後遺症に喘いでいる。毎年、この時期になると読み返す本があ [全文を読む]

電通「買われた記事」問題をスクープ ワセダクロニクルとは

NEWSポストセブン / 2017年02月19日16時00分

医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏も、この現象に注目した一人だ。 「私自身、この記事に大きな衝撃を受けましたし、記事を読んだ人の多くは、“これって氷山の一角じゃないの?”と感じたのではないでしょうか。奇異なのは、医薬品という命に関わる問題に関する報道で、しかも大企業と大メディアという錚々たる顔ぶれが登場しているのに、テレビや新聞が見て見ぬふりをしていると [全文を読む]

薬の処方期間 病院が小刻みにするのは収入を考えるため

NEWSポストセブン / 2016年12月17日16時00分

同じ薬をもらうために頻繁に受診することに疑問を感じる医療関係者もいますが、薬の処方に関しては医師が独占的に裁量権を握っているため、変えるのは容易ではないのです」 医療ガバナンス研究所・理事長の上昌広氏もこんな指摘をする。 「日本は諸外国に比べ、処方箋がないと出してもらえない薬が圧倒的に多い。その処方箋には医師側の都合が反映され、患者の利便性は無視されていま [全文を読む]

行き場ない患者が急増も…医療・介護に忍び寄る「2025年問題」

WEB女性自身 / 2016年11月02日12時00分

しかし、団塊世代がすべて後期高齢者となる2025年から、首都圏では医療・介護危機が始まることが予想されます」 そう警鐘を鳴らすのは、「医療ガバナンス研究所」理事長で医師の上昌広さんだ。 「あまり知られていませんが、現在でも首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の10万人あたりの医師数は230人で、四国278人や九州北部287人に比べても少ないんです。 首都圏は [全文を読む]

大口病院連続変死事件 病院関係者の犯行なら公判難航か

NEWSポストセブン / 2016年10月05日07時00分

東京大学医学部特任教授の上昌広氏が言う。 「大口病院で患者への点滴が無造作に放置されていたことが問題視されていますが、終末期患者を抱える、いわゆる老人病院ではよく見られる光景です。 終末期医療は、医療費抑制を狙った国の医療政策のために保険点数が低く抑えられている。そのため施設側は予算を削るしかなく、管理が行き届かなくなる。監視の目がない中で内部の人間による [全文を読む]

薬の副作用 発売後の発覚は珍しくない、医師の対応は?

NEWSポストセブン / 2016年06月13日07時00分

発売後の副作用について、医療ガバナンス研究所理事長で医師の上昌広氏が解説する。 「治験(薬の承認を得るための臨床試験)は事故を防ぐ目的で健康状態の悪くない人を対象に行なわれるため、副作用が出にくい。発売後に高齢者など健康に不安のある患者に投与すると副作用は出やすくなります。発売前にこうした副作用を把握するのは困難です」 処方薬の場合、薬局で渡される薬の説明 [全文を読む]

STAP細胞存在せず 小保方晴子氏の実家から両親の姿も消える

NEWSポストセブン / 2014年12月26日07時00分

「理研は税金で動いている組織ですし、一連の研究費用が公的なもので、かつ小保方さん個人に下りていたものだとしたら、辞めた後であっても、本人に返還請求が行く可能性はありますね」(東京大学医科学研究所の上昌広教授) 無職となった彼女が支払うにはあまりにも巨額で、彼女に安寧の日々が訪れるのは、まだ先のことになりそうだ。さらに、一連の騒動は、小保方さんの家族にも暗 [全文を読む]

東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言

NEWSポストセブン / 2014年10月30日07時00分

日本の健康基準値の歪みを指摘することでその構造を喝破してきた大櫛陽一・東海大学医学部名誉教授と、医療ガバナンスの旗手として大学医療の中枢から内部告発を続ける上昌広・東京大学医科研特任教授が初対談した。 大櫛:今年4月、日本人間ドック学会が発表した「健康診断(健診)の新基準」は現行の基準から大きくかけ離れているということで日本高血圧学会などの臨床学会から「国 [全文を読む]

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