宮本常一のニュース

【書評】「文学の魔力」を忘却した時に衰退した民俗学

NEWSポストセブン / 2016年05月16日07時00分

【書評】『宮本常一と 土佐源氏の真実』井出幸男・著/梟社/2500円+税 【評者】大塚英志(まんが原作者) 宮本常一の『忘れられた日本人』、中でも老博労の性の懺悔録である「土佐源氏」は、なにより、その語り口に圧倒される。宮本常一はこれをあくまでも「民俗誌」、記録として公表したが、他方で、創作説や事実との違いについても繰り返し指摘されてきた。柳田國男の『山の [全文を読む]

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」3月より電子書籍の配信を開始 池澤夏樹新訳のベストセラー『古事記』がついに電子化!

PR TIMES / 2017年03月03日14時44分

●2017年3月 『古事記』(池澤夏樹訳)【1巻・1,800円】 ●2017年4月 『中上健次』 【23巻・2600円】 『樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外』(川上未映子訳/夏目漱石/森鴎外)【13巻・2700円】 ●2017年5月 『堀辰雄/福永武彦/中村真一郎』【17巻・2600円】 『南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一』【14巻・2700 [全文を読む]

昭和初期、村落に住む日本人はどのように生きたか?

ダ・ヴィンチニュース / 2016年03月29日06時30分

これは、村人達が子供の行動範囲を熟知しているからだと『忘れられた日本人』(宮本常一/岩波文庫)では言われています。 本書は、全国を巡った著者が現地の古老などに聞いた話がまとめられており、前述の迷子捜索の話もその1つです。時代はこの話と同じく昭和初期頃のものが中心で、現地の人から直接聞いた話だけに、どれも具体的で、生々しいものです。ちなみに、この話の迷子は、 [全文を読む]

集英社クオータリー『k o t o b a』第21号 9月5日(土)発売! 特集テーマは「地図を旅する。」

DreamNews / 2015年09月04日09時00分

【特集構成】Introduction今尾恵介 地図はどのように発展してきたか山本一力 古地図を楽しむPart1. 地図の現代皆川典久 凹凸地図から都市を読み解く本田 創 地図から始める暗渠散歩服部文祥 ヤブと地形図と世紀末ワンダーフォーゲル部今尾恵介 グーグルマップは、なぜ画期的なのか堀 淳一 地形図とそれにさそわれる旅に魅せられてゼンリン 「住宅地図」は [全文を読む]

『標準問題精講 国語 特別講義 読んでおきたい とっておきの名作25』現役教師が厳選!『源氏物語』から『図書館戦争』まで、読む力を深める作品群

DreamNews / 2015年07月16日14時00分

第一章 生きるということ彼らの流儀「あめ、あめ、ふれ、ふれ」(沢木耕太郎) / 女生徒(太宰治) / 心の平静について(セネカ) / 平家物語「知章最期」 / 壁(安部公房) / 無名仮名人名簿「七色とんがらし」(向田邦子)第二章 人と人とのつながり田舎荘子「猫の妙術」(佚斎樗山) / 砂漠(伊坂幸太郎) / 忘れられた日本人「子供をさがす」(宮本常一[全文を読む]

戸籍に名前も載らない人たち…明治から昭和初期を生きた少年たちの残酷な青春

ダ・ヴィンチニュース / 2015年06月27日11時30分

これを編集したのは、後に雑誌『太陽』の編集長となる谷川健一と、『忘れられた日本人』などの著書で有名な民俗学者の宮本常一だ。【画像あり】ダ・ヴィンチニュースはこちら 「『日本残酷物語』を読む」(畑中章宏/平凡社)は、出版された当時の社会状況や、編集作業の舞台裏などを解説しつつ『日本残酷物語』を読み解いた1冊だ。そのなかから、明治から昭和の初め頃、実際に生きら [全文を読む]

<ジブリ推薦の232冊>『ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ』をドワンゴ会長・川上量生はどう読むか?

メディアゴン / 2015年02月13日01時25分

大学時代にこんな読書体験をしていたら、その後の人生が変わっていたかも知れない・・・というのは大げさだろうか?「アエラ」の「ジブリ推薦本」では、吉川英治の「宮本武蔵」、江戸川乱歩、民俗学者・宮本常一から、ちばてつや、田中角栄の本まで幅広く紹介している。読書体験は人間形成にとっては「なくてはならない」通過ポイントだと思う。読書は他人の脳が構築した世界を辿ること [全文を読む]

佐野眞一氏 個人的付き合いのあった菅原文太との思い出語る

NEWSポストセブン / 2015年01月15日16時00分

そもそも最初に出演したときのテーマが、宮本常一だったのには驚いた。失礼を承知で言えば、文太さんはああ見えて大変な読書家なのである。名門の仙台一高時代の一年後輩には故・井上ひさしがいて、交友をもっていた。 そんな関係もあって、文太さんが山梨県下で栽培する有機野菜を納める渋谷の高級ホテルに妻ともども招かれ、その野菜を使った料理を食べる昼食会に列席したこともあ [全文を読む]

『源氏物語』を角田光代が、『たけくらべ』を川上未映子が新訳する! 「池澤夏樹 個人編集 日本文学全集」収録作品発表

ダ・ヴィンチニュース / 2014年05月20日11時20分

「『日本人とは何か?』『私は誰か?』を問う素材としての文学」という視点から作品が選ばれており、各作家の巻に加えて、民俗学と文学をテーマにした『南方熊楠・柳田國男・折口信夫・宮本常一』、日本語の多様性を提示する『日本語のために』などの巻もあり、小説だけでなく、エッセイ、評論も収録した日本文学全集となっている。 刊行は2014年11月池澤夏樹訳の『古事記』から [全文を読む]

フィクションで書いたほうが真実に迫れることもある

週プレNEWS / 2014年03月11日06時00分

―そもそもハンセン病というテーマに関心を持たれたきっかけはなんだったのでしょう? 「大学時代に読んだ、宮本常一さんの『忘れられた日本人』ですね。日本全国の説話を集めた本なのですが、この中で四国の山奥を遍路するハンセン病患者の姿が描かれているんです。病気の治癒を求め、あるいは幸せな来世を求めて巡礼する彼らの様子を思い浮かべたら、なんだかとても愛おしく感じて [全文を読む]

ネットによって失われる、“見えないもの”への想像力

週プレNEWS / 2013年04月16日06時00分

僕がこの本を書いた動機には、『取材するならここまでやれ』という気持ちと、これによってアカデミズム/ジャーナリズムの枠を広げたいという思いもありましたね」 ―この本は、かつて柳田國男や宮本常一(つねいち)といった民俗学の先人が、現場に分け入って新たな知を獲得したことを引き継ぐ仕事だと思います。一方で、現代に生きるわれわれは、ネットで調べてすべて知ったような気 [全文を読む]

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