井上理津子のニュース

【書評】 遺体が教えてくれる「生と死は地続き」という事実

NEWSポストセブン / 2015年05月30日07時00分

【書評】『葬送の 仕事師たち』 井上理津子著/新潮社/本体1400円+税井上理津子(いのうえ・りつこ):1955年奈良県生まれ。京都女子大学短期大学部卒。タウン誌記者等を経てフリーに。著書に『さいごの色街 飛田』(新潮文庫)、『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』(河出文庫)、『名物「本屋さん」をゆく』(宝島SUGOI文庫)など。【評者】鈴木洋史 [全文を読む]

庭園タイプの樹木葬墓地も ビルに囲まれた花のオアシス

NEWSポストセブン / 2017年06月07日07時00分

先祖代々のお墓はもう遠い過去のものなのか――ノンフィクションライターの井上理津子さんがさまざまな形態、さまざまな声を見聞きする「お墓をめぐる冒険」を続ける中で、これまで誰しも当たり前に持っていたお墓に対する価値観が大きく変わっているのを感じずにはいられない。井上さんが庭園タイプの墓地についてリポートする。 * * * 最近、都心等に近頃めきめき増えているの [全文を読む]

小平市の樹林墓地使用料 遺骨1体12万、粉状遺骨4万円

NEWSポストセブン / 2017年06月06日16時00分

今回は、東京都小平市にある都立小平霊園をノンフィクションライターの井上理津子氏が訪れた。 * * * 小平霊園には、都立霊園初の樹木葬的な墓地が2012年にでき、話題になったことが記憶に新しい。初年度は、500体の募集に対して16倍の応募が殺到。以降も人気を集め続けているという。 最寄り駅は、新宿から西武新宿線で約30分の小平駅。意外に駅から近い。線路沿い [全文を読む]

NPO法人運営の八王子の樹木葬墓地 里山保全の狙いも

NEWSポストセブン / 2017年06月05日07時00分

今回は、樹木葬墓地が存在する東京都八王子市にある東京里山墓苑をノンフィクションライターの井上理津子氏が訪れた。 * * * 前回、日本で初めて1991年に樹木葬を始めた岩手県一関市の知勝院を訪れ、スケールの大きさに驚いた。山野草が咲く、里山全体が樹木葬の墓地。「自然を再生し、守る」という大命題の手段として「木を目印に、コンクリートも墓石も使わないエコな墓」 [全文を読む]

「散骨が自然に一番優しい」説に樹木葬の名付け親が異議

NEWSポストセブン / 2017年05月30日07時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんは、樹木葬の名付け親、先住職の千坂げんぽうさん(72才)が待つ、岩手県一関市の臨済宗・祥雲寺へ。樹木葬墓地を管理する祥雲寺の子院・知勝院「生きもの浄土の里」へ。骨壷は使わず遺骨をじかに穴の中に埋葬し、その上部に木を植えるという樹木葬について、リポートする。 * * * 樹木葬墓地とその周辺を巡ること、1時間。「リフレ [全文を読む]

東北の広大な樹木葬墓地、あと1万人くらいの空きアリ

NEWSポストセブン / 2017年05月29日07時00分

ノンフィクションライターの井上理津子氏は、樹木葬の名付け親の待つ東北へと進路を取った。 現在の樹木葬は、大きく分けると里山タイプ、公園タイプ、庭園タイプの3つ。しかし、故人の名前を記すプレートの有無など、細分化をするとその種類は多様で数えると100種以上あるという。 * * * 日本で初めて樹木葬を始めたのは、岩手県一関市の臨済宗・祥雲寺というお寺だ。19 [全文を読む]

樹木葬は大きく分け3タイプ、細分化すると100種類以上

NEWSポストセブン / 2017年05月28日16時00分

ノンフィクションライターの井上理津子氏が「樹木葬」に迫った。 * * * 樹木の足下に遺骨を埋葬する。「樹木葬」から思い描くのは、やがて土に還ることだろうか。あるいは、美しい花が咲く庭に眠ることを想像する向きもいるかもしれない。 「樹木葬ってどう思う?」と、知人ら25人に聞くと、概ね「いいんじゃない」との反応だ。「自分は選ばないだろうけど、選ぶ人の気持ちは [全文を読む]

新潟の永代供養墓地 事実婚、姉妹、友人、恋人でも入れる

NEWSポストセブン / 2017年05月22日11時00分

そこで、ノンフィクションライターの井上理津子氏が実情に迫った。 * * * 永代供養墓は、地方から出てきた人たちの多い都市部に限った需要かと思ったが、そうではなかった。 新潟の市街地から南西へ25kmほどの海辺の小さな町、旧巻町(現・新潟市西浦区)に、全国に先駆け1989年に風変わりな永代供養墓を設けて以来、人気を集め続けているお寺があるとの情報を得て、向 [全文を読む]

住職が「私も死んだらここに入る」 永代供養墓とは何なのか

NEWSポストセブン / 2017年05月19日07時00分

ノンフィクションライター・井上理津子氏がレポートする。 * * * 近年急激に増えた「自動搬送式」「仏壇型」「ロッカー式」など新しいスタイルの室内墓を訪ねてきたが、どこのお寺にも「永代供養墓」なるものが併設されていた。当初、意味がわからなかった。「合祀墓」「合葬墓」「合同墓」など、お寺によって呼び方もまちまち。大きな岩がその墓標で、裏側や下部のスペースに遺 [全文を読む]

自動搬送式の半額 早稲田の「動かない」格安室内墓

NEWSポストセブン / 2017年04月26日07時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんが、とある「動かない室内墓」をレポートする。 * * * 東京都新宿区早稲田に、家族用で48万円と、めっぽう安い「動かないお墓」を見つけた。安価すぎて、怪しくはないか。ひねくれた見方をして、行ってみた。 やはり近年、改築したであろう4階建て。浄土真宗の龍善寺というお寺だ。「東京には、江戸のまちづくりに伴って創建された [全文を読む]

室内墓 お参りの度に骨を抱く人や生前の写真を入れる人も

NEWSポストセブン / 2017年04月24日16時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんがレポートする最新お墓事情。今回訪ねた「動かないお墓」は、ブランドショップが並び、おしゃれな人たちが行き交う東京・青山。その一角に佇む4階建ての実相寺は1634年創建の臨済宗のお寺だが、堂内「青山霊廟」に「特別壇」と称する、なんと600万円の仏壇型のお墓があった――。 * * * 取材時、お参りに来ていた楠本敏夫さん [全文を読む]

600万もする高級室内墓 選ぶ層が確実にいる

NEWSポストセブン / 2017年04月22日16時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんがレポートする。 * * * ここ10年ほどの間に、とりわけ東京で急増した「室内」のお墓(納骨堂)の形式は、卑近な言い方をすると「動くお墓」と「動かないお墓」に二分される。前者は参拝ブースに設置した共用の墓石の中に、保管庫から骨壺が自動搬送されてくる形。後者は墓石は用いず、仏壇やロッカーなどに骨壺が保管される形だ。 [全文を読む]

外墓の現状 朽ちかけた小さな無縁墓が無数に点在状態も

NEWSポストセブン / 2017年04月17日07時00分

今回は、自身の希望の自動搬送式のお墓と、夫が希望する「外墓」と自身が希望する「室内墓」の間をとって今年1月に徳島から東京・渋谷区代々木の立正寺の中にある「仏壇型の納骨堂」へ改葬した岡田美子さん(仮名、58才=東京都)のお墓事情を、ノンフィクションライターの井上理津子さんがレポートする。 * * * 実は岡田家は、四国・徳島県からの改葬で、「東京にお墓を」に [全文を読む]

東京・代々木の自動搬送式墓、1か月4500円をどう見る?

NEWSポストセブン / 2017年04月15日07時00分

進化するお墓の最新事情をノンフィクションライターの井上理津子さんが追った。 * * * 岡田美子さん(仮名、58才、東京都)は、今年1月徳島から東京のお墓に改葬した。改葬先となった「仏壇型の納骨堂」は、東京都渋谷区代々木の立正寺というお寺の中にある。「うちの場合、立正寺さんと“見えない糸”で昔からつながっていたんじゃないかと思えるんですよ。素敵なところだか [全文を読む]

仏壇型の納骨堂 もはや暫定利用ではなくなっている

NEWSポストセブン / 2017年04月13日11時00分

自動搬送式とまで割り切れないが、外のお墓を買うほどではないという層が、仏壇型、ロッカー型に流れています」 ■文/井上理津子 (ノンフィクションライター) ※女性セブン2017年4月27日号 [全文を読む]

都心の「室内墓」 お参りしやすい環境が人気の理由

NEWSポストセブン / 2017年04月12日16時00分

そこで、ノンフィクションライターの井上理津子さんが、東京・文京区にある興安寺『本郷陵苑』の様子をレポートする。 * * * 2002年の開館。上から目線で恐縮だが、15年を経ているだけあって人いきれの蓄積がある。新しい建物にどこか感じがちな落ち着きのなさはない。使われてこそ建物だなあと思った。「本館と新館に34の参拝ブースがあり、合計1万基です」と、総責任 [全文を読む]

名古屋の最新「室内墓」 休憩室は高級ホテル並み

NEWSポストセブン / 2017年04月10日16時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんが、今回もビックリ仰天のお墓事情をレポートする。 * * * 最新型の自動搬送式の室内墓を名古屋に訪ねた。観光スポットとして賑わう大須観音にほど近い名古屋市中区に、2月にオープンした『大須陵苑』だ。やはり400年の歴史を持つという浄土真宗・興安寺の経営。価格は80万円。広告チラシには「12の魅力」としてこんな文言がず [全文を読む]

室内墓マンション利用者「普通の墓よりいい」ときっぱり

NEWSポストセブン / 2017年04月08日07時00分

百聞は一見に如かず…ノンフィクションライターの井上理津子さんが、東京ドームにほど近い住宅外に建つ「小石川墓陵」の4階、「こんにゃくえんま」で知られる浄土宗の源覚寺の自動搬送式の室内墓を取材した。 * * * 墓石の前に立つと、目の高さの位置に、利用者の家名などを刻字した厨子(ずし)がセットされる。参拝スペースも、供花もお香も、他の利用者と共有だが、その中 [全文を読む]

最新の自動搬送式「室内墓」 ペッパーがお出迎え

NEWSポストセブン / 2017年04月07日07時00分

ノンフィクションライターの井上理津子さんが、室内墓の「今」に迫る。 * * * 室内墓はおしなべてモダンな建物で、「宗派不問」なのも特徴だ。「動くお墓」といわれるはずである。館内には、利用者が見えない場所にコンピューター制御の保管庫が備えられ、多数の納骨箱(厨子(ずし)と呼ばれる)が収納されている。参拝者が専用のICカードを所定の位置にかざすと、保管庫から [全文を読む]

室内墓の効果、お参り頻度が年1回から月1回に

NEWSポストセブン / 2017年03月26日16時00分

一体どんなものなのか、「新宿南口徒歩3分」のキャッチフレーズで知られる新宿瑠璃光院白蓮華堂を訪ねたノンフィクションライターの井上理津子さんがレポートする。 * * * 自動搬送式の室内墓が誕生して、十余年になる。利用する側のメリットは、 ・花、線香を持参せずお参りできる・天候に左右されずお参りできる・墓石の掃除が不要・遺骨を清潔に保つことができる といった [全文を読む]

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