村上英樹のニュース

「改憲」で幼稚園から大学まで「教育無償化」案、憲法で定める意味はあるの?

弁護士ドットコムニュース / 2017年01月16日10時02分

憲法問題に詳しい村上英樹弁護士に聞いた。 ●憲法で「無償」とされているのは、「小中学校」の「授業料」 「『幼稚園から大学までの教育を無償にするために憲法改正をする必要があるか?』といえば、その必要はありません」 村上弁護士はこのように指摘する。なぜだろうか。 「憲法26条2項が『義務教育は、これを無償とする』と定める意味は、国は義務教育(小中学校)の授業料 [全文を読む]

東大「女子学生に家賃3万円補助」にネットで「性差別」の批判も…どう考えたらいい?

弁護士ドットコムニュース / 2016年11月17日09時29分

憲法の問題に詳しい村上英樹弁護士に聞いた。●憲法の「法の下の平等」に反しないのか?「憲法14条は、法の下の平等を定め、性別による差別を禁止しています。そうすると、今回の東京大学の女子学生だけに対する補助は、『憲法の定める法の下の平等に反するのではないか?』という疑問を持つ人がいてもおかしくありません。しかし、私は今回の大学の行おうとする女子への補助は憲法に [全文を読む]

差し入れ「書籍」閲覧制限の違法判決…「死刑囚」の人権の制限はどうあるべきか?

弁護士ドットコムニュース / 2016年09月04日10時41分

村上英樹弁護士に聞いた。●「必要最小限度の制限でなければならない」「死刑囚であっても、憲法が保障する人権があります。しかし、受刑者でない一般人とまったく同じかといえば、そうではありません。死刑囚については、国が刑事施設に収容する必要がありますから、その関係で必要な人権の制限をすることが許されています。ただし、その制限は、国がその人を収容している目的を達成す [全文を読む]

芦屋市「日本一厳しい景観条例」施行、「営業の自由」より「景観」が優先される?

弁護士ドットコムニュース / 2016年07月07日10時00分

村上英樹弁護士に聞いた。●「良好な景観を享受する利益」VS「営業の自由」「景観条例と憲法を考えるとき、衝突する人権と人権をどう調整するか、という視点が必要になります。次のようなことです。まず、景観条例によって制限される人権としては、営業の自由(憲法22条)や表現の自由(憲法21条)が考えられます。一方で、市民が良好な景観を求めることも、その根底には環境権( [全文を読む]

天然パーマでいじめられ「縮毛矯正」した娘に学校が「戻せ!」、そんな対応はアリ?

弁護士ドットコムニュース / 2016年06月16日10時52分

村上英樹弁護士に聞いた。●「髪型の自由」を憲法上の権利と考えることは可能「『髪型の自由』を権利として主張することは考えられることです。髪型の自由は、憲法13条が保障する幸福追求権の一つと考えることや、憲法21条が保障する表現の自由と考えることができます。さらに、今回の事例では、積極的に『おしゃれをしたい』という意味の『髪型の自由』ではなく、いじめの過去と決 [全文を読む]

百田尚樹氏「サイン会」爆破予告があっても開催ーー主催者は「中止」しなくていいの?

弁護士ドットコムニュース / 2016年03月29日10時37分

村上英樹弁護士に聞いた。●イベント主催者側は安全対策をとる義務がある「爆破予告など、来場者への危険が予想される場合、イベントの主催者や施設管理者には、来場者の安全に配慮すべき法的義務があると考えられます。もちろん、実際に、爆破行為やテロなどがあれば、最も悪いのは爆破行為等をした人であって、それが重大な犯罪になることはいうまでもありません。しかし、誰かの犯罪 [全文を読む]

日テレの男性アナが「謹慎処分」 女性の同僚を食事に誘うと「セクハラ」になるの?

弁護士ドットコムニュース / 2016年01月24日10時25分

村上英樹弁護士に聞いた。●「就業環境が害されたか」がポイント「『セクハラ』という言葉は、使われ方によって、意味の広さも変わります。ここでは、法に触れる『セクハラ』、特に今回のケースのような職場の『セクハラ』について解説します」村上弁護士はこう切り出した。「職場におけるセクハラについては、男女雇用機会均等法に規定があります(同法11条1項)」この規定によると [全文を読む]

女子高生が「モーニングコール」してくれるサービスが登場? 法的にセーフなのか

弁護士ドットコムニュース / 2015年12月12日10時42分

村上英樹弁護士に聞いた。●JKビジネスは「売春の温床」になっていることが問題視された「そもそも、高校生を雇用するにあたっては、事業者は労働基準法等の法律を守らなければなりません」村上弁護士はこう切り出した。どういう法律を守らないといけないのだろうか。「たとえば、深夜業(午後10時から翌日午前5時まで)が禁止されています。また、『特殊の遊興的接客業(バー、キ [全文を読む]

安倍首相のポスターに「ヒゲ」の落書き・・・ 「政治的主張」でも犯罪になる?

弁護士ドットコムニュース / 2015年10月05日11時03分

村上英樹弁護士に聞いた。 ●「ポスター」を台無しにする落書きは「損壊」にあたる 「器物損壊罪の『損壊』とは、『物の本来の効用を失わせること』を言います。 『器物』であるポスターを破る等の行為だけではなく、落書きなどをして、事実上もしくは感情上その物を本来の用途に従って使用できなくすることも、『損壊』に含まれるとされています。 要するに、ポスターを台無しにす [全文を読む]

女人禁制「沖ノ島」が世界遺産候補に 「島に入りたい」女性の主張は認められるか?

弁護士ドットコムニュース / 2015年08月09日11時05分

村上英樹弁護士に聞いた。●「憲法違反として違法だと主張することは難しい」「女性が『沖ノ島への立ち入り』を求めた場合、宗像大社が認めなければ、立ち入りできません」村上弁護士はこう述べる。性別によって、島への立ち入りを制限することに問題はないのだろうか。「性別による差別を禁止する『憲法14条』に違反するのではないか、という捉え方はありえます。ただ、憲法は基本的 [全文を読む]

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