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長寿研究のいまを知る(10)糖尿病薬「メトホルミン」が抗老化薬として注目されるワケ

写真はイメージ(C)iStock

前回、カロリー制限により細胞が栄養不足を感知してエネルギーを節約する代わりにオートファジー(自食作用)が強化され、細胞の増殖・分裂などが緩やかになること、その結果として老化が遅れること、それにはIGF-1(インスリン様成長因子-1)が関係するシグナル伝達経路も関係していること、IGF-1はインスリンに似たホルモンの一種で栄養素が血中で増大するのを検知して全身の細胞を活性化することなどを説明した。 ならば、肥満や糖尿病においてなぜ寿命の延長がみられないのだろうか?肥満や糖尿病ではインスリンの機能が低下し、全身の細胞が栄養を取り込みにくいインスリン抵抗性状態にある。 [全文を読む]

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