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副作用や死亡要因疑い後も中止せず ハンセン病患者に開発中の薬投与

菊池恵楓園歴史資料館に残る薬剤「虹波」=同館提供

熊本県合志(こうし)市の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」で第二次世界大戦中から戦後にかけ、開発中の薬剤「虹波(こうは)」が入所者を対象にした臨床試験として投与され、試験期間中に9人が死亡し、うち2人が投与との因果関係が疑われることが同園の調査で判明した。投与後に激しい苦痛を伴う複数の副作用があったり、虹波が死亡の要因と疑われたりする事例が確認されたにもかかわらず、当時の医師らが試験を中止しない判断を下していた。 [全文を読む]

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