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79年前の朝、上着だけ残し逝った姉 90歳女性の証言が冊子に

刊行された冊子を手にする榎郷子さん=京都府城陽市で2024年6月26日午後4時5分、宇城昇撮影

79年前の広島。女学生だった姉は「いってかえります」と自宅を出たまま戻らず、焼けずに残った上着だけが見つかった。崩れ落ちた家で九死に一生を得て逃げる際に見た惨状――。90歳になる女性の被爆証言が今年、冊子として出版された。「耳を傾ける人がいることがありがたいんです」。一人でも多くに届くことを願っている。女性は京都府城陽市に暮らす榎郷子(えのききょうこ)さん。結婚を機に京都に移り住み、 [全文を読む]

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