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「岩にしみ入る蝉の音」はどんな鳴き声だったのか…松尾芭蕉の有名な俳句を巡っておきた大論争の結末

奥の細道画巻 与謝蕪村 安永8年(画像=逸翁美術館/便利堂 縮印巻物2巻 中 第1巻冒頭部分/CC-PD-Mark/Wikimedia Commons)

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。この俳句で詠まれたセミの種類は何だったのか。生物学者で歌人の稲垣栄洋さんは「アブラゼミという説もあったが、現在ではニイニイゼミと考えられている」という――。(第2回) ※本稿は、稲垣栄洋『古池に飛びこんだのはなにガエル?』(辰巳出版)の一部を再編集したものです。 ■この句で詠まれたセミの種類とは 閑さや岩にしみ入る蝉の声松尾芭蕉 前項のように松尾芭蕉の有名な俳句「古池や蛙飛びこむ水の音」のカエルはツチガエルであった。 それでは、 [全文を読む]

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