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米リベラリズムの破綻招いたカーター氏 誠実な人柄は「最高の元大統領」に結実 古森義久

昭和54年6月、日本が初めて議長国を務めた東京サミットで、会場の迎賓館の主庭を散歩する各国首脳。(左から)カーター米大統領、大平正芳首相、ジスカールデスタン仏大統領、クラーク加首相、シュミット西独首相、アンドレオッチ伊首相、サッチャー英首相=東京・元赤坂の迎賓館

29日に死去したジミー・カーター元米大統領。その米大統領としての登場はまさにさわやかな新風だった。1977年1月20日の就任宣誓の直後、議事堂からホワイトハウスまでの行進でそれまでの慣例を破り、途中で車を飛び降りて、厳寒の大通りをロザリン夫人と手をつないで歩く光景は米国政治の新たな幕開けを真に思わせた。ワシントン取材を始めて間もない私が目前に見たこの展開は明るい新時代の到来を思わせ、 [全文を読む]

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