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【内田雅也の追球】「阪神」を守った重鎮裁定

2006年11月14日、オーナー会議を終え会見する議長の中日・白井オーナー(手前)と根来コミッショナー

訃報が伝わった中日球団元オーナー、白井文吾は阪神球団にとって「阪神」を守ってくれた恩人、救いの神だった。忘れてはいけない話として書いておきたい。2006年、阪神球団の親会社、阪神電鉄は前年から村上ファンドによる株式大量取得、いわば乗っ取り攻勢を受けていた。途中経過は省くとして、阪神電鉄は阪急ホールディングス(HD)をホワイトナイトとして経営統合に踏み切った。同年10月に発足する阪急阪神HDの傘下に入ることになったわけだ。問題はプロ野球だった。阪神球団の親会社の上にさらに親会社の阪急阪神HDができる。これをどうとらえるか。06年7月5日に開かれたオーナー会議では「親会社の変更、 [全文を読む]

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