英シェル株主は気候対策強化案に反対を、グラスルイスが助言
ロイター / 2024年5月6日 11時43分
米議決権行使助言会社グラスルイスは2日、英石油大手シェルの株主に対し、投資家27人のグループによる気候変動対策強化の決議案に株主総会で反対票を投じるよう推奨した。ロンドンのガソリンスタンドで昨年2月撮影。(2024年 ロイター/May James/File Photo)
Ron Bousso
[ロンドン 2日 ロイター] - 米議決権行使助言会社グラスルイスは2日、英石油大手シェルの株主に対し、投資家27人のグループによる気候変動対策強化の決議案に株主総会で反対票を投じるよう推奨した。
議案は「物言う株主」の環境団体「フォロー・ディス」が主導し、シェルの株式の約5%を保有する株主らの支持を得ており、5月23日の年次株主総会で決議される。
提案ではシェルに対し、中期の炭素排出量削減目標を、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に合わせるよう求めている。消費者が燃やした燃料からの排出(スコープ3)も含まれる。
グラスルイスは、シェルの削減目標と取り組みの公開に言及し「現時点でこの議案を採択することがシェルや株主の利益になるとは思えない」と説明。「(シェルが)同業他社に大きく後れを取っていると判断するには証拠が不十分だ」と指摘した。
シェルの取締役会も、投資家に反対票を投じるよう求めている。
同社は3月、旺盛なガス需要と新エネルギーへの移行を巡る不透明感を理由に、2030年までの炭素排出削減目標を引き下げ、35年までの目標を撤回した。
この記事に関連するニュース
-
エクソンCEOの取締役会議長再任、カルパースが反対検討=FT
ロイター / 2024年5月10日 17時14分
-
株式会社ストラテジックキャピタルが大阪製鐵株式会社への株主提案及び同提案に関する特集サイト開設の予定を公表
PR TIMES / 2024年4月30日 16時15分
-
LGIMが「アクティブ・オーナーシップ・レポート」最新版で自然、健康、AIに関するエンゲージメントの強化を発表
PR TIMES / 2024年4月26日 18時40分
-
ゴールドマンとBofAの株主総会、会長・CEO分離案を否決
ロイター / 2024年4月25日 10時6分
-
ノルウェー政府系ファンド、ゴールドマン会長・CEO分離支持へ
ロイター / 2024年4月19日 18時23分
ランキング
-
1飲むヨーグルトが「乳酸菌バブル」でジリ貧の理由 市場は逆転寸前、かつての人気を取り戻せるか
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 7時20分
-
2消えゆく「回転レストラン」…80年代には全国50店→再開発・老朽化で数店舗に
読売新聞 / 2024年5月18日 15時0分
-
3東京から新幹線…「新神戸」よりも、一駅先の「西明石」まで買った方がおトク!? JR往復割引「601キロ」のカラクリ
まいどなニュース / 2024年5月19日 8時2分
-
4「定年コロリ」という言葉も…長年のシフト勤務が〈睡眠の質〉や体に及ぼす影響は?【スタンフォード大教授が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月18日 17時15分
-
5ローソン、コーヒーなどの「濃さ」選べる仕様に 背景に“客離れ”回避
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月19日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください