1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ECB、最近の想定より早期の利下げを=ポルトガル中銀総裁

ロイター / 2024年1月10日 5時46分

センテノ・ポルトガル中銀総裁は、インフレに新たな圧力がかかる兆候がないため、ECBは最近の想定よりも早期に主要政策金利を引き下げ、5月まで決断を待つべきではないと述べた。2021年3月、リスボンで撮影(2024年 ロイター/Pedro Nunes)

[リスボン 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は9日、インフレに新たな圧力がかかる兆候がないため、ECBは最近の想定よりも早期に主要政策金利を引き下げ、5月まで決断を待つべきではないと述べた。

エコノストリーム・メディアとのインタビューで、ECBはすでにターミナルレート(政策金利の最終到達点)に到達しており、インフレ率が中期目標の2%まで低下する軌道にあることが「次四半期に」確認されると指摘。12月のユーロ圏インフレ率が前年比2.9%になったことは「朗報」とし、伸びは「市場予想よりも小さく、予測に織り込まれていたベース効果よりも小さかった」とした。

また「名目金利を当面据え置くという決定は適切であり、いつ引き下げるかの判断は最近まで考えていたよりも早まる」と言及。「いつとは言えないが、インフレと経済に関する最近の動向は明らかに(金融政策の)緩和の時期を近づけている」とした。

さらに「賃金での二次的影響が顕在化した、あるいは今後に顕在化する兆しや、賃金が物価に追加の上昇圧力をもたらす兆候は見られない」とした。

ECBは金融政策の方向性を決定するために4月か5月の賃金データを待つべきかとの質問に対しては「5月まで待つ必要はない」と応じた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください