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米ミシガン大消費者信頼感、12月は70.4に上昇 低所得者の心理改善

ロイター / 2021年12月11日 2時59分

米ミシガン大学が10日発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は70.4となり、11月の確報値67.4から上昇した。2020年4月撮影(2021年 ロイター/Lawrence Bryant)

[10日 ロイター] - 米ミシガン大学が10日発表した12月の消費者信頼感指数(速報値)は70.4となり、11月の確報値67.4から上昇した。

11月は2011年11月以来の低水準だった。ロイター調査では67.1に一段と低下すると予想されていたが、それに反し、低所得世帯のセンチメントが大幅に上昇して全体を押し上げた。

現状指数、期待指数ともに予想外に改善した。

今回の調査では、所得分布の下位3分の1の世帯で23.6%の改善が見られた。これは1980年以来、最大の改善幅だった。今後1年間の所得が向上するとの期待が背景にある。

一方、中間所得層および上位3分の1の世帯では一段と悪化した。

ミシガン大学の調査部門ディレクター、リチャード・カーティン氏は「こうした極端な変化はサンプル数が少ないことによる誤った結果と考えられるが、1980─82年当時の二重不況が終わる兆しを最初に感じ取ったのは下位3分の1の世帯だった」と指摘した。

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