ESMA、仮想通貨の取引集中に警鐘 バイナンスはシェア50%超
ロイター / 2024年4月11日 11時4分
Huw Jones
[ロンドン 10日 ロイター] - 欧州証券市場監督機構(ESMA)は10日、暗号資産(仮想通貨)の取引が一握りの交換業者に集中しているとの調査結果を公表し、大手の業者1社に問題が発生しただけでも影響がセクター全体に及ぶ恐れが高まっていると警鐘を鳴らした。
調査によると、ビットコインやイーサ、テザーなど仮想通貨は、取引の約90%がわずか10社の交換業者に集中し、大手のバイナンスはシェアが50%を超えていた。
ESMAは「こうした状況は規模の経済故に、効率性という点では有益かもしれないが、主要な資産や交換業者の問題もしくは不具合が仮想通貨のエコシステム全体に及ぼす影響について、かなり強い懸念がある」と指摘した。
バイナンスは、健全で持続可能な仮想通貨業界の成長は当社や他の市場参加者にとって重要な責務だと信じている、とする声明を発表した。
ESMAによると、仮想通貨は取引の発注フローや交換業者の所在地の特定に今でも問題があり、現在でも欧州連合(EU)の事業免許を持つ交換業者が全世界の取引量に占める割合は55%程度にとどまっている。
この記事に関連するニュース
-
バイナンス創業者に禁錮4月の判決、米資金洗浄防止法違反で
ロイター / 2024年5月1日 7時28分
-
米SEC、イーサ現物ETFの承認申請を来月却下か=業界筋
ロイター / 2024年4月26日 11時23分
-
おすすめの「暗号資産取引所 証拠金取引」、総合1位はSBI FXトレード
ORICON NEWS / 2024年4月22日 17時0分
-
おすすめの「暗号資産取引所 現物取引」、bitbankが初の1位
ORICON NEWS / 2024年4月18日 17時0分
-
暗号資産関連株、空売り筋が多額の損失=調査
ロイター / 2024年4月11日 10時40分
ランキング
-
1いきなり!ステーキが、名物「オーダーカット」を廃止していた! ピークから5年、経営再建の現在を探る
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 6時30分
-
2円高でも日本株が急落しない理由。トヨタどうなる、決算発表ラッシュで底堅い!?
トウシル / 2024年5月7日 13時40分
-
3「ブラザー工業のTOB案」にローランドDGが大反論 DG常務「傘下に入ると営業利益が50億円下押し」
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 10時0分
-
4「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
MBSニュース / 2024年5月7日 9時20分
-
5思わずクリック「フィッシング詐欺」メールの巧妙 専門家も見極め困難、2要素認証と「意識」が大切
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください