ＥＣＢ、政府預金付利を据え置き

　　４月１７日、 欧州中央銀行（ＥＣＢ）は、ユーロ圏の各国政府が中銀に預ける資金に支払う金利（付利）をユーロ短期金利（ＥＳＴＲ、現在３．９１％）より２０ベーシスポイント（ｂｐ）低い水準に据え置いた。フランクフルトの同中銀前で２０２３年９月撮影（２０２４年　ロイター/Wolfgang Rattay）

[フランクフルト １７日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）は、ユーロ圏の各国政府が中銀に預ける資金に支払う金利（付利）をユーロ短期金利（ＥＳＴＲ、現在３．９１％）より２０ベーシスポイント（ｂｐ）低い水準に据え置いた。

これに先立ち、複数の関係筋はロイターに対し、ＥＣＢが過剰流動性に対する利払いで生じる損失を減らすためにも付利の引き下げを検討したと明らかにしていた。

ＥＣＢは「政策理事会は短期金融市場の動向とこれらの預金残高の推移を引き続き監視し、必要に応じて付利制度を調整する用意がある」と表明した。