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中国シャオミ、初のEV販売台数が予想の3─5倍に=CEO

ロイター / 2024年4月19日 13時3分

 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の雷軍最高経営責任者(CEO)は18日、同社初の電気自動車(EV)「SU7」の販売台数が予想の3─5倍に達したと明らかにした。写真は北京のイベントで展示されるSU7。昨年12月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

Qiaoyi Li

[北京 18日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の雷軍最高経営責任者(CEO)は18日、同社初の電気自動車(EV)「SU7」の販売台数が予想の3─5倍に達したと明らかにした。中国版TikTok(ティックトック)の「抖音(ドウイン)」でライブ配信されたイベントでの発言。

ポルシェのスタイリングからヒントを得たSU7は先月投入された。価格はベースモデルが3万ドル未満で、米EV大手テスラの「モデル3」の中国販売価格よりも4000ドル安い。

雷氏はSU7標準モデルの納車を12日前倒ししたと述べた。今後の商品開発計画についての質問には、オフロード車の製造計画はなく、主にSU7に注力すると回答。SUV(スポーツタイプ多目的車)の開発を計画しているか何度も質問されたが、取り合わなかった。

同社は以前、標準モデルのほかに、上位モデル「Max」は今月、「Pro」は5月末までにそれぞれ納車を開始する計画を示している。

シャオミのEVデビューは中国市場で波紋を呼び、発売後には他の中国EVブランドが競合モデルの値下げや補助金の支給を発表した。

ただSU7はシャオミに相当な損失をもたらしかねない。今年の販売台数を6万台と予想した場合、純損失は総額41億元(1台当たり平均6万8000元)になると見込まれている。

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