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オトナ女子!秋分の日のすすめ 9月22~27日

ANGIE / 2016年9月22日 7時0分



9月23日は秋の真ん中、「秋分(しゅうぶん)」です。いつのまにか季節はすっかり秋になりましたね。秋分は太陽が真東からのぼって、真西に沈む日。いにしえの時代から、特別なエネルギーに満ちあふれる聖なるときとされてきました。

朝日と夕日を眺めて「実りの秋」のエネルギーをチャージしましょう。今日はこの時季の七十二候と、オトナ女子におすすめしたい、神秘の風景をご紹介します。

 
七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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今はエネルギー満ちあふれる秋分!


9月22~27日は「雷乃声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ)」。今年の夏は台風の上陸が多かったせいか、いつもより多く雷の声を耳にしましたね。あれだけ激しかった雷もそろそろなりをひそめる頃。もともと稲妻は、「稲の妻」という意味を持ち、雷が稲をはらませると思われていたとか。

『美人の日本語』の著者としておなじみの山下景子さんが、お米は「天と地が結ばれた愛の結晶」という表現をしていて素敵だなと思いました。雷の多い年は豊作。今年もまもなく雷と稲の愛の結晶をいただく、新米の季節がやってきますね。

 

秋分の日は二十四節気を4つに分ける重要な節目。「冬至」「夏至」「春分」「秋分」の4つを基準として設けられた季節の目盛りが「二十四節気」です。二十四節気をさらに5日ごとに分けて、より細かく季節をとらえたものが「七十二候」。七十二候は、ぴったりこの日からこの日までの5日間と正確に分けられるものではありません。何日頃という感覚でとらえましょう。

私はさまざまな神社仏閣、聖地をめぐり記事を書いていますが、遺跡も取材したことがあります。春分、秋分といえば世界中で、光が遺跡をつらぬき、海面や地上に光の道が生まれる神秘的な現象を見ることができます。高知県の「トオルマの夕日」、秋田の「大湯環状列石」、松山の「白石(しらいし)の鼻巨石群」など。つい先日、ご縁をいただいて秋分の少し前に、松山の「白石の鼻巨石群」を訪れました。

 
伊予のストーンヘンジ


誰が何のために、どのように積み上げたのか謎のベールに包まれた伊予のストーンヘンジは、春分と秋分の前後の数日間、積み上げられた三ツ石の中央に夕日がさしこむことがわかり、パワースポットとして注目を集めています。

「春分に龍が舞い降り、秋分に龍が舞い上がる」といわれる白石の鼻巨石群。春分から秋分までの約1週間、夕日の光がさしこみ、龍が海を泳ぐがごとく、荘厳な太陽の反射光を見ることができますよ。


石をつらぬく光は、まるで夕日のダイヤモンドのようですね。愛する人と三ツ石を見渡せる龍神社を参拝し、夕日を一緒に眺めることができたら、一生忘れることのできない素敵な思い出になるでしょう。

「冬至」には三ツ石のそばにある「亀石」を通過する神秘的な夕日を眺めることができます。今年の冬至は12月21日水曜日。冬至、来年の春分の日に合わせて、美しい光のエネルギーを体いっぱい浴びる旅の予定を計画してはいかがでしょう。

 
あなたの心ひとつで幸せが決まる


秋は学校年度の区切り、会計年度でも半期が終了、事業でも春にたてた計画などの結果が出る時季。結果が「あきらかになる」ときといわれています。スパッと「あきらめる」ときでもあるそうですから、結果があきらかになり、ダメだなと思ったら次の目標をたてて仕切り直しましょう。

自分の気持ちさえ決めてしまえば、あとは自然の大いなるサポートをいただいて、意外にすんなり気持ちを切りかえることができるかもしれませんよ。

縄文の人々は夕日に太陽の死を、朝日に太陽の再生を思い、祈りを捧げました。太陽が真東からのぼって真西に沈む秋分は、やはりいつも以上に、エネルギーがうごめくときといえるでしょう。

後ろ向きなことばかり考えているとエネルギーは下降するジェットコースターのように、いっきにダウンするかも。この時季は前向きな発言と行動がチャンスを呼ぶでしょう。

 
「ノルウェイの森」で風流な枯野見


いにしえの人は荒れ地に生える草花を愛でる「枯野見(かれのみ)」を楽しんでいたそうです。「ちょっと地味じゃない?」と思った皆さん、村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」のロケ地となった兵庫県「砥峰(とのみね)高原」はご存知ですか? 西日本で有数の約90haにおよぶススキの草原が広がる高原です。

「ノルウェイの森」上映後、若い女性を中心に、多くの映画ファンが訪れています。ススキが光を受けてきらきらと輝きながら風にそよぐ姿は圧巻。心が自由になれる癒しの聖地です。

今は秋のど真ん中、美味しい食べ物と一緒に、秋ならではの風景を味わってみませんか?

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【参考】『毎日が満たされる 旧暦の魔法』さとうめぐみ/河出書房新社

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