高齢者見守り支援システムがロボット・IoT機器に対応 ~少子高齢化時代の介護業務の負担を更に減らす取り組み~
@Press / 2017年2月16日 11時30分
株式会社RTC(アール・ティー・シー)(所在地:栃木県河内郡、代表取締役:櫻井 仙長)と開発パートナーの株式会社生活革命(所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役:宮沢 祐光)は、高齢化社会のますますの広がりと介護事業者のリソース不足の深刻化を踏まえ、これまでRTCにて提供してきたスマートフォンと離床検知センサーによる見守り支援プラットフォームに、ロボットとウェアラブルウォッチ(IoT)を連携させる機能の拡大を行いました。これにより介護事業における更なる問題の解決を試みる計画で、介護施設でのトライアル実証実験もスタートしました。
■「見守り支援プラットフォームのロボット・ウェアラブルウォッチ連携」の内容
超高齢社会を迎えた現在、施設利用者の安全を担保した質の高い介護を提供することが施設に求められている一方、介護従事者のリソース不足は深刻になっています。RTC社の見守り支援システムは、利用者の安全・ご家族の安心・介護従事者にとって安易(使いやすい)・施設経営者にとって安価・販売者にとって安定供給の“5つの安”をコンセプトに開発しています。
図は、RTC社の見守り支援機器の利用状況を描いています。体動圧力を検知するセンサーパネル2枚をマットレスの下に敷くだけで、利用者の状態を検知し、離床(ベッドから離れること)する前にセンサー内蔵型Wi-Fiモジュールからスマートフォンやパソコンに知らせます。センサー設置には部屋の施工は不要で、カメラは使わないのでプライバシーは保護されます。従来では、このシステムの対応機種はスマートフォンとパソコンでした。
図:介護施設用の見守り支援システム
https://www.atpress.ne.jp/releases/122123/img_122123_2.jpg
今回の取り組みでは、コミュニケーションロボットとIoTの開発にて実績と見識がある生活革命を企画・開発パートナーとして更なる介護の質向上を目指しました。見守りセンサーで検知した信号を“コミュニケーションロボット”や“スマートウォッチ”にて利用者に通知します。介護担当者には入居者様が離床した旨をPepperと介護担当者が装着したスマートウォッチから通知することで、必要な対処を迅速に行えるようにし、入居者様には入居者様がベッドから離れそうになった際にロボホンから声掛けをすることで、必要ではない離床を予防します。
施設では近年、様々なコミュニケーションロボットをリハビリやレクレーションに使っていますが、彼らはそれらに使われる以外は“休んでいる”ため、上記のような利用者の状態の常時検知、情報伝達機能を持たせ、ロボットの利用価値を高め、介護の質を向上させることを目指します。
本システムは、2017年2月15日より開催される国際ナノテクノロジー総合展・技術会議のRTCブースにて展示を行い、実証実験も既に始めています。
■技術的な特徴
本システムでは、活用が盛んになってきているPepperだけでなく、新しいコミュニケーションロボットとして注目を集め始めているロボホンや、2017年2月にシリコンバレーで発表されたGoogleの最新OS Android Wear 2.0を使うなど技術的にも先進的な活用事例となっています。複数のロボット・IoTが1つのプラットフォームの下で連動して実社会の問題を解決するという新しい技術的チャレンジに向けた技術課題解決を生活革命が担当しました。
※本ソリューションは、ソフトバンクロボティクス株式会社のPepperを活用し、当社が独自開発したものです。
■国際ナノテクノロジー総合展・技術会議
日時 : 2017年2月15日~17日 10時~17時
会場 : 東京ビッグサイト
東京都江東区有明3丁目11-1
展示ブース: 6Y-14
公式サイト: http://www.nanotechexpo.jp/main/
■会社概要
商号 : 株式会社RTC(アール・ティー・シー)
所在地 : 栃木県河内郡
代表 : 代表取締役 櫻井 仙長
事業内容: (1) 医療、介護福祉、産業機械、自動車、船舶、防衛、通信、
セキュリティ他各分野へのエレクトロニクス応用製品及び
内部部品の企画開発、設計、試作及び製造
(2) ソフトウェアソリューションサービス及び
製品デバックサービスの提供
(3) エンジニアリング特定労働者派遣事業
URL : http://www.rtc-corp.co.jp/
商号 : 株式会社生活革命
所在地 : 埼玉県さいたま市中央区
代表者 : 代表取締役 宮沢 祐光
事業内容:
生活革命は、「ロボットによる人の生活向上への寄与」、「ロボットの知能進化に負けない人間を作る」を標榜するソフトウェア企業です。ロボットに独自のソフトウェア・システムを投入することでロボットの賢さを増幅させることで、各業種の業務上の諸課題を解決しています。日本初の事例を多数開発しながら、2017年にはソフトバンク主催のPepper World 2017ではゴールドスポンサーに名を連ね、銀行担当者の業務代替を行う銀行受付ロボットシステムの全国展開も2017年に開始するなど、ロボット活用を推進しています。
URL : http://www.seikaku.co.jp
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プレスリリース提供元:@Press
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