大和文華館所蔵コレクションを通して書の魅力を紹介する「文字を愛でる―経典・文学・手紙から―」展を開催いたします
@Press / 2024年2月22日 16時0分
近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2024年2月23日(金・祝)から4月7日(日)まで、展覧会「文字を愛でる―経典・文学・手紙から―」を開催いたします。
中国で始まった書の文化は、字体や書風を多様に展開し、文字を芸術の域にまで昇華しました。中国・朝鮮半島・日本では、文字は情報を伝達するという役割を超えて、実用と芸術の両面を包括する芸術文化として発展します。
仏教経典は仏の教えを正確に伝えるために、経文を誤りなく書写するということが行われ、同じ経典が何度も繰り返し写されました。さらに書かれた経文の文字は、その一文字一文字が「仏」としても認識されていきます。文学のなかでも特に詩歌の書は、歌に込められた感情が毛筆を通じて文字として表現されることで、文化を担った人々の美意識が直接的に反映されました。そして手紙は、書き手の地位や内容によって、歴史史料あるいは名筆として重視されていきます。
本展観では、当館所蔵の主に日本の経典・文学・手紙を通して、文字が担った役割を紐解きながら、美しい文字の世界をご紹介します。詳細は別紙のとおりです。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385475/img_385475_1.jpg
国宝 一字蓮台法華経
平安時代後期
大和文華館蔵
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/385475/img_385475_2.jpg
伊勢集断簡〈石山切〉
平安時代後期
大和文華館蔵
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/385475/img_385475_3.jpg
古田織部書状
桃山時代
大和文華館蔵
別紙
<1> 展覧会について
1.名 称 「文字を愛でる―経典・文学・手紙から―」
2.会 期 令和6年2月23日(金・祝)~4月7日(日)
3.開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
4.入館料 一般 630円、高校生・大学生 420円、
小学生・中学生 無料
5.無料招待デー 3月5日(火)
6.主 催 大和文華館
7.出陳品数 54件
代表的な展示作品 *すべて大和文華館蔵 ●国宝
【1.経典にみる文字】
●一字蓮台法華経 平安時代後期
写経切(法華経従地湧出品第十五) 平安時代後期
過去現在絵因果経断簡 鎌倉時代
護諸童子経 鎌倉時代
【2.文学にみる文字】
桂本万葉集断簡(栂尾切) 平安時代中期
和漢朗詠集断簡(伊予切) 平安時代後期
伊勢集断簡(石山切) 平安時代後期
法門百首切 平安~鎌倉時代
小倉色紙「天の原」 鎌倉時代
尊円法親王歌切(後拾遺和歌集断簡) 南北朝時代
稲富流鉄砲伝書 桃山時代
春柳図 尾形乾山筆 江戸時代中期
【3.手紙にみる文字】
源義経書状 鎌倉時代
三條西実隆書状 室町時代
足利義満書状 室町時代
古田織部書状 桃山時代
近衛信尹書状 桃山時代
本阿弥光悦書状 江戸時代前期
松花堂昭乗書状 江戸時代前期
<2> 展覧会会期中のイベントについて
1.特別講演:「文字と毛筆の日本史―書の表現と製筆技術の相互関係をめぐって―」
(1)日 時 3月24日(日)14時00分から
(2)場 所 講堂
(3)講 師 大阪国際大学 教授 村田 隆志氏
2.日曜美術講座:「仏教経典にみる文字とその装飾」
(1)日 時 3月10日(日)14時00分から
(2)場 所 講堂
(3)講 師 大和文華館 学芸部係長 一本 崇之
3.講座美術の窓
連続講座「歌麿―版画で心情の描出を試みる」第4回
「歌麿の全貌(伝記と、錦絵以外の画業)~絵入り狂歌本、肉筆画、春画」
(1)日 時 3月3日(日)14時00分から
(2)場 所 講堂
(3)講 師 大和文華館 館長 浅野秀剛
4.列品解説
(1)日 時 毎週土曜日14時00分から
(2)場 所 展示場
(3)解 説 大和文華館 学芸部
※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の最大定員は100名です(先着順)。
以 上
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プレスリリース提供元:@Press
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