中村蒼、25年「べらぼう」で12年ぶり、2度目の大河出演 蔦屋重三郎の義理の兄に
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年2月21日 12時0分
横浜流星主演の2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に中村蒼が出演することが21日、明らかになった。中村が演じるのは、吉原を代表する引手茶屋・駿河屋の実子で、主人公・蔦屋重三郎(横浜)の義理の兄。大河ドラマへの出演は2013年放送の「八重の桜」以来2度目、12年ぶりとなる。
大河ドラマ第64作となる本作は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、東洲斎写楽を世に送り出し、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎を主人公にしたストーリー。脚本を、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子が務める。
昨年放送の朝ドラ「らんまん」の主人公の盟友・広瀬佑一郎役、ドラマ「大奥」シーズン2の気弱な将軍・徳川家斉役も記憶に新しい中村。大河ドラマは綾瀬はるか演じる“幕末のジャンヌ・ダルク”新島八重の生涯を描いた「八重の桜」が初出演となり、中村は自由民権運動に参加したジャーナリスト、思想家の徳富蘇峰を演じた。「べらぼう」で演じる次郎兵衛は、はやりもの好きでお洒落に敏感、自由気ままな性格のいわゆる放蕩息子。吉原に向かう手前の五十間道で茶屋の経営を任されてはいるが、実際の切り盛りは重三郎が行っており、重三郎はその軒先を借りて貸本屋も営んでいる。
中村は「今回演じる次郎兵衛はちゃんと働かず遊びなどに熱心な息子で、吉原の問題には常にどこか蚊帳の外ではありますが、重三郎が悩みもがいている時に同じ目線で悩み、同じ目線で喜びを分かち合う義兄だけど友のような存在だと思います。フラフラしている次郎兵衛ですが、どこか憎めずみなさんから愛される様な人物に出来るようにしたいと思います」とコメントを寄せている。
出演者はこれまで重三郎役の横浜のほか、田沼意次を渡辺謙、田沼意知役を宮沢氷魚、喜多川歌麿を染谷将太、鱗形屋孫兵衛を片岡愛之助、重三郎の幼なじみで伝説の遊女・花の井(五代目・瀬川)を小芝風花が演じることが発表されている。
クランクインは今夏頃を予定している。(編集部・石井百合子)
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