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「光る君へ」道兼の“汚れ役”の意味が変わった理由 玉置玲央、ヴィランに当初不安も「これをやるのか」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月21日 20時45分

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で平安貴族社会の最高権力者となる藤原道長(柄本佑)の次兄・道兼を演じる玉置玲央。初回は、道兼が吉高演じる主人公まひろ(紫式部)の母を殺害するショッキングな幕開けとなり、道兼は一躍ヴィランとして注目を浴びることとなったが、21日放送・第16回ではその道兼に大きな変化の兆しが見られた。玉置があらためて、同役への予想を超える反響や放送前のプレッシャー、そして道兼の変化に対する解釈などを語った。

 本作は、平安中期の貴族社会を舞台に、のちに1,000年の時を超えるベストセラーとなった「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ)の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)や、社会現象を巻き起こした恋愛ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静のオリジナル脚本で描くストーリー。物語は、「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルと有力視されている道長と運命の絆で結ばれたまひろとの関係を軸に展開するが、道兼は惹かれ合う二人の決定的な障害ともなる人物。初回のラストで道兼がまひろの母ちやは(国仲涼子)を刺殺。SNSでは「酷すぎる」「理不尽!」「初回から地獄」と騒然となった。

 劇団柿喰う客に所属し舞台経験豊富な玉置。亡き大杉漣と共演したスクリーンデビュー作『教誨師(きょうかいし)』(2018)では大量殺人を犯した死刑囚役で第73回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。大河ドラマへの出演は「真田丸」(2016※織田信忠役)、「麒麟がくる」(2020※伊平次役)に続き3度目となる。初回の残酷な展開によって道兼は視聴者にヒールとして認識されることとなったが、当初、玉置は視聴者が離れてしまうのではないかと危惧していたという。

 「僕、結構クズの役が多いんですよ。なので自分で言うのもなんですけど、お手の物なんです(笑)。大石先生から“玉置さんに今回ピッタリの役があるのよ”といただいた役なので、“よしやるぞ!”と燃えたんですけど、ふたを開けてみたら“おいおいなかなかじゃないか”という展開で……。これをやるのかと(笑)。初回の展開は、正直“おもろいじゃないか”と思ったし、プレッシャーに感じることはなかったんですけど、“こういう話が続くようだったら今回の大河ドラマは見なくていいや”と思われてしまったらどうしよう、視聴者が離れてしまったら……という不安はありました」

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