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【ネタバレ】「SHOGUN 将軍」最終話、浅野忠信が振り返る藪重の結末 『47RONIN』真田広之との関係性を重ねる

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月24日 8時3分

 23日に最終話が配信されたハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャラクター・樫木藪重を演じた浅野忠信がリモートインタビューに応じ、最終話で描かれた藪重の結末について、主演・プロデューサーを務めた真田広之との共演エピソードを交えて振り返った。(以下、最終話のネタバレを含みます)

 ディズニーが持つ製作会社の一つ「FX」が、日本の戦国時代をかつてないほどリアルに活写した「SHOGUN 将軍」。作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説に基づき、歴史上の戦国武将にインスパイアされた人物が、天下分け目の「関ヶ原の戦い」前夜に、陰謀と策略が渦巻く“SHOGUN”の座を懸けた戦国スペクタクルを繰り広げてきた。浅野ふんする藪重は、戦国最強の武将・吉井虎永(真田)の家臣でありながら、ライバルの石堂和成(平岳大)ともつながるなど、表裏の顔を持つ野心的な武将だ。

 第9話では、藪重の裏切りによって按針(コズモ・ジャーヴィス)の通詞・戸田鞠子(アンナ・サワイ)が悲劇の最期を迎えた。最終話では、虎永の領地・網代に戻った藪重が謀反の疑いで切腹を命じられ、主君である虎永が自ら介錯(*切腹する人が刀を腹に突き刺すと同時に、その首を斬り苦痛を軽減させる役目)を務め、藪重の首を切り落とした。

 藪重の最期は、虎永が長年にわたって遂行してきた壮大な“策”が明かされるなど、全10話の「SHOGUN 将軍」の壮大なクライマックスに相応しいシーンとなった。浅野は「藪重は、常に自分の死を楽しみにしていた男だと思います。人が死ぬ直前にどういう顔をするのか、どういう言葉を発するのかを常に見たがっていました。その瞬間が、ようやく自分にも来たと思っています」と藪重の胸の内を解説する。

 「虎永様が介錯を務めたことで、藪重は虎永様がどんな言葉を発するのかっていうのを見たかったのだと思います。『虎永様、今日はいつも私にかける言葉とは違う言葉を発することができますね』と(藪重は切腹するので)誰かにその内容を打ち明けることはできませんが、藪重だけが知ることができる内容を、最後に教えてくださった瞬間です」

 真田と浅野は映画『眠らない街 新宿鮫』(1993)をはじめ、『47RONIN』(2013)、『MINAMATA−ミナマタ−』(2020)、『モータルコンバット』(2021)といった海外作品でも共演している。中でも「SHOGUN 将軍」における二人の関係性は、『47RONIN』の設定に近いと話す浅野は、改めて真田への感謝の思いを明かした。

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