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リリー・ジェームズ『シンデレラ』の後どうしてた?不倫騒動も

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月26日 7時38分

 それなのにリリーに恋多き女のイメージがあるのは2020年10月に、『トゥムーレイダー ファースト・ミッション』(2018)、『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(2022)などの英国俳優ドミニク・ウェストとの不倫疑惑が報じられたからかもしれない。当時、リリーは31歳、ドミニクは50歳。2人は共演したテレビ映画「パースートオブラブ 愛に焦がれて」(2021)をイタリアのローマで撮影中。そのローマで、2人がピッタリくっついて電動キックボードに2人乗りしたり、ドミニクがリリーの首にキスをする姿など、まるで恋人同士のような様子を英ゴシップ紙「Daily Mail」が報じたが、なんとその翌日、英国の自宅に戻っていたドミニクと妻が「私たちの絆は強い。私たちは今もしっかり一緒にいる」という手書きのメッセージと、2人がキスしている姿を発表して話題を集めた。ちなみにドミニクの妻は貴族の娘でガーデン・デザイナーのキャサリン・フィッツジェラルド。2人は2010年に結婚し、4人の子供がいて、アイルランドにある、妻の家に代々伝わる城に住んでいる。

 この騒動の時、印象的だったのは、リリーがまったくコメントを発表しなかったこと。騒動から約7か月後の翌2021年5月にやっと沈黙を破ったが、その時も「それについて話したいとは思わない。言いたいことはたくさんあるけど、今は言いたくない」とだけ語っている。ドミニク・ウェストはごく最近も、「The Sunday Times」の取材で、今は妻とこの出来事をジョークにしていると語っているが、当時も今もこれについて何も語らないリリーの姿勢のほうが潔く見えてくる。

 リリーは現在公開中のザック・エフロン主演のプロレス感動実話映画『アイアンクロー』で、主人公の恋人役を演じて活躍中。今後の新作は、大作ではないが、芸達者の共演者たちが揃うユニークな作品ばかり。まず、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『ゴーステッド』のティム・ブレイク・ネルソンらが共演、ポッツィ・ポンチローリ監督のある島で起きた殺人事件を描くクライム・コメディー『グリーディ・ピープル/原題:Greedy People』が公開待機中。

 また、『アバター』シリーズのサム・ワーシントン、『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』のリズ・アーメド共演、『最後の追跡』のデヴィッド・マッケンジー監督が大企業の不正を描くサスペンス『リレー/原題:Relay』がポストプロダクション中。

 さらに、リリーが実在の人物、出会い系プラットフォーム、Bumbleの創設者ホイットニー・ウルフ・ハードを演じるタイトル未定の映画も製作準備中。これからのリリーは、『シンデレラ』とはちょっとタイプの違う映画で、さまざまな女性を演じてくれそうだ。(平沢薫)

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