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シュー・グァンハン×清原果耶 海を越えて“初恋の記憶”を紡いだ2人がいま伝えたいこと【インタビュー】

映画.com / 2024年4月29日 12時0分

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 「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督が手掛けた日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」が、5月3日に公開を迎える。

 大ヒットドラマ「時をかける愛」で一躍、アジアのトップスターとなった台湾の俳優シュー・グァンハンが演じたのは、人生の目標も居場所もすべてを失い、故郷へと戻ってきた36歳のジミー。実家で手に取った1枚のハガキによって“初恋の記憶”がよみがえった彼は、18年前に出会った日本人女性アミとの思い出をたどる旅に出る。

 ジミーが恋心を抱くアミ役を任されたのは、「デイアンドナイト」(19)、「宇宙でいちばんあかるい屋根」(20)に続き、藤井監督と3度目のタッグを組んだ清原果耶。藤井監督からの厚い信頼に応え、明るい笑顔の中にどこか儚さを感じさせるヒロインを瑞々しく演じ切った。

 日本と台湾、そして18年前と現在を舞台に切なくも美しいラブストーリーを紡いだ2人が、それぞれどんな思いで役と向き合ったのか。そして、この国際プロジェクトを通じてどんな学びを得たのか。時おりお互いの言葉も交えながら微笑み合う2人に話を聞いた。(取材・文/編集部 写真/間庭裕基)

――3月に先行公開された台湾では、初週末の新作ランキングで1位を獲得しました。台北で行われたプレミアイベントには大勢のファンが集まりましたが、現地の熱気に触れていかがでしたか?

清原:純粋に「私のことも知ってくださってるんだ」と感動しました! 私の名前が書かれたパネルを持ってくださっている方もいて、衝撃的でした。もちろん日本でも舞台挨拶などに応援に来てくださる方々がいてありがたいなと思っていましたけど、台湾という土地で作品だけじゃなく、キャスト自身をこんなにも応援してくれるんだなって温かみとありがたみを感じました。

――グァンハンさんは以前から藤井監督の作品にご興味を持たれていたそうですが、藤井作品のどんなところが台湾の観客に支持されていると思いますか?

グァンハン:台湾の人たちはギャング映画が大好きな一方で、ラブストーリーも大好きなんです。藤井監督は両方のテーマで作品を撮っていらっしゃいますよね。あくまでも私見ですが、藤井監督のストーリーテラーとしての独特な語り方と、作品のテーマにあるんじゃないかと思います。

――映画でグァンハンさんは18歳の高校生、清原さんは日本から来た4歳上のバックパッカーを演じていますが、役を演じるうえで何か意識したことはありますか?

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