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田中泯&新田真剣佑ら、華麗なる一族のドラマも見どころ 伝説的フィクサーが唯一操ることができない家族の結末とは?

映画.com / 2024年5月17日 15時0分

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(C)2024 Disney

 田中泯と新田真剣佑が親子役で初共演を果たした「フクロウと呼ばれた男」(ディズニープラスの「スター」で全10話配信中)。大きな見どころとして、ポリティカルサスペンスの裏にある「家族のドラマ」が注目を集めている。この記事では、豪華キャスト陣が作り上げた家族ドラマとしての魅力に迫る。

 本作は、国家の裏側やタブーに切り込む社会派政治ドラマ。国家の黒幕、“フクロウ”こと大神龍太郎(田中)は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみに出して解決してきた。一方、息子の大神龍(新田)は、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍する父親とは対極の生き方で、正義を掲げていた。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近付いていく。

 大神家の面々には、田中と新田のほか、ベテランから若手まで、実力派キャストが顔をそろえた。夫・龍太郎をひたすら支えてきた妻・杏子を萬田久子、幼少期から父親のパワーと存在感に憧れを抱くが、トラブルばかり起こしてしまうビジネスマン、長男・一郎を安藤政信が担当。長谷川京子が、ふたりの子どもを育てる主婦で、一見幸せだが、さまざまな悩みを抱える長女・影山弓子、中田青渚が歌手・アーティストを夢見る次女・理沙子を演じている。龍太郎の誕生日パーティのシーンで撮影された家族写真では、“華麗なる大神家”としての姿を確認できるが、笑顔でほほ笑みを浮かべている“表向きの華麗さ”とは裏腹に、微妙な家族関係が徐々に交差していく。

 田中は大神家、特に子どもたちとの共演シーンに手応えを感じているそう。「物語では表れてこない部分での関係、繋がりは言葉だけでは表しきれない何かがあるんだと思います。それをどう自分でカバー出来ていたのか、出来ていなかったのか全然わからない。人に見せる顔と同じ顔でそれぞれと話していたような気がします。台本でもそのくらいの距離感が望まれていたような気もしますし。それが災いになっていくのかあるいはいい塩梅だったのか、物語の触媒になって進んでいるのかなと思います。子どもたちとのやり取りはすごく楽しかったですよ。どこかに通い合うものがあった気がします」と振り返る。さらに、家族を軸に物語を追う楽しさを、以下の通り語った。

 田中「龍太郎という人の晩年の仕事みたいな感じですね。龍太郎自身がどこかでそろそろ辞めたいと思っている物語。そこをわかってみてもらっても面白いのではないでしょうか。体の雰囲気とかしゃべる様子とか、自分自身でもどこかで気になり始めているというか。そういうところに差し掛かっているお芝居だと思う。息子も小さな昔の頃とは違う。父親は歳をとっていく、息子は成長していく、その最中でのふたり(龍太郎と龍)やほかの子どもたちとのありようがクライマックスに向かっていく。そんな目線が持てるのであれば、ちょっと足してもらうと面白いかもしれません」

 田中はさらに、「人の数ほどの家族像があるわけだから、そのなかで龍太郎という父親の生きることとともに時間が経っていく家族のあり様は、同じでなくとも見る人には合点がいくことはあるんじゃないでしょうか」「客観視することすら、家族の問題って難しいですよね。みんな当事者じゃないんです。それでいて当事者で生きているわけだから。これは厄介ですね(笑)」と、物語を紐解く。大神龍太郎という伝説的フィクサーのもとに生まれ、社会や現実にもまれながら、仕事、家庭、夢など、それぞれの悩みを抱えた家族たち。崩壊寸前となる大神家に待ち受ける、衝撃な結末に注目だ。

 「フクロウと呼ばれた男」は、ディズニープラスの「スター」で配信中。森義隆(「宇宙兄弟」)、石井裕也(「舟を編む」)、松本優作(「Winny」)が演出を担う。

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