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車が「クマ」とぶつかって大破! 保険はおりる? 襲われてケガをしても大丈夫なの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年11月17日 5時0分

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山間部の道路を走行中、野生動物に遭遇したという経験はないでしょうか。イノシシやシカなどの大きさになると、ぶつかって車が破損することもあります。人間の居住区域にまで野生動物が出没するケースは増えており、不安に感じる人もいるでしょう。   今回は、車がクマにぶつかって大破したときや襲われた際の保険について解説していきます。

そもそも野生動物との衝突で保険は下りるのか?

結論からいえば、車で野生動物と衝突した場合も自動車保険の補償対象になります。動物にぶつかって車が破損したときは「車両保険」が適用されます。ただし、すべての保険会社に該当するとは限りません。
 
保険会社によって解釈や条件は分かれるため、自分が実際に加入している保険会社に確認したほうがいいでしょう。自動車保険の加入や変更を検討しているなら、対物賠償保険や車両保険の範囲がどのようになっているかを比較する必要があります。
 
なお、誰かが飼っている動物をはねてしまったときに該当するのは「対物賠償保険」です。また、野生動物との衝突がもとでけがを負ったときも自動車保険を使うことができます。その場合に該当するのは「人身傷害補償保険」や「搭乗者傷害保険」などです。これらの保険は特約になっていることが多いため、つけておくと安心できます。
 

クマに直接襲われてけがをしたときの保険は?

クマなど野生動物に特化した保険はなくても、襲われてけがをしたときに利用可能な保険は「傷害保険」です。傷害保険の条件は「急激」「偶然」「外来の事故」の3つがそろっていなければなりません。
 
急激とは、事故の発生からけがを負うまでの間隔が短いことをいいます。偶然は予知できないことを指しており、外来の事故とは本人以外からの作用のことです。つまり、クマに遭遇してけがをした場合は、傷害保険が適用される可能性が高いといえます。
 

路上で野生動物に出会ったときの適切な対処

野生動物と衝突したときは、必ず警察に連絡しましょう。野生動物をはねてしまったときは、動物を適切に処理する必要が出てきます。交通整理が必要なケースも出てくるため、迅速な連絡が求められます。そもそも、事故証明がなければ保険は適用されません。該当する保険を使うためにも、事故が発生したら警察への連絡が必要です。
 
動物がけがをして動けず通行の妨げになっているときは、できるだけ路肩など邪魔にならない場所に移動しておきましょう。ただし、安全面や衛生面の観点から直接触るのは好ましくありません。
 
タオルなどがあれば利用し、保護してあげることも大切です。すでに死んでいるときも同様で、手で触れることは避け、道路の端などに寄せて警察を待ちましょう。なお、事故によって道路が損傷したときは「#9910」が通報先です。
 

車で野生動物に接触したときはまず警察に連絡を

車でクマなど野生動物と衝突し、車が破損したときは「車両保険」で修理することが可能です。動物との接触で搭乗者がけがをしたときは「人身傷害補償保険」や「搭乗者傷害保険」を利用できます。クマに直接襲われた場合、条件が合えば「傷害保険」を使うことも可能です。車を運転中に野生動物と接触したら、そのままにせず速やかに警察に連絡しましょう。
 

出典

三井ダイレクト損保 動物との事故時の自動車保険の補償

損保ジャパン 補償内容・範囲

JAF [Q] 野生動物と遭遇、衝突したら

一般社団法人日本損害保険協会 問71 傷害保険における「急激・偶然・外来の事故」とは、どのような事故をいうのですか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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