今年こそ「軽自動車」で本州を1周したい！ガソリン代はいくらかかりますか？

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月10日 2時20分

昨今の軽自動車は燃費性に優れていて、維持費も比較的安価であることから人気を博しています。ドライブ好きな方の中には、軽自動車で本州一周旅行してみたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、軽自動車で本州を一周した場合にガソリン代がいくらかかるのか調べてみました。

軽自動車の魅力とは？

軽自動車とは、全長3.4メートル・全幅1.48メートル・全高2.0メートル以下で、エンジン排気量が660cc以下の車です。

軽自動車はコンパクトなボディで、小回りが利いて運転しやすいメリットがあります。
また、普通自動車と比較して車両価格が安く、燃費や税金などの維持費、高速道路料金も安いなど、コスト面でのメリットも魅力です。

一例として、車検専門業者のホームページから車検（自動車検査登録制度）費用をシミュレーションしてみたところ、軽自動車とその他の車種との費用は以下の通りです。

●軽自動車：3万8800円
●小型車：5万2260円
●中型車：6万240円

上記は最もコストの安い「エコノミーコース」でシミュレーションしているため、実際はコースや部品交換の有無によって費用が高くなる場合があります。

本州一周の距離は4000キロメートル!?

本州の海岸沿いを走行した場合の距離は、ざっくり計算すると約4000キロメートルあります。

「県内をドライブしたい」「観光名所に立ち寄りたい」など、計画によっては走行距離が増えることも考えられるため、あくまでも目安です。

また、4000キロメートルのドライブであると想定して、1日300キロメートル走行すると、最短で14日ほどかかります。
300キロメートルを走行するには、時速40キロメートルで7.5時間かかります。

「観光しながらゆっくりドライブしたい」といった場合は、日程に余裕を持たせるといいでしょう。

本州一周にかかるガソリン代の目安

軽自動車で本州を一周する場合、ガソリン代はどれくらいかかるのでしょうか。
経済産業省　資源エネルギー庁によると、2023年12月25日（月）時点のレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は175.0円／リットルです。

軽自動車の燃費性能は車種によって異なります。
各公式サイトをもとに、タイプの異なる二つの車種を比較すると以下の通りです。

●スズキ「アルト」：27.7キロメートル／リットル
●ホンダ「N-BOX」：21.6キロメートル／リットル

本州一周で4000キロメートル走行した場合、ガソリン代は約2万5271～3万2407円です。

実際は、カタログの燃費通りにいかないことが考えられます。
実燃費が15キロメートル／リットルの場合、ガソリン代は約4万6667円、20キロメートル／リットルの場合は3万5000円になります。

本州一周をする場合、ガソリン代のほかにも、食事・観光・レジャー・宿泊などさまざまな出費があるため、予算に余裕を持たせておくと安心です。

車中泊を考えている場合は、車中泊を許可している道の駅やオートキャンプ場などを調べておくといいでしょう。

燃費のいい軽自動車ならガソリン代を抑えて本州一周ができる！

本州一周をしたければ、燃費のいい軽自動車でガソリン代を抑えることができます。
例えば、燃費が20キロメートル／リットルの軽自動車で本州一周する場合は3万5000円のガソリン代がかかることが分かりました。

海岸沿いにドライブする場合の走行距離は約4000キロメートルで、1日300キロメートル走行したとして14日ほどかかります。

ただし、時速40キロメートルで一日7.5時間の運転は、体力や集中力が必要です。
各地の観光スポットやグルメを楽しみながらゆっくり旅行するなど、本州一周の目的に応じて、無理のない計画を立てることをおすすめします。