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娘が「私立高校」の入学を希望していますが、学費が払えるか心配です…。「公立高校」と「私立高校」学費はどれくらい違うのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月10日 3時0分

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わが子が私立の高校を希望した場合に、気になるのが学費です。学費は、通う学校によって大きく変動します。   ある程度まとまったお金が必要となるため、あらかじめ学費を把握して、早めに資金を準備しておくことが大切です。そこで今回は、「公立高校」と「私立高校」の学費の違いを解説します。

公立高校と私立高校へ通う際の学習費総額と、その差額は?

文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査」では、公立高校と私立高校にかかる学習費総額の平均が発表されています。調査結果を、表1にまとめました。
 

表1

※全日制の場合
※文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」を基に筆者作成
 
表1より、公立高校と私立高校における学習費総額の差は、54万1473円です。3年間でかかる学習費は、公立高校で153万8913円、私立高校で316万3332円となります。
 
学費は学校によって多少の差はありますが、今回のデータでは、3年間でおよそ160万円の違いが見られます。
 

高校の学費のなかでも「補助学習費」の割合が高い傾向にある

同調査データから、学校外活動費の内訳が特徴的であることが分かりました。学校外活動費の内訳を見てみると、公立・私立ともに「補助学習費」にあたる支出が最も多いことが判明しました。
 
それぞれの高校における補助学習費の平均は、公立高校が17万1000円、私立高校が24万7000円とのことです。割合にすると、学校外活動費のうち公立高校だと約84%、私立高校だと約81%を占めます。
 
また、学費費総額における補助学習費の割合は、公立高校で約33%、私立高校で約23%です。補助学習費は学年ごとに増える傾向にあり、高校3年生になると、公立高校で23万3000円、私立高校で32万5000円まで上がります。
 

補助学習費とは?

学年が上がるにつれて高くなる補助学習費ですが、どのようなことに使われる費用なのかを確認してみましょう。補助学習費とは、学校外で実施される学習塾や家庭教師などにかかる費用を指します。ほかにも、家庭学習で使用する参考書代や、個別で受ける模試費用なども含まれます。
 
学年が上がるにつれて補助学習費が高くなるのは、大学受験に向けて、塾や家庭教師を利用する方が多くなることが理由だと考えられるでしょう。ただし補助学習費は、家庭によって差が出やすい部分であるため、あくまでも目安として参考にしてください。
 

「公立高校」と「私立高校」における学費の差額は約160万円

今回の調査結果より、公立高校と私立高校における学費の差額は、3年間で約160万円になることが分かりました。また、学校外活動費における「補助学習費」の割合が、約8割を占めることが明らかとなりました。
 
補助学習費は、学年が上がるにつれて高くなる傾向にあり、3年生になると約23~32万以上かかることもあるようです。高校の学費ではまとまったお金が必要となりますので、早いうちから教育資金の準備を進めましょう。
 

出典

文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します
1 学習費全体の状況 表1 学校種別の学習費総額(1ページ)
3 学校種別の結果(4)高等学校(全日制)図4-3 公立・私立高等学校(全日制)における学校外活動費に占める「補助学習費」「その他の学校外活動費」の内訳 (10ページ)
4 学校外活動費(1)学年別の学校外活動費支出状況 図5 学年別にみた「補助学習費」と「その他の学校外活動費」(11ページ)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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