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【貯金ができない本当の理由】「収入の多さ」は関係なかった!?貯金ができる人との違いとは

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月23日 22時10分

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「将来のために貯金したい」と思っていても、なかなか思うようにお金を貯められない人は多いでしょう。貯金が続けられない理由にはさまざまなものがありますが、その中でも特に多いのが「収入が少ない」というものだと思います。   しかし、収入が上がれば貯金額が自然と増えるとは限らないかもしれません。本記事では、貯金を続けられない理由や、収入と貯金額との関係について詳しくご紹介します。

貯金が続けられない理由にはどのようなものがある?

株式会社ビズヒッツが男女500人を対象に実施した「お金が貯まらない理由に関する意識調査」によると、お金が貯まらない理由について表1のような調査結果が出ています。
 
表1

順位 お金が貯まらない理由
1位 収入が少ない 134
2位 必要な支出が多い 86
3位 計画性がない 83
4位 収入が不安定 46
5位 借金の返済がある 42
6位 物価高の影響 23
7位 急な出費が多い 22

※株式会社ビズヒッツ「お金が貯まらない理由に関する意識調査」を基に筆者作成
 
お金が貯まらない理由を「収入が少ないから」と答えている人が500人中134人もいることが分かりました。収入が入ってきても生活費でなくなってしまうので、貯金に回せる分がないと感じている人が多いようです。
 

収入が上がれば貯金額は増加するのか?

収入の少ないことが貯金できない理由であるなら、収入が上がることで貯金額は増加する可能性があるはずです。
 
しかし、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、二人以上の世帯における年収別の平均貯蓄額は表2のようになっています。
 
表2

平均 第1階級
~331万円
第2階級
331~
469万円
第3階級
469~
642万円
第4階級
642~
896万円
第5階級
896万円
年間収入 641万円 259万円 397万円 552万円 758万円 1238万円
貯蓄現在高 1901万円 1510万円 1913万円 1598万円 1669万円 2816万円

※総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」を基に筆者作成
 
例えば第1階級と第3階級では年間収入に100万円~600万円程度の差がありますが、貯蓄現在高にはそれほど大きな差はありません。また、第2階級より第4階級の方が年間収入は高いにもかかわらず、貯蓄現在高は第2階級の方が高くなっています。
 
上記より、収入が上がれば必ず貯金額も増加するというわけではないということが分かります。
 

貯金できる人との違いとは?

収入が上がっても、貯金する癖をつけなければお金を貯めることは難しいでしょう。収入が同じでも貯金できる人の特徴には、貯金する癖がついていることが挙げられます。
 
家計簿をつけて収支をしっかりと管理し、先取り貯金を取り入れて毎月決まった額を貯めていく方法を考えてみることもおすすめします。
 
「毎月決まった金額を貯金できない」「気がつけば使ってしまっている」という人は、銀行口座と連携すれば自動で口座のお金を貯金に回せる自動貯金アプリを利用するのもおすすめです。
 

収入の多さではなく「癖がついているかどうか」がポイント

貯金を続けられない理由として最も多いのが「収入が少ないから」というものです。しかし、収入の多い少ないが必ずしも貯金額に影響するわけではなく、「貯金する癖がついているか」が重要なポイントになると考えられます。
 
「収入のわりに貯金額が少ない」と悩んでいるなら、家計簿をつけたり先取り貯金を取り入れたりして、貯金する癖をつけられるよう努めましょう。
 

出典

株式会社ビズヒッツ お金が貯まらない理由に関する意識調査【PRTIMES】
総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況(18ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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