リバプール自陣ミス→痛恨失点「自分たちのせい」 ファン・ダイク苦言「負けたような気分」

■ファン・ダイク、マンU戦後のインタビューで「挽回しなければならない」

　イングランド1部リバプールは現地時間4月7日、プレミアリーグ第32節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し2-2の結果に終わった。自陣でのパスミスが失点につながる場面もあったなか、試合後にキャプテンは「また自分たちのせいだ」と厳しい言葉を並べている。

　日本代表MF遠藤航がスタメンに復帰した一戦。敵地「オールド・トラフォード」でリバプールは前半23分にFWルイス・ディアスのボレー弾で先制する。しかし後半5分、自陣でDFジャレル・クアンサーが味方へパスを試みた際にそのボールが相手MFブルーノ・フェルナンデスへ。GKクィービーン・ケレハーがエリア内から出ていたところで、フェルナンデスが放ったシュートはがら空きのゴールへ決まった。

　自陣のミスから1-1とされたなか、後半22分にも失点し勝ち越しを許す苦しい展開に。エースFWモハメド・サラーのPK弾で何とか2-2ドローに持ち込んだものの、悔しさの残るアウェー戦となった。遠藤は後半24分までプレーし、ベンチに退いている。

　英メディア「スポーツ・バイブル」は、主将DFフィジル・ファン・ダイクの試合後のコメントを伝え「マンU戦後のインタビューでチームへ苦言」と報道。試合を通して自分たちの不足部分を指摘した。

「明らかにまた自分たちのせいだ。少なくともハーフタイムには2-0になっていたはずだ。この時点で負けたような気分だ。チャンスを無駄にしたことで、相手に生命線を与えてしまった。残念ながら、個々のミスは試合中に起こるものだが、それを修正するにはまだ時間があった。焦っていたし、中盤でのボールロストやチャレンジも多かった」

　リバプールは今季、リーグ戦でユナイテッド相手に2戦ドロー。FAカップ準々決勝では延長戦の末に敗れており、3試合同じ相手に勝てていない。ファン・ダイクは「（今後の試合で）挽回しなければならない」と残すゲームへすでに焦点を当てている。

　ミスも相まって反省の色が濃くなってしまったアウェーゲーム。マンチェスター・シティ、アーセナルとの首位攻防戦を勝ち抜くためには、今後のチーム改善も必要になってくるのかもしれない。（FOOTBALL ZONE編集部）