横浜FMが2連勝、A・ロぺス&植中がゴール G大阪は4戦未勝利&今季初の複数失点に
FOOTBALL ZONE / 2024年4月10日 21時3分
■延期分の第3節を実施
横浜F・マリノスは4月10日、延期分のJ1リーグ第3節でホームにガンバ大阪を迎えた。日産スタジアムで行われた試合は2-0で横浜FMが勝利し、今季初の連勝を収めた。
横浜FMがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で勝ち上がっているため、延期された一戦。最初のビッグチャンスはアウェーチームが作る。前半4分にFW宇佐美貴史がプレスバックからボールを奪い、自陣からカウンターを仕掛ける。左サイドのMFウェルトンがパスを受け、シュートに持ち込んだがDFにブロックされた。
G大阪は13分にも中盤でボールを奪い、最後はキャプテンの宇佐美がドリブルからシュートを放ったが、GKポープ・ウィリアムが好セーブを見せて枠外に弾き出した。これで得たCKからDF中谷進之介がヘッドでゴールを狙ったが、再びポープが立ちはだかった。
速攻からチャンスを作るG大阪は、前半18分にも宇佐美のシュートでコーナーキック(CK)を獲得。相手のクリアーを拾った2次攻撃からMFネタ・ラヴィがエリア外から右足でゴールを狙ったが、ポープにキャッチされている。
なかなかチャンスを作れなかった横浜FMも前半22分、左サイドでMF天野純の浮き球のパスをFW村上悠緋が高い位置で受けてゴール前に折り返す。マイナスのパスをMF山根陸が合わせて低い弾道のシュートを放ったが、ボールは左ポストを叩いて得点にはならなかった。
少しずつフィニッシュの回数を増やしてきた横浜FMは、前半35分にもFWヤン・マテウス、FWアンデルソン・ロペスとつないだボールを天野が狙ったが、GK一森が好セーブを見せて得点を許さない。同45分にはG大阪がエリア内までボールを運び、右サイドのクロスが流れてきたところをウェルトンが決定機を得たが、右足で放ったシュートは大きく枠を外れた。
0-0のまま迎えた後半も立ち上がりはG大阪が攻め込む。後半2分にはウェルトンがゴール正面から狙ったが、DFの間を抜けたボールはGKポープがキャッチする。同7分には宇佐美がエリア外から左足でグラウンダーのシュートを放ったが、これもGKポープがしっかりと抑えた。
後半8分に試合を動かしたのは横浜FMだった。前半をシュートゼロに抑え込まれたアンデルソン・ロペスがエリア内で山根からのパスを受ける。中谷を背負いながら左足でボールを収めると、反転して左足でシュート。GK一森も反応したが、シュートはゴール左に決まり、横浜FMが先制した。
先手を取った横浜FMは、FW植中朝日とFW宮市亮を投入する。同11分には右サイドからヤン・マテウスが入れたクロスを宮市がヘッドで折り返す。これを植中がフリーでシュートしたが、ボールの勢いが足らずにGK一森に防がれた。
G大阪も後半17分に途中出場したMF食野亮太郎がファウルを受け、フリーキックを得る。宇佐美が縦に流したボールをウェルトンが受け、右からゴール前にクロスを入れてDF三浦弦太がゴールに押し込む。サインプレーが決まったかと思われたが、三浦がオフサイドポジションにいたため、得点は認められなかった。
1点を追うG大阪は、後半20分にも宇佐美がウェルトンとワンツーを交わし、左サイドからゴールを狙ったが、ボールはわずかに左に逸れて行き、得点できなかった。同24分にも宇佐美のパスをエリア内で受けた食野がシュートを放ったが、DFにブロックされる。さらに同30分にも速攻からウェルトンが左サイドから仕掛けてエリア内でゴールを狙ったが、シュートはクロスバーをわずかに越えた。
シュート数では圧倒するG大阪だが、最後の精度を欠く。後半35分には宇佐美からパスを受けたFWイッサム・ジェバリが決定機を得るが、シュートは大きく枠を越え、宇佐美は天を仰いて倒れこんだ。
勝利を決定付けたい横浜FMは、後半アディショナルタイム8分に途中出場の植中がゴールを決めた。このまま2-0で横浜FMが勝利。G大阪はリーグ戦3試合連続ノーゴールでの敗戦となった。(河合 拓 / Taku Kawai)
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