J1序盤戦、走力データに注目 昨季もトップの26歳MFが最多距離…スピード王に名乗りを上げた快速FWは?
FOOTBALL ZONE / 2024年5月2日 12時10分
■走力データに注目
今年2月に開幕したJ1リーグは序盤戦の10節を終了した。昇格組のFC町田ゼルビアが奮闘し、サンフレッチェ広島、セレッソ大阪が強さを発揮して上位につけているなか、今回は選手たちの走力のデータに注目する。
今季リーグ戦10試合を終えて、最も総走行距離が長いのはサガン鳥栖のMF河原創で129.6kmだった。河原は昨季、438.6kmの総走行距離を記録してリーグトップに輝いていたなか、今季もその走力をいかんなく発揮。1試合あたりの走行距離は12kmを越える唯一の選手だ。
河原に次いだのはジュビロ磐田MF上原力也で119.6km、浦和レッズの新加入MFサミュエル・グスタフソンで118.9kmと続いている。
そして、開幕10戦を終えてスピード王の候補に名乗りを上げたのは鹿島アントラーズのMF藤井智也で35.4km/hを記録した。35km/hを越えた選手は名古屋グランパスのFW永井謙佑、鳥栖DF原田亘(いずれも35km/h)と藤井の3選手のみとなっている。
スプリント数ではアビスパ福岡のFW岩崎悠人が238回でトップに立った。1試合平均で見ても20回以上を越えるスプリントで攻守に貢献。合計のスプリント数が200回を超えた選手は、京都サンガF.C.のDF福田心之助(224回)と、湘南ベルマーレFWルキアン(221回)と岩崎の3選手に。チームのスタイルが選手にも色濃く反映される結果となった。
今季のJ1では磐田のFWジャーメイン良が10戦10発と存在感を示しており、ゴールやアシストをする選手に注目が集まるなか、“走力”でチームを支える選手たちの熱いプレーにも注目だ。(FOOTBALL ZONE編集部)
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